sati!
だいぶ間があきましたが、今回は代名詞と名詞の格について解説します。
目次
代名詞
ティドリアの代名詞はとても少ないです。
代名詞はこの3つしかありません。
名詞の対格
名詞の対格とは、「〜を」を表す格のことです。
名詞の対格は、基本的に末尾に -n, -m, -ng のいずれかをつけることでつくることができます。
これが最も基本的な対格のつくり方です。
末尾が長母音の名詞の場合は、それぞれ -aalang, -iilin, -uunum となります。
末尾が子音の名詞には、その子音に同化した 1. の語尾をつけます。
すこし練習してみましょう。
(1) huibsa 「本」
(2) šaa 「私」
(3) ib 「手」
これらの語をそれぞれ対格にすると、次のようになります。
(1) huibsaang 「本を」
(2) šaalang 「私を」
(3) ibuum 「手を」
一見複雑に見えるルールかもしれませんが、慣れればすぐに体格をつくることができます。
その他の格
その他の格は、前置詞を補うことによって表すことができます。
前置詞の後ろに置かれる名詞は、全て対格をとります。
特徴的なのは、向格と奪格を統合していることと、使役の格・受身の格があることです。
これも少し練習してみましょう。
空欄を前置詞で埋めてください。
(1) 「駅から行く」 śvili ( ) stii-rjfuum
(2) 「君にあげる」 tuski ( ) daalang
(3) 「お金で払う」 kiprurvi ( ) mužiin
答えは、以下のようになります。
(1) 「駅から行く」 śvili ( vaj ) stii-rjfuum
(2) 「君にあげる」 tuski ( aj ) daalang
(3) 「お金で払う」 kiprurvi ( ajsk ) mužiin
どうでしたか?
前置詞の種類が少ないので初めはどれにするか迷うかもしれませんが、感覚を掴めば使いやすいと思います。
まとめ
今回は代名詞と名詞の格について解説しました。
次回は動詞や形容詞について語ろうと思います。
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