辞書作成のための環境構築
辞書に情報を蓄積する労力を抑えるために、辞書用の設定を行った。
成果
辞書用の設定を実施したのちに、そのテストがてら下記の通り2単語を新たに定義した:
-
↑1^○→□↑1^○→
:ここら辺、近所 -
↓1^○→◇^□□◇^○→□↑3^○→/
:放浪する、彷徨う、旅に出る
人間的ワウーン音階表記(ワウーン音階に対する暫定的な割り当て)
記号だけだと判別しにくいので、ドレミやイロハ、ABCと音階を表記するのと同じように、ワウーン音階をひらがな/カタカナで表記するための暫定的な基準を作った。
これを人間的ワウーン音階表記と呼ぶ。
ぱ # 発話音階より高い音
-----
ま ↑3
な ↑2
た ↑1
ら <----- 基調音 "◇"
だ ↓1
ば ↓2
ざ ↓3
-----
が # 発話音階より低い音
Akrantian
Akrantianとは人工言語の単語の綴りから発音記号を自動生成するための定義を記述するためのものである。
ZpDICで辞書を作成するための労力を減らすために、大いに活用することにした。
ワウーン語に対する人間的ワウーン音階表記を自動生成する定義は下記の通り。
# ○→→(ターーン)系
"↑3^○→→" -> /マーーン/;
"↑2^○→→" -> /ナーーン/;
"↑1^○→→" -> /ターーン/;
"◇^○→→" -> /ラーーン/;
"↓1^○→→" -> /ダーーン/;
"↓2^○→→" -> /バーーン/;
"↓3^○→→" -> /ザーーン/;
# ○→□(ターンタ)系
"↑3^○→□" -> /マー(ン)マ/;
"↑2^○→□" -> /ナー(ン)ナ/;
"↑1^○→□" -> /ター(ン)タ/;
"◇^○→□" -> /ラー(ン)ラ/;
"↓1^○→□" -> /ダー(ン)ダ/;
"↓2^○→□" -> /バー(ン)バ/;
"↓3^○→□" -> /ザー(ン)ザ/;
# ○→(ターン)系
## 通常
"↑3^○→" -> /マー(ン)/;
"↑2^○→" -> /ナー(ン)/;
"↑1^○→" -> /ター(ン)/;
"◇^○→" -> /ラー(ン)/;
"↓1^○→" -> /ダー(ン)/;
"↓2^○→" -> /バー(ン)/;
"↓3^○→" -> /ザー(ン)/;
## 語境界
"↑3^○→" ^ -> /マーン/;
"↑2^○→" ^ -> /ナーン/;
"↑1^○→" ^ -> /ターン/;
"◇^○→" ^ -> /ラーン/;
"↓1^○→" ^ -> /ダーン/;
"↓2^○→" ^ -> /バーン/;
"↓3^○→" ^ -> /ザーン/;
# □□(タ)系
"↑3^□□" -> /ママ/;
"↑2^□□" -> /ナナ/;
"↑1^□□" -> /タタ/;
"◇^□□" -> /ララ/;
"↓1^□□" -> /ダダ/;
"↓2^□□" -> /ババ/;
"↓3^□□" -> /ザザ/;
# ○(タン)系
"↑3^○" -> /マン/;
"↑2^○" -> /ナン/;
"↑1^○" -> /タン/;
"◇^○" -> /ラン/;
"↓1^○" -> /ダン/;
"↓2^○" -> /バン/;
"↓3^○" -> /ザン/;
# →(ンー)系
"↑3^→" -> /ムー/;
"↑2^→" -> /ヌー/;
"↑1^→" -> /ツー/;
"◇^→" -> /ルー/;
"↓1^→" -> /ヅー/;
"↓2^→" -> /ブー/;
"↓3^→" -> /ズー/;
# 例外
"◇^□" -> /ラ/;
## 無音系
"/" -> /…/;
Zatlin
これも同じくZpDICにて利用可能な人工言語の単語の綴りを自動生成するためのフレームワークである。
単語を作成するにあたり、ワウーンの世界は人間とはかなり異なる発音であるため、ゼロから作成するのでは大きな手間がかかる。こちらのフレームワークを利用して単語生成を自動的に行い、ひらめきに引っかかったものに意味を定義して辞書に登録する作業を実施していく。
記述は下記の通り。
# ワウーン音階
basic_scale = "◇^"
upper_scale = "↑1^" 4 | "↑2^" 4 | "↑3^" 2
lower_scale = "↓1^" 5 | "↓2^" 4 | "↓3^"
# ワウーン拍子
rhythm = "○" 2.5 | "□□" 2.5 | "○→" 2 | "○→□" 2 | "○→→"
rhythm_rest = "/"
rhythm_groan = "→"
## 簡素化
B = basic_scale
U = upper_scale
L = lower_scale
R = rhythm
N = rhythm_rest
G = rhythm_groan
# 基本節
waoon_unit = B R | U R | L R
WU = waoon_unit
WG = B G | U G | L G
# 単語
WUWU = WU WU
WUWUWU = WU WU WU
WUWUWUWU = WU WU WU WU
bsyll = WUWU 3 | WUWU 4 | WUWUWU 5 | WUWUWUWU 2
csyll = WUWU 3 | WUWU 4 | WUWU WG | WUWUWU 5 | WUWUWU WG | WUWUWUWU 2
word = bsyll 4 | csyll 0.5 | bsyll bsyll 5 | bsyll csyll 0.5
%word
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