トギス語の語順は英語と同じSVOで、主語・動詞・目的語の順番で単語を並べます。例えば「私はカレーを食べる」であれば、
Wat sik á curry(wat→私は、sik á→食べる、curry→カレーを)
となります。
また、この文で動詞に対応する「sik á」のうち、「食べる」という意味を表すのは「sik」のみで、残りの「á」は前の言葉が動詞であることを表す、いわば冠詞のようなものです。
この言語では動詞の活用が一切無いので、代わりに「á」が活用し、否定や時制などを表します。
例えば、前の文を「私はカレーを食べない」という否定の文にしたいのであれば:
Wat sik ãn curry
のように「á」を「ãn」に変えます。
同じように、「私はカレーを食べた」という過去の文にしたいときは:
Wat sik kwá curry
のように「á」の前に「kw」を置き、
否定も:
Wat sik kwãn curry
と、同じように「ãn」の前に「kw」を置いて表します。
この活用を表にすると以下のようになります:
肯定 | 否定 | |
---|---|---|
現在 | á | ãn |
過去 | kwá | kwãn |
未来 | má | mãn |
また、疑問はより単純で、語尾に「é」を置くことで表します。
「あなたはカレーを食べましたか?」であれば:
Awt sik á curry é?(awt→あなた)
と、表せます。
否定の文も同じように表します:
Awt sik ãn curry é?(「あなたはカレーを食べていませんか?」)
また、「~だよね?」のような軽い疑問は「e」を置くことでも表せます:
Awt sik á curry e?(「カレー食べるよね?」)
ご精読ありがとうございました。
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音韻知りたい