Migdal

元記事: リパライン語の「名前感覚」

たたむ
 
halka_ffez profile image
佐藤陽花 • 編集済

これ、方言の違いによる命名感覚の差異とかはあるのだろうか(きになる)

(by Xelken jerl tarl xerulafa 1)


  1. 洞窟 xelken 理語名 

たたむ
 
sashimiwiki profile image
Fafs F. Sashimi • 編集済

同じリパラオネ人にも、ヴェフィス系やフラッドシャー系、ラネーメ系、リナエスト系、そしてもちろんXelken系など様々な民族・社会の系統があり、それぞれ命名感覚は結構違うと思いますね。今回記事で紹介したのは、ユナ系という最も一般的なものになります。
ヴェフィス系だと、叙事詩尊重の意識が非常に強く神話型を避ける傾向があって、一般名詞派生型が普通です(そもそも、スキュリオーティエ叙事詩の英雄であるユフィアという名前も yfiet 「リズム」という名詞から派生したヴェフィス語名です)。フラッドシャー系は、神族の名前を付けることが多いようで一般名詞派生型が殆どなくヴェフィス系と対称的な傾向を持ちます(連邦国民党アルティ・ヴェルガン・レシルなど)。
リナエスト系、ラネーメ系リパラオネ人だと元々の民族の言語から単語を持ってきて、一般名詞派生型の形式で派生することがよくあります(連邦憲法裁判所裁判官ハースチウスナ・ヴィール・リカリア、キャスカ・ナモイユなど)。Xelken系はXelken自体がADLPの派閥だったこともあり、聖名を重視しているところがあるかも知れません(ウェールフープ科学者シェルケン・スカーナなど)。
デュイン方言の話者に関しては、民族が多様でデュイン方言を母語として話している者というのが少ないので原住民系の名前を持っていることが多いです(デュイン総合府行政長官ユルティンギ・ティーラヒータ・ウィーッラナ・リーナ・ブツィニルなど)、一方でリパラオネ化された原住民系名を持っている人も居ます(連邦憲法裁判所裁判官リツィルティーニ・バーチ、ファルトクノア共和国環境庁特殊調査官リツィーティーニ・グスタフ・アルテアなど)。デュインの移民リパラオネ人に関しては、どうやら本土の命名感覚とそこまで乖離は無いようです(連邦特別警察庁所長レシェール・クラディア、連邦特別警察研究所主任ヴァレス・ゲーンなど)。