ーー AnianCorlo VeAnianCorlosy Cently om DeuArbla ViocDuPuer Anilo Corlosy Cently DeuArbla.
(本式要片文)ーー
ーー ጦan6lo ∀ጦan6losy Cently om †ቡla ⵍocDuPuer ጦlo 6losy Cently †ቡla.
(略式要片文)ーー
-- 身体の中に心(魂)があるように、ヴェアナコル語の中にも要片が存在する。
(日本語訳) --
‖ ဟ.制作理念
「 アルファベットで漢字のような文字•単語構成の言語を作る。 」
これはヴェアナコル語の制作理念を表す原点にして唯一の文です。
ここでの「漢字のような文字•単語構成」とは、漢字における「偏」と「旁」の構成やその表意性と表音性の両立、二字熟語や四字熟語のような語の関係を指します。本来、アルファベットは表音文字ですが、そこに意味を表す部分を追加してこの制作理念を達成しようと考え創作を開始したのが、このヴェアナコル語の始まりだったのです。
‖ သ.ヴェアナコル語の基本設定•背景設定
|သ-ဟ.基本設定
名称 : VeAnianCorlo (∀ጦan6lo)
発音 : [veænʲæŋkoˑɹ]
日本語名 : ヴェアナコル語 (片語)
話される国•地域設定 : 木山,日本,台湾,韓国 (の特にインターネット上の一部市民)
話者数設定 : 100-200万人 (うち母語人口は0人)
表記形態 :
・ヴェアナコル語アルファベット
・ヴェアナコル語略式要片文字
・ヴェアナコル語数字
|သ-သ.歴史設定
20世紀初頭、日本の東約200kmの位置に木山帝国(季瑞帝国)が存在しました。現在では「木山国(季瑞国)」という名称で親しまれているこの国の起源は、672年の壬申の乱に遡ります。天智天皇の死後、皇位継承を巡って弟の大海人皇子と息子の大友皇子で争いが起き、敗れた大友皇子は紀伊半島南端へ逃亡し、その後、紀伊半島から東北東の方向へ舟を出して、木山の大地に到達し、その到達した土地(平洋京[庅洋])にて建国したのが起源です。
歴史的に日本と非常に関わりがあるこの国は、当時、日本とほぼ同時に開国を果たしました。そんなこの国の東側の領土は英米の植民地となっていましたが、日本に接近するアメリカを見たイギリスが木山に植民地返還を引き換えに親英対米の政策を取るよう圧力をかけ、木米戦争が勃発、アメリカに勝利しました。そうして東側領土全域を獲得した木山帝国は、東部における言語の問題を抱えるようになっていきました。
その解決案として、巖野 霽(いわの はれる)が、「極東欧語祖案」を快恵天皇へ提出すると、この案の主軸が要片言語に関する物であったため、要片言語についての議論が帝国議会や帝国大学で加熱していきました。
しかしその後、英語やロシア語といった欧米言語の学習が西洋化を促進するとして、快恵天皇が「英蘭露語推広之詔」を発し、公の場での要片言語議論は下火になっていきました。一方で、一部庶民の間で要片言語は趣味として根強く残ることになり、最終的に1932年、巖野 霽は「要片言語-ヴェアナコル語」を発表しました。
‖ ጉ.要片
「要片」は、「人間の生活(特に原始生活)において重要で頻出な物事を指す語を省略した語を使用して、その語の行動や概念の意味や特性を示し、分類する働きを持つ単語中の部分」を意味します。というより、私がここでそう定義します。この厳密な定義を要約すると、「重要で頻出な語を用いて様々な行動や特性を分類し、示す単語の一部分」≒「漢字の部首のようなもの」となります。
要片はヴェアナコル語の一番の特徴と言っても過言ではなく、この存在こそがヴェアナコル語を「要片言語」と称す理由にもなっています。
ヴェアナコル語は、多くの基礎的な語がラテン語の影響を受けており、その影響は要片にも如実に現れています。その要片には、2種類の要片があり、それぞれ「本式要片」と「略式要片」と分類します。
本式要片とは、元となるラテン語を2から4文字程度に短縮して要片としたものでそのアルファベットはそのまま発音と一致します。
これ対して略式要片とは、その2から4文字程度の本式要片をさらに1字の文字で表したもので大幅な文字数の削減に繋がります。
本式要片と略式要片をごっちゃして混雑した文章を書くことは、日本語の文書において常体と敬体を混ぜて書くのと同じように見栄え的な観点から見苦しいとされており、必ず文書全体で統一されます。また、使用用途の違いとして、本式要片は公文書などフォーマルな場で採用され、略式要片はカジュアルな日常生活の場面で頻繁に使われます。
最後に、要片の一覧を掲載します。
[表1 - 要片一覧 (2025年7月1日時点)]
要片名 本式要片 / 略式要片
人片 Vi / ⵍ (人の動作に関わるもの全般)
水片 Aqu / Ą (水に関わるもの全般)
火片 Ig / þ (火に関わるもの全般)
土片 Ter / ᠨ (土や土地に関わるもの全般)
石片 Lapi/ կ (石や鉱石に関わるもの全般)
木片 Arb / ቡ (木に関わるもの全般)
気片 Air / Ń (空気に関わるもの全般)
金片: Pec / ဧ(金属や硬貨、金融に関わるもの全般)
電片 Ele / θ (電気や雷に関わるもの全般)
心片 Ani / ጦ(心情に関わるもの全般)
体片 Cor / 6 (体に関わる物や物の基礎となるもの全般)
神片 Deu / † (神事や一部生理的現象(出産など)に関わるもの全般)
鳳片 Xho / X˞ (天皇、皇族や朝廷に関わるもの全般)
力片 Pote/ β (力に関わるもの全般)
家片 Dom / Ð (家や家族、組織に関わるもの全般)
知片 Sapi/ & (知識に関わるもの全般)
機片 Maq / ᧣ (機械に関わるもの全般)
糸片 Fil / F'(糸や裁縫に関わるもの全般)
時片 Tem / ᢇ(時に関わるもの全般)
音片 Sons/ δ (音に関わるもの全般)
光片 Lux / ◺ (光や色に関わるもの全般)
言片 Ve / ∀ (文字、言語に関わるもの全般)
台片 Tra / ፑ (乗り物に関わるもの全般)
食片 Ed / व (食や食事に関わるもの全般)
米片 Ory / ൮ (米や穀物に関わるもの全般)
無片 Nihi/ ሓ (無という概念に関わるもの全般)
今回のページのTop画像は、略式要片で表記した「木山国(季瑞国)」を指す単語でした。
#ဟ(#1) ヴェアナコル語の基本設定は、これにて以上です。次回#သ#2では文字とその発音について解説していき、本格的にヴェアナコル語自体の説明をしていきます!!
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