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謎解謎男
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【500単語突破記念】 手袋と辞書を編む50文の解説

9月16日、?????語は500単語が載る辞書となった。うれし〜

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こういった節目を迎えると、記念として何かをやりたくなる。そこで、この記事では以前訳した手袋と辞書を編む50文についての詳しい解説をしたい。

解説は「私の言語でどう訳したか」に焦点を絞ったが、その後にもおまけを用意した。解説に興味がない方は、そちらから先に読んでいただいても構わない。

そして、ここまで来れたのは皆さまのご協力があってこそである。特に造語依頼をしていただいた方々には、この記事でも感謝を申し上げたい。


1.私は手袋を編む。
私は 手袋-を 作る ~で 糸.

ウㇽサ コロㇺテスネ ケㇽト アフェ ルㇷ.

編むは「糸で作る」として訳している。

2.私は辞書を編む。
私は 言葉-の 本-を 編集する.

ウㇽサ ブィナ トㇽズァプネ トㇽブィモ.

「編集する」ということを表す、なかなか言わない表現だ。
私の言語で編集するは「まとまる-言葉-する」という語源である。

3.私は本を開く。
私は 本-を 開く.

ウㇽサ トㇽズァプネ ボフォ.

4.私は扉を開く。
私は 扉-を 開く.

ウㇽサ ボㇷピㇰネ ボフォ.

6.花が開く。
花は 開く.

リポㇳ ボフォ.

少し順番が前後しているが、これらは同じ「開く」意味である。
外に向かって開いていく様子を等しく "ボフォ" という。

5.私はパーティーを開く。
私は パーティー-を 開始する.

ウㇽサ トㇽポド ボテモ.

前者でも使われている "ボ" は「動いているもの」を指し示す言葉である。

7.座席が空く。
座席は 空く-p.p.

リㇷナㇽ パナローロ.

座席は自ら開くのではなく空かれるものであるため、受動態の動詞になっている。

8.私は瓶を開ける。
私は 小さい- 入れ物-の 口-を 開ける.

ウㇽサ トラ アㇷテスナ コネ ボフォ.

瓶の言葉はないので、「小さい 入れ物」と訳している。
またこの文では、瓶を開けているわけではなく開けているのは瓶の口のほうである。どうやら、これはメトニミー1と言うらしい。

9.私は穴を開ける。
私は 穴-を 作る.

ウㇽサ アㇷネㇳネ ケㇽト.

外に向かって開くことと捉えられそうだが、別に内側に開く穴もあるため、作るという意味に下げている。

10.夜が明ける。
夜が明ける.

ソメロ.

夜になることを "レモソ" という。
これを発音記号で逆に読んで変換するとソメロになる。
逆に読むと、対照の意味を取ることがある。

11.私は傘を差す。
私は 傘-を 開ける -そして- 使う.

ウㇽサ ダレデㇺネ ボフォ ニ セクモ.

差すの中にある意味は「開いて使う」ということだ。
「そして」を表す接続詞で動機同士2を結んでいる。

12.光が差す。
光は 入る.

テノ アㇷモ.

比喩的な表現ではあるが、これは光を物理的なものと捉えている。

13.私は笑う (笑顔になる)。
私は 笑う.

ウㇽサ ポドフォ.

14.私は笑う (声を出して笑う)。
私は 笑う.

ウㇽサ ポドフォ.

"ポドフォ" の語源は、「ポド(喜び)+フォ(外側)」である。
顔を変えたとしても、声を出したとしても、どちらも「喜び」が外側に出たことを表している。

15.私は怪我に注意する (気をつける)。
私は 怪我-を 注意する.

ウㇽサ メドㇲイㇽネ ズァプデㇷド.

16.私は服装を注意する (忠告する)。
私は 服装-を 告げる.

ウㇽサ ファトㇽネ スロブォ.

ズァプデㇷド=ズァプ(何らかの意味を持ったもの)+デㇷド(考える)という意味となっている。一方、
スロブォ=スロ…(放す)+ブォ(言葉)と、完全に語源が異なっている。

17.私は本を読む。
私は 本-を 読む.

ウㇽサ トㇽズァプネ ラシコ.

「読む」は本から派生していない、独立の語幹である。

18.私は文字を読む (発音する)。
私は 文字-を 言う.

ウㇽサ フィㇽズァプネ ブィポ.

この「読む」は「言う」に同じである。

19.私はあなたの心を読む。
私は あなたの 心-を 考え ~しようとする.

ウㇽサ エタ ㇳファスネ デㇷデ マㇲオ.

心を読むことはすなわち「相手の心を考えること」だ。

20.私は本を書く。
私は 内容-を 書く ~に 本.

ウㇽサ アファキプネ フィㇽズァポ オ トㇽズァプ.

これもメトニミーの一つだと思う。
書いているのは本ではなく、実際には本に何らかの「内容」を書いている。

21.私は文字を書く。
私は 文字を書く.

ウㇽサ フィㇽズァポ.

"フィㇽズァポ" 自体で「文字を書く」と言う意味があるため、目的語も含めて訳した。

22.ボールが壁に当たる (衝突する)。
ボールは ぶつかる-p.p. ~に 壁.

ピㇲエズ スロメドード オ ガㇰス.

23.ボールが人に当たる (命中する)。
ボールは ぶつかる-p.p. ~に 人.

ピㇲエズ スロメドード オ ポㇲイナ.

どちらも等しく「ぶつかる」と解釈している。
また、ちょくちょく文に現れている "オ" の原義は「~に対して」という意味だ。

24.予想が当たる。
予想は 当たる.

フィㇽデㇷ デスタノ.

"デスタ" が「正しい」を表すことから、"デスタノ" で「合っている・正しい」の意味になる。

25.景品が当たる。
景品は 当たる.

フォダキプ コロメ サズォ.

" コロメ サズォ" は熟語の一つであり、「手に入れることができる」から派生している。

26.私はペンを持っている (手に握っている)。
私は 書く- もの-を 握る-ing.

ウㇽサ フィㇽズァパ ピカネ コロマフォビト.

動詞は "コロㇺフォビト"。
先頭にある "コロㇺ" は「手」という意味があり、"フォビト" はフォブ(内)の動詞形に、イト(ing)の活用をつけている。

27.私は財布を持っている (携帯している)。
私は 財布-を 持つ.

ウㇽサ アㇷムㇲイテスネ ピコㇽソ.

28.私は車を持っている (所有している)。
私は 車-を 持つ.

ウㇽサ カヌスネ メド.

ピコㇽソ=ピコ(もの)+…ㇽソ(~を支える)
メドは「くっつく」という語幹の派生を表している。

29.私は友達と話す。
私は 会話する ~と 友達.

ウㇽサ ブィスコ メデ メディナ.

私の言語では「と」を区別している。
andの「と」は "ポ"
withの「と」は "メデ" と表現している。
ちなみにこの "メデ" も、「くっつく」の語幹から派生している。

30.私は思い出を話す。
私は 昔- こと-を 言う.

ウㇽサ テㇳファ アキプネ ブィポ.

話すという意味ではなく、「言う」と訳した。
誰かにかつての思い出を一方的に言っている状況を、イメージして訳した。

31.私は店に寄る。
私は 行く ~に 店.

ウㇽサ ケラブォ オ ネガフォリㇰ.

寄るというのはオシャレな言い方だが、私の言語では単に「行く」として扱った。

32.私は右側に寄る。
私は 寄る ~に 右.

ウㇽサ メド オ イㇽ.

一方、「近づく」の意味が強い場合は "メド" と訳す。

33.私はコップに水を入れる。
水は 私が 入る-p.p. ~に 入れ物.

ポㇽㇰ ウㇽ アㇷモーモ オ アㇷテス.

日本語で同じ「入れる」でも、私の言語では、全て文の構造が変わっている。
そもそも、私の言語に「入れる」がないからだ。
「入る」があるため、この文では「水は私が入れられる」と訳した。
そのまま「私は」で主格を持つと、入れ物に水ではなく「私」が入ることになってしまう。

34.私は手に力を入れる。
私の 手は 動き-を 入る-p.p.

ウㇽサ コロㇺ ポㇲブネ スロモーモ.

力という語彙はない。そのため、手に動きを加えるという意味で訳す。
また、7と同様に、主格の手は「入れられる」と訳している。

35.私は彼を仲間に入れる。
私は 彼を 集める ~の中に 仲間.

ウㇽサ ズォㇽㇰネ トㇽモ アフェ メディナ.

仲間という枠の中に彼を入れるイメージだ。

36.私は教師をしている。
私は 教師-を する-し続ける.

ウㇽサ アキプネギナネ メ バノ.

「今に至るまで、教師をし続けている」という常態化の意味合いが強い文だ。
よって、「~し続ける」という "バノ" の助動詞をくっつけている。

37.私は黒い髪をしている。
私は 髪(が) ~である.

ウㇽサ ルファメゴニ ポㇲオ.

「している」をうまく捉えようとすると、個人的に違和感が生まれた文だった。
この「~である」は生き物(もしくは体の一部)の特徴3を表している。

38.私は明日を楽しみにしている。
私は 明日-を 楽しむ-ing.

ウㇽサ フィㇽキラㇷネ ポドミト.

楽しみにしているということは、「たった今楽しんでいる」ということを言っているのと同じである。

39.私はサッカーをする。
私は 遊ぶ ~で ボール.

ウㇽサ ニブァコ アフェ ピㇲエズ.

サッカーという概念がないので、「遊ぶ」として大まかに捉えた。

40.私は髪を長くする。
私は 髪-を 長い-する.

ウㇽサ ルファメゴネ テロタモ.

形容動詞は形容詞+動詞(モ)の形で表す。

41.私は寝ることにする。
私は 寝る- こと-を 始める.

ウㇽサ アフェタ アキプネ テモ.

始めるを使うことで、「する」で分けず「にする」をニュアンスに取り入れた。
寝るは連体形にして「こと-を」と結んだ。

42.私はサッカーができる。
私は 遊ぶ- ~できる(能力) ~で ボール.

ウㇽサ ニブァケ ザスゴ アフェ ピェスズ.

私の言語では、ややこしいことに3つの「できる」がある。
今回は能力の優劣を示す「できる」を使用した。
「できる」の解説は、こちらでもやっているのでそちらもご覧ください。

43.ここに図書館ができる。
図書館は 出来る ~に ここ.

トㇽズァプリㇰ デスノ オ カブ.

「出来る」は「形になる」の熟語である。

44.私は駅にいる。
私は いる ~の中に 駅.

ウㇽサ ピコ アフェ エキ.

45.私には友達がいる。
私は 友達-が いる.

ウㇽサ メディナニ ピコ.

46.財布がここにある。
財布は ある ~に ここ.

アㇷムㇲイテス ピコ オ カバ.

いる、あるの分け方は日本語とは違う。
"ピコ" は「ものとして存在する」という意味だ。
また、まだこの世界には駅は存在しない。

47.パーティーがある。
パーティーは ある.

トㇽポド フォ.

48.私には夢がある。
私は 夢-が ある.

ウㇽサ ズァピトニ フォ.

"フォ" は「認識できるものとして存在する」という意味がある。

49.私は音楽で食べていく。
私は 食べる-will ~で 音楽.

ウㇽサ コメドㇲ アフェ トリノポド.

35に似た文法である。
音楽という枠の中でこれから食べていくニュアンスが含まれている。

50.私はりんごを食べる。
私は リンゴ-を 食べる.

ウㇽサ クラㇺネ コメド.

「は」と「が」は私の言語では明確に分けられている。
「は」は必ず主格を取り、主格が二つある場合は、「が」で目的語のような役割を持つことがある。


おまけ

ちょっとした宣伝が二つある。

一つ目。この?????語以外に、私は共同制作をしている人工言語が他にある。
前の記事でも著したと思うが、言語の名前はクィルヴァース語(キルヴァース語)である。
今のところ制作者の皆がお留守なので、私がある程度薪を投げているのだが、そろそろ言葉を切り倒すのも疲れてきた。
読者の皆さまは、こちらに是非とも、造語依頼をよろしくお願いしたい。ついでに私の言語の辞書のリンクも載せておこう。

キルヴァース語の辞書のリンク⇩
https://zpdic.ziphil.com/dictionary/8528

?????語の辞書のリンク⇩
https://zpdic.ziphil.com/dictionary/7031

二つ目。カクヨムにて、「空っぽのサイレン」というお話を投稿した。
今後書く異世界転生ものの、習作として筆を執った。是非ご覧になってほしい。

全部書き終わりました みんなも編んでみてね


  1. この用語自体はゆる言語学ラジオの動画で知ったため、筆者が正確に知っているかは保証しきれない。 

  2. これは、動詞と同士の同音異義を利用した、筆者が意図せず生み出した洒落である。 

  3. "ルファメゴ" はそのまま訳すと「細い白」という意味。この世界では、白髪の人は歳が若く、老いるにつれて黒髪になっていく。 

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