はい、やって来ました。みんな大好きウォルドー語講座の第二回目です!!
今回はですねえ、発音の規則について解説したいと思います!それでは行きましょう。
発音の規則
中央化
最初に紹介するのは中央化です。
中央化っていうのは、rの前の、母音の舌の位置が中央によることを指します。
下の表は、中央化が起こったときの母音のIPAと、もともとの母音のIPAの対応表です。
ラテン文字 | 中央化前のIPA | 中央化後のIPA |
---|---|---|
A | [a] | [æ] |
E | [e] | [e̞] |
I | [i] | [ɪ] |
O | [ɔ] | [o̞] |
U | [ʌ] | [ɤ̞] |
Ä | [æ] | [ɛ] |
Ö | [œ] | [ø̞] |
Ü | [y] | [ʏ] |
例えば、ウォルドー語で「働く」を意味する"vörc"だったら、普通は[vœɹk]と発音するところが、中央化の力が働き、[vø̞ɹk]と発音するのです
ここで、『なんでこんなことしなくちゃいけないんだ!』と思う人もいると思います。これには一つの深~い理由があるからです。
その理由とは…
私がちょっと自然言語っぽくしたかったからです
え~、深くも浅くもありませんね😓
んじゃ、次いきましょ~
二重母音
次に解説していくのはみんな大好き二重母音です。このウォルドー語には、二重母音が3個あり、その表記の仕方もそれぞれ様々です。また、二重母音にも中央化の力は働くので注意してください。下は、その二重母音の表記と発音の表です。
表記 | 発音 | 中央化 |
---|---|---|
ai | [ɛi] | [e̞ɪ] |
au | [ɛi] | [e̞ɪ] |
aü | [aɪ] | [ɛe] |
ei | [aɪ] | [ɛe] |
eü | [aɪ] | [ɛe] |
ou | [aʏ] | [ɛʏ] |
これを見るに、発音を覚えるのは簡単かもしれませんが、表記の方法を覚えるのは難しいかもしれませんね😁
じゃあ今回はここまで!次回のウォルドー語講座でまた会いましょう!バイバイ👋
追記:なんか「e̞」みたいに四角が出てますが、それはすべて下寄り記号です!
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