人工言語9.5:架空世界0.5くらいの割合で世界観の設定も考えつつあるので、ここで今のところ出来上がっている設定をまとめてみる。
「真の世界」の創作はおよそ6年前、中学生だったころから継続している。できる限り根幹となる設定は当時のものを保持したいところだが、ダサいものは適宜変更しつつ、肉付けを行っている。
体系的でなく雑多に羅列するような記事となりますがご容赦ください。
偽の世界と真の世界
まずもって、今現実世界の私たちが見ているのは「偽の世界」であり、本当の世界ではない。
偽の世界は、私たちの身体内に存在する「マニュマニュ」という悪事を働く存在が目の中に映写機を設置して見せているものである。後述するヌテラ教によれば、偽の世界は真の世界よりもはるかに劣っており、生きづらい世界だとされる。
真の世界の文明
真の世界の文明は偽の世界と比べて未発達であり、偽の世界でいえば中世程度の技術力を有している。支配体制に関しても首長・王・皇帝などによる独裁的な支配が行われている国・地域が多いが、一部民主制を取り入れている国も存在する。中世レベルなのに民主制国家ができてくるのか、といったツッコミに対する返答は考え中であるが、政治史にあまり関心がないため考え中がいつまで続くかはわからない。
さまざまな宗教が根強く信じられており、創造神ヌテラとその他の神々を信仰する多神教のヌテラ教と、特定の麺類を信仰する一神教の(名称未定)教が二大勢力である。今私がメインで作っているテー語は、ヌテラ教国家であるテー(䖳)自由国と、政教分離が成立している共和制国家であるパッテー(幅䖳)国で話されている言語である。
ヌテラ教は、偽の世界から真の世界へと人を導く役割を担っている。
偽の世界と真の世界の行き来など
ヌテラ教に入信し修行を行い体内のマニュマニュをある程度減らすことで、真の世界を見てそこで活動することができるようになる(以下「目覚める」と呼称)。
目覚めた後でも、また体内のマニュマニュを増やすことによって、偽の世界に戻ることができる。偽の世界で活動するヌテラ教団幹部は、この方法を用いて、真の世界での記憶を維持しつつ偽の世界で布教を行っている。
真の世界における人間の誕生
真の世界にははじめから真の世界を見ている人と、生まれたときには偽の世界を見ている人が存在する。前者は「真人」、後者は「仮人」と呼ばれる。
真の世界の人間は、生殖によって生まれる「人生人」と、土から生えてくることによって生まれる「土生人」がおり、仮人はすべて土生人に該当する。
土生人が生えてくる土壌をもつ土地は「生人帯」と呼ばれ、その中でも土壌中にマニュマニュが多く含まれる土地で生えてきた人間が仮人となる。かつては世界に4か所ほど仮人を生み出す生人帯があったが、マニュマニュ駆除の努力によって、いまでは1か所を残すのみとなっている。しかし、残りの1か所はたくさんの異常な生命体が生息し非常に危険である土地にあり、生人帯全体が、不明な存在・不明な手段によって建造された「恐ろしい宮殿」で覆われているため、普通の人間は立ち入ることができず、現時点の技術ではマニュマニュ駆除をすることは不可能である。宮殿内・周囲の異常な生命体は、目覚めた直後の仮人は攻撃せず、むしろ宮殿からの脱出をサポートするように行動するため、仮人たちは真の世界の他の地域に移動することが可能だが、それ以外の人間は攻撃する。
恐ろしい宮殿と仮人
恐ろしい宮殿は、東京ドーム10個分ほどの広さのある建造物である。外観は真四角で一切の装飾が施されず豆腐のようである。その壁はきれいに磨かれ整えられた白っぽい石でできており、中にいる仮人は通り抜けることができないが、生息する異常な生命体はすり抜けられる。宮殿には物理的に穴が開いている出入り口が2か所あるほか、宮殿内のところどころにある落とし穴に入ると、入った者が2歳ぶんだけ歳を取るのと引き換えに、宮殿の外の港付近にワープすることができる。
宮殿内は柱と落とし穴が点在しているほかに一切の構造物が存在しない。
仮人は生まれた直後から目覚めるまでは、常にうつむいたまま直立不動で動いていないように見える。生命維持に必要な諸々の活動は偽の世界内で済ませることができ、その間も仮人は全く動いていないように見えるが、成長はしていく。排泄はしていないように見える。
目覚めた後の仮人は動けるようになり、異常な生命体たちに導かれ、港から真の世界のあちこちへ旅立っていく。港には木造の大きな船が多数泊まっている。
船頭たちは普通の人間で、宮殿が建つ島に一歩足を踏み入れた瞬間異常な生命体たちに攻撃されるため、常に船に乗ったままである。さまざまな国の船頭がおり、彼らの宣伝文句を聞いて仮人たちは自分の住む国を選び、旅立っていく。
次回に続きます。ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
人気順のコメント(1)
特定の麺類を信仰する一神教の(名称未定)教、さらっと出てきたけどまじで好きすぎる