コピュラ文とは、A is Bのように二つの要素を結びつける文章であり、その結びつける単語をコピュラという。今回は人工言語Namegoのコピュラ文(+α)について書く。単語はここから参照するべし。
https://zpdic.ziphil.com/dictionary/2522
現在形
辞書にはコピュラに当たる動詞「desi」が存在するが、現在形ではこれは使われない。「AはBです」という、現在形で表すときは単に二つの名詞を並べればよい。
Mi homo. 私はヒトです。
この形の文では、A, Bは名詞しか取れない。それでは、たとえば「ポニーは小さい」といった文を作りたい場合はどうするか? 二通りの表し方がある。
Ponio cisa. 小さいポニー
Ponio gi cisa. ポニーは小さいそれである。
一つ目は文章の形にしないで、形容詞だけで表現している。もう一つは、Bの部分に適当な名詞を差し込んで、それを形容詞で修飾するという形だ。Bに入れる名詞は、三人称代名詞のgiを使うのが無難である。また、例文の場合、ポニーは馬の意味を内包している(肩までの高さが147cm以下の馬の総称)のでgiをholuso(馬)にするのも選択肢としてはアリ。
Ponio holuso cisa. ポニーは小さい馬である。
現在形以外
それでは逆に現在形以外の形では動詞desiを適切な時制に変換する。
現在形desas
過去形desis
未来形desos
命令、勧誘形deses
仮定形desus
そのうえで動詞を使った文と同じ形(SOV形)にする。
Mi homon desis. 私はヒトでした。
Mi homon desos. 私はヒトになるだろう。
否定文
否定文は動詞の前に副詞neを付ける。副詞は基本的に名詞は修飾しないが、動詞がない文には例外的に名詞の前につく。
Mi ne homo. 私はヒトではない。
Mi homon ne desis. 私はヒトではなかった。
Mi linugon gakucisan ne sijokas. 私は大きいリンゴを食べない。(非コピュラ)
命令、勧誘形
ここからはおまけ要素
動詞の命令、勧誘形(-es)は、主語が指す対象へ命令をする表現になり、主語が二人称単数(you)の場合は、それを省略できる。副詞neを伴って禁止表現が作れる。なお主語を一人称単数(i)にすると、その行動をするぞ、という強い意志を表すことができる(自分に対して命令している感覚)。
一人称複数(we)の場合は命令ではなく勧誘表現となる。英語のLet'sと似た感覚で、訳としては「○○しましょう」となる。
Goto linugojun toteme sijokes! 後藤はリンゴをたくさん食べろ!
(Bi) janon ne sijokes! 人間を食べるな!
Mi janecon mian sutetages, ZIO-ZIO!!! おれは人間をやめるぞ!ジョジョーーッ!!
Ni sijokes! 食べよう!
おしまい
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