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    <title>Migdal: 想像地図の人 (珍百景とウラマヨに出た人)</title>
    <description>The latest articles on Migdal by 想像地図の人 (珍百景とウラマヨに出た人) (@koridentetsu).</description>
    <link>https://migdal.jp/koridentetsu</link>
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      <title>Migdal: 想像地図の人 (珍百景とウラマヨに出た人)</title>
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    <language>en</language>
    <item>
      <title>更紗語で動詞から形容詞を派生させる語尾</title>
      <dc:creator>想像地図の人 (珍百景とウラマヨに出た人)</dc:creator>
      <pubDate>Sun, 15 Feb 2026 00:13:19 +0000</pubDate>
      <link>https://migdal.jp/koridentetsu/%E6%9B%B4%E7%B4%97%E8%AA%9E%E3%81%A7%E5%8B%95%E8%A9%9E%E3%81%8B%E3%82%89%E5%BD%A2%E5%AE%B9%E8%A9%9E%E3%82%92%E6%B4%BE%E7%94%9F%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E8%AA%9E%E5%B0%BE-42c2</link>
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      <description>&lt;p&gt;※この文章はMigdalとNoteの2ヶ所に投稿しています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;日本語には、このように動詞から派生してできる形容詞があります。&lt;/p&gt;

&lt;blockquote&gt;
&lt;p&gt;急ぐ：忙しい&lt;br&gt;
騒ぐ：騒がしい&lt;br&gt;
痛む：痛ましい&lt;br&gt;
悩む：悩ましい&lt;br&gt;
浅む：浅ましい&lt;br&gt;
病む：やましい&lt;br&gt;
疑う：疑わしい&lt;/p&gt;
&lt;/blockquote&gt;

&lt;p&gt;すなわち、五段動詞の語幹末の子音に「-aしい」という語尾が結合することで形容詞の派生語ができていることが分かります。&lt;br&gt;
しかし、「頼む」の場合はどうでしょうか。&lt;br&gt;
上記からは「&lt;strong&gt;頼ましい&lt;/strong&gt;」という形が予測できそうですが、実際には「&lt;strong&gt;頼もしい&lt;/strong&gt;」となります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;現代語では「好む」「喜ぶ」に対応しているのは「好ましい」「喜ばしい」ですが、古語では「好もしい」「喜ぼしい」でした。&lt;br&gt;
また、「恐れる」(古語では「恐る」)に対応するのは「恐ろしい」です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;つまり、「-aしい」となるのが原則だが、一部の動詞では「-oしい」になるわけです。&lt;br&gt;
この違いは何でしょうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;1つ共通点として明らかに分かることとしては、「-oしい」になる動詞は、全てオ段音を含んでいます。しかし、「急ぐ」が「忙しい」になることを考えると、オ段音を含む動詞なら「-oしい」になるという単純な図式ではないことがわかります。&lt;/p&gt;

&lt;h2&gt;
  
  
  上代特殊仮名遣いまで考えると
&lt;/h2&gt;

&lt;p&gt;もう少し詳しく見てみると、これには上代特殊仮名遣いが関係しているように見えます。&lt;/p&gt;

&lt;blockquote&gt;
&lt;p&gt;いそ₁ぐ：いそ₁がし&lt;br&gt;
たの₂む：たの₂もし&lt;br&gt;
こ₂の₂む：こ₂の₂もし&lt;br&gt;
よ₂ろ₂こ₂ぶ：よ₂ろ₂こ₂ぼし&lt;br&gt;
おそ₂る：おそ₂ろ₂し&lt;/p&gt;
&lt;/blockquote&gt;

&lt;p&gt;と、このようにオ段乙を含む場合は「-oしい」となり、そうでなければ「-aしい」となることがはっきり分かります。もっと言えば、əとaは1語根内に共存しない傾向が強いという有坂池上法則を反映したものでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なお、「たの₂む」はそれ自体が有坂池上法則に違反しているように見えますが、「手・のむ」の複合語なので「1語根」でないと考えれば違反ではないと見ることができるようです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ただし、「狂う：狂おし」だけはこの法則に当てはまらないようです。&lt;/p&gt;

&lt;h2&gt;
  
  
  これを考えて何がしたいのか
&lt;/h2&gt;

&lt;p&gt;想像地図の人は更紗語という架空言語を作っています。これは、&lt;a href="https://migdal.jp/koridentetsu/%E6%83%B3%E5%83%8F%E5%9C%B0%E5%9B%B3%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%A8%80%E8%AA%9E%E5%89%B5%E4%BD%9C%E8%AB%96-2icg"&gt;想像地図世界で話されているという設定&lt;/a&gt;の言語です。この言語に関して、自然言語のような複雑性を持っていなければならないと考えています。そのため、前述したように動詞から形容詞が派生する語尾が、単純に1種類というスッキリしたものではなく、日本語と同じように不規則さを持ち、かつそれが「一見すると理由が分からないが、古代のことまで考えると理由が分かる法則が隠されている」というものであるべきだと考えています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;というわけで更紗語では以下のように設定する方向で考えました。&lt;/p&gt;

&lt;blockquote&gt;
&lt;p&gt;&lt;a href="https://sarasa.miraheze.org/wiki/Urusine"&gt;urusine&lt;/a&gt;(苦しむ)：urusinyai(苦しい)&lt;br&gt;
&lt;a href="https://sarasa.miraheze.org/wiki/Nate"&gt;nate&lt;/a&gt;(住む)：natyai(住みよい)&lt;br&gt;
&lt;a href="https://sarasa.miraheze.org/wiki/Kyenyesine"&gt;kyenyesine&lt;/a&gt;(楽しむ)：kyenyesinyei(楽しい) ※現代ではkyenyesinyai&lt;/p&gt;
&lt;/blockquote&gt;

&lt;p&gt;というように、語幹末に-yaiがつくのを原則としつつ、語幹側にeを含む場合は-yeiがつくとしました。&lt;br&gt;
なお、更紗語のeは[e]ではなく[ə]です。&lt;br&gt;
古代では更紗語の母音は[a][i][ə][u][e][o]の6個だったものの、後に[e]が[ə]に合流して今は5個になっています。ここで、現代で[ə]になっているもののうち、古代から[ə]だったものを含む動詞では-yeiが接続するが、古代では[e]だったものを含む場合は-yaiが接続する、というルールにしておけば、日本語と同様の複雑さと不規則性をもちつつ、「一見すると理由が分からないが、古代のことまで考えると理由が分かる法則が隠されている」というものにすることができます。&lt;/p&gt;

</description>
      <category>人工言語</category>
      <category>更紗語</category>
    </item>
    <item>
      <title>想像地図の人工言語創作論</title>
      <dc:creator>想像地図の人 (珍百景とウラマヨに出た人)</dc:creator>
      <pubDate>Fri, 28 Jun 2024 13:49:34 +0000</pubDate>
      <link>https://migdal.jp/koridentetsu/%E6%83%B3%E5%83%8F%E5%9C%B0%E5%9B%B3%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%A8%80%E8%AA%9E%E5%89%B5%E4%BD%9C%E8%AB%96-2icg</link>
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      <description>&lt;p&gt;皆様の記事を見て想像地図の人も「なぜ言語を作るのか」について書いてみようと思います。&lt;/p&gt;

&lt;h2&gt;
  
  
  想像地図
&lt;/h2&gt;

&lt;p&gt;既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、想像地図の人は2003年から「&lt;a href="https://souzoumap.menhera.io/"&gt;想像地図&lt;/a&gt;」という創作活動を行っています。これは架空の土地の地図を描くことを趣旨とした創作活動です。架空の地図と言っても、指輪物語のような世界観ではなく、地球の文明と同程度の文明を想定していて、道路と鉄道を中心とした地図になります。&lt;br&gt;
&lt;a href="https://migdal.jp/uploads/articles/16aqsbj4x6q8bv9j0g7c.png" class="article-body-image-wrapper"&gt;&lt;img src="https://migdal.jp/uploads/articles/16aqsbj4x6q8bv9j0g7c.png" alt="想像地図の一部" width="1443" height="1402"&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;h2&gt;
  
  
  想定している世界観
&lt;/h2&gt;

&lt;p&gt;小学生の頃から「一つの地図の描画範囲をどこまでも広げ続ける」という方法で想像地図を描き続けています。描き始めた頃は、そんなに難しいことは考えていませんでしたので、「日本のどこかにある架空の街」くらいのイメージで地図を描いていました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、地図の描画範囲がどんどん広がるに従って、大きくなりすぎて「この架空地域が日本のどこかにある」と想像するのは難しくなりました。というか、明らかに「日本のどこかにその土地がある」と想定すると矛盾点が出てきます。そこで、明確に「架空の星にある『&lt;a href="https://tanukipedia.miraheze.org/wiki/%E5%9F%8E%E6%A0%84%E5%9B%BD"&gt;城栄国&lt;/a&gt;』という国」だという設定世界観を定めました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;地図上に既に「&lt;a href="https://tanukipedia.miraheze.org/wiki/JR_(%E5%9F%8E%E6%A0%84%E5%9B%BD)"&gt;JR&lt;/a&gt;」が存在していましたから、国名の頭文字は「J」である必要がありました。「城栄」という国名になったメタ的な理由の一つはこれです(ただしあくまでもこれは、複数ある理由の内の一つです)。&lt;/p&gt;

&lt;h2&gt;
  
  
  架空の星という設定になってから
&lt;/h2&gt;

&lt;p&gt;架空の星という世界観で地図を描くことになりましたが、今度は思わぬ指摘をした人が居ました。それは「どうして架空の星なのに日本語が通じるのか」という疑問です。確かに一理あります。想像地図上の地名は、日本語(漢字)で書かれていますからね。&lt;br&gt;
しかし、この質問が出たとき、想像地図はかなりの所まで描画が進んでいて、全てを1から作り直すことは現実的に不可能でした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこで出てきた解釈が「想像地図世界では日本語とは違う&lt;a href="https://tanukipedia.miraheze.org/wiki/%E6%9B%B4%E7%B4%97%E8%AA%9E"&gt;更紗語&lt;/a&gt;という言語が使われている。しかし、地名も含めて日本語に訳したのが、わたしの描いている想像地図である」という解釈です。例えば「&lt;a href="https://tanukipedia.miraheze.org/wiki/%E8%B5%A4%E6%9D%BE%E5%B8%82"&gt;赤松市&lt;/a&gt;」という都市名は、向こうの言葉で red pine を意味する地名を日本語に意訳したものだと考えるわけです。&lt;br&gt;
この解釈であれば、あくまでも地図は日本語に訳しただけですから、「架空の星なのに日本語が通じる」という不自然さは解決が可能です。&lt;/p&gt;

&lt;h2&gt;
  
  
  ではその現地の言葉とは具体的にどのようなものなのか?
&lt;/h2&gt;

&lt;p&gt;しかし、翻訳前の地名がどのようなものであると考えたとき、必ずしも全てが「日本語に"意訳"した」と考えるのは無理がありました。例えば「赤松」であれば赤い松という意味の地名を意訳したのだろうな、と考えることができます。しかし、「&lt;a href="https://tanukipedia.miraheze.org/wiki/%E8%93%AE%E9%96%93%E9%A7%85"&gt;蓮間&lt;/a&gt;」や「&lt;a href="https://tanukipedia.miraheze.org/wiki/%E9%99%8D%E4%BA%95%E5%B1%8B%E9%A7%85"&gt;降井屋&lt;/a&gt;」や「&lt;a href="https://tanukipedia.miraheze.org/wiki/%E9%98%BF%E7%86%8A%E9%A7%85"&gt;阿熊&lt;/a&gt;」ではどうでしょうか。無理矢理「意訳」だと考えることもできなくはないのかもしれませんが、大都会のど真ん中にある地下鉄の駅の名前が「クマにおもねる」という意味なのも変な話です。そこで、全てを更紗語と意訳と考えるのではなく、音訳も存在すると考えることにしました。阿熊は、更紗語で「アグマ」のように発音する地名を音訳したものだと考えることにしたわけです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;実際にはもう少し複雑な話もありますが、簡単に言うと更紗語の造語は、このように「想像地図の地名に合うように造語しないといけない」という縛りが存在します。名詞も動詞も、想像地図の地名を説明できるように造語する必要があります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ということは、更紗語の創作は、断片的な資料から言語を組み立てていく、言オリや祖語再構のような作業と言うことになるわけです。&lt;/p&gt;

</description>
      <category>人工言語</category>
      <category>創作論</category>
      <category>想像地図</category>
      <category>更紗語</category>
    </item>
    <item>
      <title>更紗語の古代の母音組織はどのようなものであったと設定するべきなのか</title>
      <dc:creator>想像地図の人 (珍百景とウラマヨに出た人)</dc:creator>
      <pubDate>Thu, 22 Dec 2022 13:00:58 +0000</pubDate>
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      <description>&lt;h2&gt;
  
  
  現代更紗語の母音
&lt;/h2&gt;

&lt;p&gt;既に何度もツイートしているからそれなりに浸透している可能性があるが、更紗語の母音は5母音で a, i, ə, u, o の5種類である。&lt;br&gt;
現代更紗語には、日本語で言う「え」の発音がなく、その代わりに中舌中央母音が存在するため、ラテン文字に転写する場合に中舌中央母音を e で転写する。ただし、今回の話題ではその表記を行うと混乱の元になるので、ə に統一することにする。&lt;br&gt;
また、 u に関しても、ロシア語の У のようにしっかりと円唇で発音する母音であり、日本語東京方言の非円唇気味の「う」とは異なる発音である。&lt;/p&gt;

&lt;h2&gt;
  
  
  更紗祖語の母音
&lt;/h2&gt;

&lt;p&gt;更紗祖語の時代には、前述した5母音に加えて、e(日本語で言う「え」の音)があり、a, i, ə, u, o, e 全部で6種類の母音が存在したと想定している。&lt;br&gt;
これが後の時代に、一部はiに、一部はəに合流したことによって、5母音になった。&lt;br&gt;
また、oについては、その一部がuに変化したので、結果としてoは更紗語の5母音の中で最少の登場頻度となった、とも想定している。&lt;br&gt;
なお、二重母音のaiとiaはeを経てəになり、auとuaはどちらもoになった。&lt;/p&gt;

&lt;h2&gt;
  
  
  拗音に関して
&lt;/h2&gt;

&lt;p&gt;更紗語には合拗音と開拗音が存在する。すなわち、更紗語は ma と mʷa と mʲa の如く、円唇化や口蓋化の有無による音韻対立がある。そしてこの音は動詞の活用語尾にも現れてくるあたり、更紗語が相当古い時代から持っていた性質だと考えた方が良さそうである。&lt;br&gt;
動詞の活用について突き詰めて考えていくと、更紗祖語の時代で既に拗音をもっていたと考えた方が矛盾が少ないのである。&lt;/p&gt;

&lt;h2&gt;
  
  
  先更紗祖語の母音
&lt;/h2&gt;

&lt;p&gt;更紗祖語の時点で既に拗音を持っていたという設定を合理的に説明しようと思えば、更紗祖語のもう1つ前の祖語(仮にここでは「先更紗祖語」と呼ぶことにする)はどのような母音組織だったと考えるのが良いだろうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ここでヒントになりそうなのが、古代教会スラブ語である。&lt;br&gt;
キリル文字には硬音符号Ъと軟音符号Ьがあるが、これらは元々(uやiとは異なる)母音を表す文字だったようである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;更紗語も、「後に子音を円唇化させて自分自身は消えた母音」「後に子音を口蓋化させて自分自身は消えた母音」があったと想定する、というのはどうだろうか。ただし、それらはuやi自身とは異なる母音と設定する必要がある。例えば、以下のように設定すると上手く説明ができるようになるかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;(先更紗祖語)→(更紗祖語)→(更紗語)&lt;br&gt;
a → a → a&lt;br&gt;
ɪ → i → i&lt;br&gt;
ə → ə → ə&lt;br&gt;
ɯ~ʊ → u → u&lt;br&gt;
au~o → o → 一部がoに、一部がuに合流&lt;br&gt;
aɪ~e → e → 一部がəに、一部がiに合流&lt;br&gt;
i → ʲ → ʲ&lt;br&gt;
u → ʷ → ʷ&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;※更紗祖語の時点における二重母音は、先更紗祖語では間に何らかの子音が挟まっていたと考える。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;現代更紗語は5母音、更紗祖語は6母音、そして先更紗祖語は8母音という仮説ができた。&lt;br&gt;
もしかすると、他の再構体系もありうるかもしれない。それは今後の課題としよう。&lt;/p&gt;

</description>
      <category>人工言語</category>
      <category>更紗語</category>
      <category>架空言語</category>
      <category>想像地図</category>
    </item>
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