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[kot|コト語] #2 基本文法編

はじめに

saqol (こんにちは) !
木綿豆腐です。この記事はkot (コト語) の解説記事の第二弾です。この記事ではこのサイトの「文法(セクション1)」の内容を解説します。


基本文法

基本語順はTVSOC/VSO₂O₁C
(O₁は直接目的語、O₂は間接目的語。)
修飾は後置修飾。

コピュラ文

コピュラ文を作るには、コピュラ動詞「def」を動詞に用いる。

def tel ousl lorts.(リンゴは赤い。)
def tel kelsek lenam tyrsal.(彼は良い人だ。)

2つ目の文は下記のような構造になっている。
V{def(コピュラ動詞)} tel(主格冠詞)-S{kelsek(彼)} C{lenam(人)←tyrsal(良い)}

否定文

否定文を作るには、否定の助動詞「ne」を動詞の直前に入れる。

ne def tel port eksal kstok.(悪いことは多くない→悪いことばかりじゃない)
ne def tel ousl kuist lorts.(このリンゴは赤くない。)

主題を用いた文

主題格の冠詞を用いて主題を作る。

tuis sest def tel kast kyes.(私は脚が長い。)

この文は下記のような構造になっている。
tuis-T{sest(私)-は} V{def(コピュラ動詞)} tel(主格冠詞)-S{kast(脚)} C{kyes(長い)}

基本的な文法です。主にコピュラ文の書き方になっています。否定文の1つ目のように、言い換えを使うことで簡単な言い回しにすることができることがあります。


一般的な時制

時制の中でも特に一般的なものを挙げる。

現在形

純粋現在形

現在の状態、事実を述べる際に用いる。冠詞、語順に気をつけて文を作る。

arst tel sest tes ousl. (私はりんごを食べる。)
tlilas tel sest sas kârs. (私はここを走る。)

現在進行形

現在行われている行動を示す。動詞を現在分詞にする。

bonšrs tel uird. (木が燃えている。)
tlilasrs tel sest sas kârs. (私はここを走っている。)

過去形

純粋過去形

過去の状態、事実、動作を述べる際に用いる。動詞を過去形にする。

blrek tel sqit.(風が吹いた。)
fuirsek tel ousl.(リンゴが落ちた。)

過去進行形

過去に起きていた動作を示す。動詞を過去分詞にする。

frenk tel sest tes xest.(私はそれをしていた。)
seisalenk tel sest tes arstos.(私は料理を作っていた。)

未来形

断定未来形

今後のいつかに動作や状態が始まることを表す。
動詞を前置詞「ot」を用いた節で修飾することで時間を明示することができる。
動詞を未来形にする。副詞daqasを用いることで、動作が起きることを強調する。

deigom ot srst tend tel sest tes kelsek.(私は明日彼を殴る。)
gemasom daqas tel sest ousl.(私は(この先)必ずリンゴを作る。)

基本的に用いられる時制です。この時制を使えばある程度の会話は成立します。


文節構文

名詞的節

格冠詞の後に 述語+os を含みpesで終わる節を差し込むことで、その文節が名詞として扱われる。
補語には格冠詞がないので読解の際は気をつけること。

def tel arstos tes ousl pes xas.(りんごを食べるのは良い。)

修飾語的節

名詞/動詞の後にtlasから始まり述語を含む節を差し込むことで、名詞/動詞を詳しく修飾する。
名詞を修飾する場合は形容詞的節、動詞を修飾する場合は副詞的節として分類される場合もある。

lenam tlas arst tes ousl (りんごを食べる人)

英語でいう関係代名詞とかit ~ to ...みたいなものです。あちらよりは楽だと思います。


推測

推測の助動詞を用いる。程度によって使い分けること。

las freis tel esrk tes xest.(彼はそれをしていたかもしれない。)

注記

ここでの訳に使われている「かもしれない」は便宜上の訳であるため、正確な訳ではないことに注意せよ(訳される場合はを用いるか、「~可能性がある/高い」などを用いることが多い)。

注記が結構大事です。この文は使う頻度もそれなりにあると思ういます。


ここまでの文法で書ける例文

スポイラーで意味を隠しておきましたので、気が向いたら単語をZpdicで調べながら意味を推測してみてください。

def tel aimlik tlouśa xas.(アメリカはいい国だ。)
def tel lenam kuist lenam arstenb tes mels.(この人は肉を食べていた人だ。)
(言い換え)arstek tel kuist lenam tes mels.(この人は肉を食べていた。)
fr kanst tel sest tes xest.(私はそれをこのようにする。)
fr qaset tel esrkal tes xest?(あなたはこれをどのようにするか?)
den frenk tel sest tes xest.(私はそれをしていただろう。)

おわりに

以上でコト語第2回、基本文法編を終わりにします。次の記事も早く上げたいのですが、実はセクション2からは作り途中なんです。怠惰。なので、次のセクションを作ってからまとめて解説、もしくは一つ一つ別に解説するかもしれません。どちらにせよ、次回もぜひお待ちください。

それでは!
daxesl (さようなら) !

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