Du goya dá! (こんにちは!) 今回はエスルーデャ語の形容詞の解説をします。これが終わればやっとエスルーデャ語での簡単な文が書けるようになります!
形容詞の構造
エスルーデャ語の形容詞の構造は例外を除いて、基本的に語幹+形容詞語尾で構成されています。そして形容詞語尾は5種類存在し、相によって意味が分かれています。
準備 | 起動 | 進行 | 習慣 | 完了 |
---|---|---|---|---|
-ri | -voi | -ui | -ai | -yoi |
例) da-k-(褒める) + ri > dari(憧れている)
da-k- + ai > dai(良い)
da-k- + yoi > dayoi(衰退した)
活用
形容詞の活用は、名詞修飾形・動詞修飾形・形容詞修飾形の3つの活用形が存在し、語末の i を変形する、活用語尾をつけるなどの方法で活用します。
名詞修飾形...名詞の修飾をするとき、その名詞の人称・数に合わせて活用します。
例) dai(良い)
単数 | 同一複数 | 多様複数 | 群複数 | 双数 | |
---|---|---|---|---|---|
私 | dai | ∅ | dam | dáye | damárt |
あなた | dá | ∅ | dam | dáye | dameirt |
彼(女) | dá | ∅ | dam | dáye | damourt |
これ | dai | dagh | dábir | dáyo | damírat |
動詞修飾形...動詞を修飾するとき、その動詞の活用形に合わせて活用します。
- | 私を | あなたを | 彼(女)を | これを | |
---|---|---|---|---|---|
- | dáno | dáno | dáno | dáno | dáno |
私は | daine | dau | dáke | dai | dai |
あなたは | daina | dau | dáka | dai | dai |
彼(女)は | dainu | dázi | dáku | dáya | dai |
これは | dain | dázi | dak | dáya | dai |
形容詞修飾形...形容詞を修飾するとき、その形容詞が修飾している名詞の人称・数に合わせて活用し、動詞を修飾している場合はその文の主語の人称・数に合わせます。
単数 | 同一複数 | 多様複数 | 群複数 | 双数 | |
---|---|---|---|---|---|
私 | datán | ∅ | datsáf | dámi | dakárt |
あなた | dátin | ∅ | dátsif | dámi | dakírt |
彼(女) | datú | ∅ | davú | dam | dakúrt |
これ | dáte | dahá | dáv | dam | dakourit |
なお、語幹の最後の音節に二重母音を含む場合は、語幹の母音を長母音にする活用の際は二重母音のままにする。
語順
形容詞は基本的に後置修飾の形式をとります。
koa sawi 熱い水(お湯)
ehöt baurbir 少ないプレゼント
Söm fwázi útbík pa. あのお花畑は美しいです。
Arai dai ubatú hu artam yámat. 彼女は日本語を本当にうまく話す。
しかし、一部前置修飾で活用がない形容詞もあります。
viö krewöt すべての人
ská aukat 明日の授業
形容詞の名詞化
形容詞は3種類の形に名詞化します。それぞれ第一・第二・第三名詞化と呼び、意味はこのようになります。
第一名詞化...「~であること」形容詞の概念、意味自体の名詞化。
第二名詞化...「~なもの」形容詞の意味に沿った物体及び存在の名詞化。
第三名詞化...「~さ」形容詞の規模感や程度の名詞化。
そして、名詞化した形容詞の格変化は、普通名詞のそれとは異なり、3種類それぞれ違う変化形を持ちます。変化形は、形容詞の末尾の i をこれらの形に変形して作ります。
第一名詞化
主格 | 対格 | 属格 | 前置格 | |
---|---|---|---|---|
単数 | -nr (-riのときはne) |
-nág | -dzi※ | -h |
同一複数 | -non※ | -níg | -dzu※ | -hoa |
多様複数 | -ö | -núg | -ös※ | -hiö |
群複数 | -nau | -nea | -us※ | -hau |
双数 | -níra | -núro | -sári | -heira |
第二名詞化
主格 | 対格 | 属格 | 前置格 | |
---|---|---|---|---|
単数 | -dya※ | -yág | -kti※ | -yua |
同一複数 | -dye※ | -yeig | -ktu※ | -yui |
多様複数 | -yö※ | -yúg | -ktö※ | -yea |
群複数 | -di※ | -ik | -kin※ | -yas※ |
双数 | -tír | -túr | -kár | -iros |
第三名詞化
主格 | 対格 | 属格 | 前置格 | |
---|---|---|---|---|
単数 | -vöm※ | -vai | -sroi | -woi |
同一複数 | -vem※ | -veu | -sroa | -woa |
多様複数 | -vna※ | -vau | -sruö | -wö※ |
双数 | -víren | -vúran | -sárta | -ireu |
※語幹の最後の音節の母音を長母音にする。その母音が二重母音だった場合、そのままにする。
ちなみに、言語名のエスルーデャ(esrúdya)は第二名詞化にあたるので、エスルーデャ語話者と言いたいときは kreu esrúkti となる。
これにてエスルーデャ語の形容詞の文法解説を終わります。ありがとうございました。
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