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れぎすたん
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イモレギ文字について

はじめに
こんにちは、こんばんは Kelo hakas!
れぎすたん です。お久しぶりですね。
今回はイモレギ文字について書いていきたいと思います。どんな文字なのか、何を思って作ったのか、どのようにして誕生したのかなど、Twitterでも語ったことのないことも少し触れてみようと思います。
まあ解説系の記事にはなってしまいますので、長くなるかもしれませんし、コンパクトに収まるかもしれません。この文章を書いている今はまだわかりませんが、読んでくださる方は最後までどうかお付き合いください。
それでは、本編に行きましょう!

イモレギ文字の概要
イモレギ文字(Imoregieso etidac)は、言わずもがなイモレギ語の表記に用いられる文字です。一応はアブギダの類に属するのかなといった感じです。
文字は第一子音、第二子音、母音の3部に分かれています。主には上半分が子音、下半分が母音となります。
第一子音は、k kh s z dz t th f p r d g w v h ph b bh m n ng q ch cの24字あります。多いですが、これは後述する文字再編に強く影響されています。
第二子音は、y j lの3文字となっています。これも後述しますが、昔はこれに加え、h w эがあったのですが、廃字となりました。
最後、母音は単母音と複母音に分けられます。
単母音は、a o i e uの5文字ありまして、複母音がそれらを相互に2つ組み合わせたao ai ae au oa oi oe ou ia io ie iu ea eo ei eu ua uo ui ueと、1単語のみに用いるeuiを合わせて21文字あります。これも文字再編によって数字としてはかなり増えましたが、文字自体は組み合わせでわかりやすいものになっています。
ここからは文章のみで説明しても無駄だと思いますので、画像と共に見ていきましょう!

字形
早速、文字を見ていきましょう!
まずは母音から
Image description
こちら、左上から
a o i e u
ao ai ae au
oa oi oe ou
ia io ie iu
ea eo ei eu
ua uo ui ue
eui
となります。複母音e- u- はかつて第二子音を用いて表していたため、現在も少し他の複母音と字形が異なっています。

それでは、次は子音です
Image description
第一子音は中心線の左側に、第二子音は右側に書きます。第一子音でもkhなどが右側に飛び出していますが、これは第二子音のhが存在していた頃の名残です。よく見ると左側はkと一致していますね。

イモレギ文字はアルファベットではありませんので、これらの文字を覚えただけで完成ではありません。これらを組み合わせることで、やっと一つの完成した文字になるのです。
それでは、実際に文章を書いてみましょう。

Image description

今回は、「Kelo hakas. Taso tenje na Regisutan. Lopeni ne ziso neda.」
という文章を書いてみました。意味は、「こんにちは、私の名前はれぎすたんです。よろしくお願いします。」となります。

このように、イモレギ文字は1つ母音につき1文字(語末では子音のみでの場合あり)を用います。イモレギ語は子音が単体で連続することはありませんので、このような文字となっているのです。

イモレギ文字の成り立ち
ここで少し、イモレギ文字の成り立ちについて語っていきたいと思います。そもそもイモレギ文字はノゴト文字というものをベースに開発された文字です。ノゴト文字は現在は失われたノゴト語の表記に使われていた文字でした。
ノゴトについては、単語や文法も作成していましたが、それらの多くが私の不始末で失われたものです。私自身も単語の意味はほとんど覚えておらず、そのノゴトを半分以上新しいものに変更しながら再興を図ったのがイモレギ語、イモレギ文字ということになります。

イモレギ文字の特徴は何より中心の線だと思います。全ての文字にこの線があり、子音や母音の字の位置を決めている重要なパーツです。この線、実はノゴト文字時代は無くてはならないものでした。というか、紙とペンの次に必要なものと言ってもいいでしょう。何故なら、ノゴト文字は縦書きだったのです。イモレギ文字を縦書きにしてみるとこうなります。
Image description
(画像が荒いくて申し訳ないです…)
なんだか別の文字みたいになりましまね。
このような縦型文字を母音ごとに分解して横書きにすることで、イモレギ文字が完成しました。

イモレギ文字とれぎすたん
最後に、私れぎすたんとイモレギ文字について松岡修造ほどではありませんが、それなりに熱く語りたいと思います。

文字を語る前に、まずイモレギ語とは何なのかについても少しお話しておきます。イモレギ語を製作している理由は、人工言語についての憧れのようなものがあったためです。イモレギ語は私の人工言語では最も発展させているものになりますし、どの自言語よりも贔屓している言語ではあります。イモレギ語は私の人生観の代名詞「自由」と「メリハリ」を表出するためのものです。イモレギは私がそのときの考えのままに文法をいじり、曲げ続け、砕き続けながら、少しずつ積み上げていくものです。なので、イモレギ文字も多様な音を【自由に】表すことができるように、そのうえで【規則的に】なるようにしています。他のやりたいことは全部別の言語、別の文字に表しているので、この根っこになる部分だけは変わりません。

イモレギ文字は単純に考えれば24+25+1+3×26+24×25×4=2528パターンの音を表す事が出来ます。第二子音と複母音の組み合わせの中には、使われないものもあるため2528よりはかなり少なくはなるでしょうが、それでも相当な量の組み合わせです。でも、覚えるのは36文字くらいで良いのです。あとは複母音も完全体の文字も、その覚えた36文字を組み合わせてあげるだけです。私はこれが効率的だとか、実用的だとかそんなことを伝えたいのではありません。自然言語の文字と同等の努力で良い人工言語を作るということは、私にとって言語を作る際の自己ルールなので、イモレギ文字も、イモレギ語という自由のために音を増やした言語に最適化しつつ、自己ルールも守るそれを考えながらノゴトを再編したという過去があるということを伝えたいのです。要するに、イモレギは私 れぎすたん そのものであるということです。イモレギ無くしてれぎすたん非ず。そんな文字なのであります。

おわりに
ここまで読んでくださる方がいらっしゃるのかはわかりませんが、今回の記事は以上でおしまいです。イモレギ文字についてご理解いただけたでしょうか?

イモレギ語にはこんな言葉があります。

Lopeni nes

これは「ありがとう」という意味だと何度か述べていますが、単語の意味を考えると単なる「ありがとう」では無いことがわかります。

lopeni は感謝を表す形容詞です。また、素晴らしいという意味もあります。
nes は繋ぎ動詞の修飾形という活用の不定形です。
つまり、意訳するなら「感謝を…に」「素晴らしい…は」みたいなことになります。

私は感謝こそがコミュニケーションの最も重要な内容だと考えています。このlopeni nes というワードに込めた願いは上手く説明できるものではありませんが、たくさんの意味を込めた表現であると思っていただけると嬉しいです。

では、今回はこれくらいで失礼させていただきます。読んでいただきありがとうございました。
LOPENI NES!

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