Espelarg語【第10回人工言語コンペ】

お題

邪神、悪魔、亡霊、悪鬼…この世に存在する邪悪な者たち。
その邪悪な存在と交信し、召喚するのに使われるのはある特別な言語。
さて、それはどんな言語でしょうか？邪悪な存在に関する神話や伝説の体系と、交信や呪文に使われる言語を作り解説してください。
ただし、もし「本物」を召喚してしまった場合は自己責任となりますのでご注意を…

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目次

使用する文字
文法
邪悪な存在（悪魔）について
語句

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使用する文字

アルファベット26文字を使用する。
また、espelarg語において文を発音する必要はない。頭の中で呪文を唱える、もしくは紙に書きそれを食わせることで呪文を詠唱する。

＜母音＞
a, e, i, o, u

＜子音＞
b, d, g, j, v, z
c, k, q, x
f, h
l, r
n, m
p
s
t
w
y

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文法

語順はXVOXVである。このとき、Xとは召喚や使役など文の意味によって変わる品詞である。文法詞と呼ばれている。詳細は語句を参照。

Ex) 高等悪魔（Eiqlamaitos）の召喚呪文

Qallate espelarg Eiqlamaitos arn de espelarg

Qallate：召喚の際に使われる特定の言葉
esperarg：（動詞）を召喚する
Eiqlamaitos：（名詞）悪魔。Eiqlamaitos。詳細は下記参照
arn de：召喚の際に使われる特定の言葉

　

Ex) Fignistの使役呪文（りんごを生成してほしい時）

Magilatte apolsarg Figlia rax ou apolsarg

Fignist：（名詞）悪魔。Fignist。詳細は下記参照
Magilatte：召喚の際に使われる特定の言葉
apolsarg：（動詞）を生成する
Figlia：（名詞）りんご
rax ou ：召喚の際に使われる特定の言葉

例文の通り、文中に動詞が二つあることが特徴である。これは儀式の際に何を行うのかを明確にするためである。

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邪悪な存在（悪魔）について

悪魔には高等悪魔、中等悪魔、下等悪魔の三種類が存在している。

Eiqlamaitos

唯一の高等悪魔。この名前は高等悪魔の名前でありその存在の固有名詞でもある。
現実世界ではない別の世界に存在しており、現実世界に顕現させるためにはその生体情報をコピーする必要がある（いわゆるDNAのコピー）。それにより召喚するごとに数が増えていく。
召喚した者が用意した贄（たいていは数人の人間）を犠牲として命令を一度だけ遂行する。その後は召喚した者を食い殺す。
自分から消滅することはなく、食い殺した後は従える者が居ないため暴虐の限りを尽くす。消滅させるにはまた別のEiqlamaitosを召喚し、殺しを依頼するしかない。

その光景に、私は、恐怖とやるせない感情が心を支配したのです。黒いバケモノ達が家々を食いつくしていたそれは、どんな災害よりも恐ろしいものでした。
「Nelesの提言 - 神典Arlsifma 日本語訳」より

かくして月は壊されたのです。大幅に増えてゆく黒いバケモノ——Eiqlamaitosは、その全てを壊してしまったのです。
「第五章 壊れた月 - 神典Arlsifma 日本語訳」より

Fignist

中等悪魔の中でも有名な存在。
Eiqlamaitosと同じく現実世界ではない別の世界に存在しており、現実世界に顕現させるためにはその生体情報をコピーする必要がある（いわゆるDNAのコピー）。
召喚した者が用意した贄（主に血液）を消費して命令を遂行する。その後は消滅する。

Isteglidge

下等悪魔の中でも有名な存在。
Fignist、Eiqlamaitosと同じく現実世界ではない別の世界に存在しており、現実世界に顕現させるためにはその生体情報をコピーする必要がある（いわゆるDNAのコピー）。
高等悪魔、中等悪魔とは異なり贄を用意する必要がない。必ず召喚者の命令に従う。

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語句