こんにちは。白(tsukumo)です。
久々に人工言語しています。
まだ構想段階なのですが、一度衆目に晒すことで何か進むかも!と思ってメモ的に投稿してみます。
0.この言語について
温暖な孤島に住む部族間で話されている言語です。それ以外の設定は……もともと内省言語として作っていたのでまだ考えておりません(´・ω・`
)
※本文で使用する語彙:pasa(1匹の魚)、vinke(狩猟)、pitte(食事)、okana(海)、banta(森)、kara(獣)、omba(大きいもの)、karomba(熊)
1.音韻
子音:p,t,k,b,d,g,x[ʃ]ç[tʃ],z[ts],f,v,s,h,m,n,r[ɾ],j,w(全ての子音が長子音になり得る)
母音:a,e,i,u,o(全ての母音が長母音になり得る)
重母音:ai,ia,ae,ea,au,ua,ao,oa(前舌と後舌は干渉しない)
音節:V,CV,CGVC(G=j/w)
アクセント:原則として後ろから2音節目。アクセントが変わる場合は強勢のある音節(母音)の前にアポストロフィを置く。多分。
2.品詞
2-1.人称代名詞
1人称、2人称、3人称それぞれが単数形と複数形を持ちます。
| 単数 | 複数 | |
|---|---|---|
| 1人称 | ri | ru |
| 2人称 | fi | fu |
| 3人称有生 | çi | çu |
| 3人称無生 | zi | zu |
2-2.動詞
なんと動詞は1つしかありません。スロットに接辞を投げ込んで時制やら法性やらを付加します。
| slot1 | slot2 | slot3 | slot4 | slot5 | slot6 |
|---|---|---|---|---|---|
| 人称接辞 | 極性 | 存在動詞 | 時制 | 法性 | 根拠性 |
| CV | C | xa[ʃa] | (C)V(C) | CV | CV |
*……なにやら見たことがありますね。矛盾と混沌さんリスペクトでこの記事も大好きなのですが、実はこの言語はまったく関係ないところでスタートしています。もともとOVSの能格言語だったんですよね。それを少し簡略化して動詞を削った(行為や状態を名詞クラスに丸投げした)ことで似たような形に帰結したという背景があります。でももちろん参考にさせていただいている部分は大きいです。ミニマルにしたいというより「これで良いのでは?」という感じなので、より良い述語体系を思いつけば動詞が増える可能性はあります。
▼スロットの文法範疇
slot1:人称接辞
主語が1〜3人称である場合、人称代名詞の接辞形を動詞に前置できます。
slot2:極性
・否定形 ça [tʃa]
slot4:時制・相
…の前に大事な話を。この言語には2つの重要な接辞があります。
▼点処格接辞(-i)
点処格は時空間においてある点上に対象があることを示します。英語のatみたいなイメージで、単語に後置します。
例: karomba xa banta-i (熊は森にいる)
▼線処格接辞(-e-)
線処格は時空間において点と点を結ぶ(線上にある=移動中)ことを示します。英語のfrom~to~みたいなイメージですが、A-e-BだけでAからBへ、を表します。
例: banta-e-okana (森から海へ)
ここで本題に戻りますが、これらの接辞は時間にも適用でき、これで時制と相を表して動詞に後置します。
| 過去 | 現在 | 未来 | 任意 |
|---|---|---|---|
| k | t | p | ∅ |
ここから以下の語が得られます。なお、任意点(無標)を起動/終了に補填して無関心事項の発話を省略することができます。この時、接辞の前後関係において起動と終了を区別します。
| 起動 | 終了 | 意味 | 語 |
|---|---|---|---|
| 過去 | - | 過去形 | ki |
| 現在 | - | 現在形 | ti |
| 未来 | - | 未来形 | pi |
| 過去 | 過去から | ke(∅) | |
| 過去 | 現在 | 過去から今まで | ket |
| 現在 | 未来 | 今から未来まで | tep |
| 過去 | 未来 | 通時形 | kep |
ちなみに完全無標(xa)だとxatiと同じ意味になり、特に時間への言及が必要ない場合、口語においてはこちらが好まれます。どうでもいいですが、この語においてçapiは「未来に存在しない」という意味になりますね。ごめんねチャッピー!
slot5:法性
| 当然/義務 | 権利/許可 | 可能 | 願望 |
|---|---|---|---|
| -re | -me | -ne | -we |
例:vinke xapire karomba=i (熊は狩られなければならない)
slot6:根拠性
| 観測/経験 | 伝聞 | 推定 | 憶測 | 仮定 | 疑問 |
|---|---|---|---|---|---|
| -ree/-∅ | -hee | -bee | -fee | -vee | ? |
例:banta xahee (森があるらしい(と聞いた))
2-3.格接辞
基本の点接辞と線接辞を活用して以下の接辞を得ます。
| 外部 | 内部 | 因果 | |
|---|---|---|---|
| 点 | -i | -gi | -kwi |
| 起点 | -e | -ge | -kwe |
| 終点 | e- | ge- | kwe- |
| 周辺格 | 主題/全体格 |
|---|---|
| -twi | -o |
例:karomba xakeree banta-e-okana (熊が森から海へ向かうのを見た)
例:pitte xapi çukwe (彼らは食事を作っている=彼らによって食事が未来に現れる)
例:unagi xa rio (僕はうなぎだ(??))
2-4.修飾接辞と接続詞
▼修飾接辞
修飾接辞が名詞に付くことで修飾句を作り、修飾句は被修飾句に後置(花 赤い)します。また、xaを挟んでコピュラ文を作ることもできます。
| 所有 | 関係 | 属性 | 同一 | 明喩 |
|---|---|---|---|---|
| -n | -r | -x | -h | -k |
例:çi xahee ombax (彼は大きいと聞いた)
例:pasa pitteh (食事になった魚)
例:karomba pisak (魚のような熊(??))
▼接続詞
名詞句同士を繋ぐなら等位/対比接続、動詞句同士を繋ぐなら順接/逆接になります。
| 順 | 逆 |
|---|---|
| ani | gai |
3.文法
主語と存在動詞は必ずセットになり、ほとんどの場合文頭に来ます。それ以外の要素はほぼ全て格接辞がついて動詞に後置します。後置の順番は自由ですが、動作の着点>動作主>それ以外で並べることが多いです。
音韻とかもっと丁寧に作らないといけない気がしているのですが、一旦本記事としてはここまでにしようと思います。これからこの記事を修正したり、りんごを食べたり、追加記事を描いたり、りんごを食べかけたりして参ります。
言語学スーパード素人なので、もしここが違う!などご指摘あればありがたいです。
では!
Top comments (2)
コンセプト取り入れて頂いててうれしいです、ありがとうございます
いつも楽しく拝見しています!