さあ、文字が読めるようになったら、次に学ぶべくは当然語順ですね。
まずは形容詞のものからですね。例えば「赤い」がlatで「果物」がsootなのですが、この時「赤い果物」と言うには、
soot latとなります。
sootlatとすると、ディユク(理:
dijyk
)、いわゆるりんごを表しますね。
なるほど、いわゆる
NA、
ヴェフィス語みたいなやつか。
リパライン語とは反対だから注意が必要だな。簡単な文章はどうするんだ?
基本的には
リパライン語と同じで、「何が何を何する」の順番、いわゆる
SVOになります。しかし注意が必要なのが、リパライン語における
格接辞が必須であるということです。ルアンシー語の場合はこれが名詞の前につくので、
格接頭辞ですね。
例文を挙げますと、「私」がpey、「食べる」がnuow、「〜を(対格)」がeyですから、「私はりんごを食べる」と言う時には、
pey nuow eysootlatとなりますね。なお、
主格の接頭辞はありませんからこれも注意です。
なるほど、格接辞に注意だな、
古理語的な影響が残っているということか。やはり純粋なユミサという考察は適切だな!
はいはい。格接辞の一覧としては、以下があります:
ey「対格、具格」、
en「属格、奪格(理語の
ler
相当)、同格」、
ke「与格」、
le「向格」、
tii「共格」ですね。この辺りは極めて重要な語彙なので、覚えてしまいましょう。
それでは例題です!「彼は私にリンゴを与える。私は彼と共に私のリンゴを食べる。私はリンゴに行く。」という文章を翻訳してみてください。彼はkey、与えるはyay、食べるはnuow、行くはkuowです。
私はリンゴに行くってなんだよ、
何の恨みがあってこのような例文を書くんだ??
ま、まあ、やるぞ。「key yay eysootlat kepey. pey nuow eysootlat enpey tiikey. pey kuow lesootlat.」か?
なんと、素晴らしい!大正解です。enの用法は複雑に見えますが、リパライン語的な雰囲気を多分に持ち合わせていますね。注意すべきはeyでしょう、対格と具格なんかは一つの文章に現れることも容易に想像できますからね。
確かに、eyが
'i
、enが
'd
、keが
'c
、leが
'l
、tiiが
'tj
と考えればかなりの相関がみえるが、そう言う意味ではeyは少し厄介だな…見分ける方法はあるのか?
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