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ポタティリンターネ
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リンタの構想(旧版)

 注意:以下は2023年3月のガラリ以前の情報であるため、現在と異なる場合があります。

 

 ふと「Akrantiainのコードを載せる前に、まずリンタ全体の話をしたほうが良かったかな」と思い、リンタの構想について纏めることにしました。自分語りが多めなのでご注意ください。
 
 

大まかな分類

 
 芸術言語です。普及を目指しておらず、個人的な楽しみのために制作しているので、個人言語にも当てはまりそうです。また、理由づけもなく他言語から単語を借用している、アポステリオリ言語です。
 
 

制作の経緯

 
 まず、私が「人工言語」に興味を抱いたのは、3年ほど前に観た『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』がきっかけです。エンヤの歌う "May It Be" のサビに出てくる、"Mornie Utúlie" というフレーズの美しい語感に心を打たれ、クウェンヤについて調べました。その後、クウェンヤを学ぼうとしましたが、まとまった教材が手に入らなかったうえ、発音がべらぼうに難しかったため、結局「テングワール」の一語すら発音できないうちに挫折しました。ダメダメですね。
 
 その後、性懲りもなく色々な人工言語に広く浅くふれるうち、「自分も言語を作りたい」という思いが強まり、リンタ制作を志すに至りました。そういうわけで、幼少期の言葉遊びを別にすれば、リンタは私が初めて作る言語です。
 
 

文法的な特徴

 
 SVO, NA語順、対格言語で、膠着語に近い屈折語です。四つの名詞クラス(女性・中性・男性・用名詞)を持ち、主語の人称に応じて述語が活用することが特徴です。

 察しのついている方がいらっしゃるかもしれませんが、リンタはラテン語をモチーフにしています。そもそも、リンタ(Linta)という言語名じたい、じつはラテン語(Latin)のアナグラムです。クウェンヤから入ったのに、やっぱりラテン語が好きなんです。
 
 

目標

 
 漠然としていますが、「語彙・文法ともに、最低限の実用に耐えうるようにすること」が長期の目標です。そのうえで、やや具体的な目標が四つあります。

  • 自分が話せる程度に、エキゾチックな発音にすること。
  • 相や時制に関する表現を整えること。
  • 句や節の表現を整え、修飾関係を誤解なく伝えられるようにすること。
  • のちのち造語しやすいよう、接辞を増やすこと。

 当面の目標は、『不思議の国のアリス』の冒頭を訳すことと、ZpDICの単語数を1,000語に到達させることです。

 どうぞ温かい目で見守って下さい。

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