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フィユス
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Minel fis Kisaja:雨の文

フィユスです。

かいねっしゅ氏が昨年の9月に紹介されていた「雨の文」。これをフェルヴェザニ語訳したいと思います。よろしくお願いします。


Minel fis Kisaja (雨の文)

 (i):i型動詞
 (l):l型動詞
 (id):id型動詞
 (ol):ol型動詞
 (無):無変化型動詞
 (不):不規則型動詞
 (前):前置詞
 (順):順接続詞
 (逆):逆接続詞

  1. 雨が降っている。/ 雨が落ちてきている。 (雨が降ることそのものに焦点を当てている)
     Wint tilakyqu bo kisaja.
     tilak(i)「落ちる」
     kisaja「雨、雨の日」

  2. 雨が降る。
     Tilakyqu bo kisaja.

  3. 雨が降っている。
     Wint tilakyqu bo kisaja. 
     1番との表現上の差異は無し。

  4. 雨が降りそうである。
     Halui tilakyqu bo kisaja.

  5. 雨が降り続けている。(継続)
     Lyvina tilakyqu bo kisaja.

  6. 雨が降り終わる。
     Var tilakyqu bo kisaja.

  7. 雨が降り終わった。(単なる終了)
     Zi var tilakyqu bo kisaja.

  8. 雨が降り終わった。(完了)
     Zi var lyvina tilakyqu bo kisaja.
     var(終了の助動詞)+lyvina(継続の助動詞)で、「継続していることが終わる」、すなわち完了を表します。

  9. 雨に打たれた。
     Zi vedolet a ky xala kisaja.
     ved(ol)「叩く、打つ」
     xala(前)「~によって」

  10. 明日は雨になるでしょう。
     Ela tilakyqu bo kisaja n'ake holai.
     n'ake(前)「~で(時間)」
     holai「明日」

  11. 空が晴れているのに雨が降ってきた。
     Zi vis tilakyqu bo kisaja, edas ja bo kina cu kix'af.
     edas(逆)「~なのに」
     kina「天気」
     kix'af「太陽、晴れ」

  12. 雨が降っているのを見ると、私はなぜだか漠然とした不安を覚える。
     Myfo a ky ne ima tilakyqu bo kisaja, nim'and wamo a ky ne s'animein kulanify.
     myfo(不)「見る、眺める」
     nim'and(順)「~すると」
     wamo(l)「(なんとなく)思う」
     s'animein「ぼんやりとした、漠然とした」
     kulanify「不安な感情」

  13. 雨の音を聞きながら読書をするのは心地よい。
     Ja bo tena ima minos a ky ne wenh'odo, xelas lahato ne los' fis kisaja maf cu panatef.
     minos(id)「読む」
     wenh'odo「本」
     lahato(id)「音を聞く」
     los'「音」
     panatef「心地よい、気持ち良い」

  14. 雨に仕事を邪魔された。(雨の音などが気になって仕事に集中できなかった。あるいは、雨に打たれたせいで仕事に必要な用具が濡れてしまった。など)
     Zi guvenolet bo fafent xala kisaja.
     ※直訳:雨によって仕事は邪魔をされた。
     guven(ol)「邪魔をする、邪魔になる」
     fafent「仕事」

  15. 滝のように雨が降った。(副詞を用いた表現)
     Zi tilakyqu hity tilakaja bo kisaja.
     hity(前)「~のように」
     tilakaja「滝」

  16. 滝のような雨が降った。(形容詞を用いた表現)
     Zi tilakyqu bo kisaja s'om tilakaja.
     s'om(前)「~のような」

  17. 小雨の中、二匹のカエルが跳んでいる。(「跳ぶ」は英語の jump。fly ではない)
     Oa pisel kisaja, wint tanp tef nai ibjanih.
     oa(前)「~で(状況)」
     pisel「少ない、少しの、少し」
     tanp(無)「跳ぶ、飛び跳ねる、ジャンプする」
     nai「2つの」
     ibjanih「カエル」

  18. 大雨の中を三匹のカエルが跳びまくっている。
     Oa alf kisaja, wint bod tanp tef fin ibjanih.
     alf「多い」
     bod(前)「(強調)」
     fin「3つの」

  19. 雨に濡れた。
     Zi ja a ky cu ajeiti xala kisaja.
     ※直訳:私は雨によって濡れた。
     ajeiti「濡れた、濡れて」

  20. 東京では、雨が九日間も降り続けている。(「も」は強調)
     Zivi Tokijo, lyvina tilakyqu bo kisaja bod wolpt lisai.
     wolpt「9つの」
     lisai「日」

  21. 平壌では、昨日雨が一時間しか降らなかった。(「しか」は強調。平壌:평양, Pyongyang)
     Zivi Pijonjan, zi tilakyqu bo kisaja n'and z'alk kan sifiko n'ake tolvin.
     n'and(前)「~の間(時間)」
     z'alk「~だけ」
     kan「1つの」
     sifiko「時間」
     tolivn「昨日」

  22. 雷が鳴ると、雨が急に強くなった。
     Zi louz'enid bo bagsn, nim'and zi alie xolzo taliki bo kisaja.
     louz'en(id)「(音が)鳴る」
     bagsn「雷、雷鳴(雷の音の部分)」
     alie「急に」
     xolzo「強く」
     tals(不)「なる、変わる、変化する」

  23. 夏の日照りで乾いた畑を、雨が潤してくれた。(雨に対する感謝の気持ち)
     Zi luidi ajem'entyqu bo kisaja ne sovint ima canpwilet xala holx fis az'orn.
     luidi「ありがたいことに、うれしいことに」
     ajem'ent(i)「潤す」
     sovint「畑、耕地」
     canpwil(無)「乾かす」
     holx「日照り、日差し」
     az'orn「夏」

  24. まもなく、チェラプンジに大雨が降ります。不要な外出はお控えください。(チェラプンジ:インド北東の地名。ヒンディー語:चेरापूंजी, 英:Cherrapunji)
     Ela solopy tilakyqu bo alf kisaja zivi Txerapunx'i. Teles gem newoftid ne bideil halveif.
     solopy「すぐに、まもなく」
     teles「(丁寧な表現、命令文では命令のニュアンスを弱める効果がある)」
     newoft(id)「自粛する、やめる、控える」
     bideil「不必要な」
     halveif「外出、お出かけ」

  25. 神は我々に雨を降らせてくださる。
     Qaiva bo fizo delvah pos kija ima tilakyqu bo kisaja.
     qaiva(無)「~させる」
     fizo「(王や神など、特に上位の者に対する敬称)」
     delvah「神」
     pos(前)「(方向、対象、目標)」

  26. 天気予報では晴れだったから傘を持っていかなかった。なのに雨が降ってきたから、びしょ濡れになってしまった。
     Zi esilan bo s'alvon fis kina ne kix'af, femia zi nouf hof ne kisajabont. H'ofui zi tilakyqu bo kisaja, femia zi ja a ky cu ajaeti.
     esi(l)「言う」
     s'alvon「予報」
     femia(順)「~だから」
     nouf(不)「持っていく」
     kisajabont「傘」

  27. 雨がやみますように。(祈願)
     Kajef a ky ne ima tilakyqu bo kisaja.
     ※直訳:私は雨が降ることを祈る。
     kajef(i)「祈る」

  28. 雨の止まんことを。(古風な祈願)
     Kajef a dilhi ne ima tilakyqu bo kisaja.
     dilhi「(仰々しい)私」

  29. もう夏だというのに、雨ではなく雪が降り始めた。
     Vis tilakyqu bo tilaxat, hof bo kisaja, edas ja bo liksen cu az'orn.
     tilaxat「雪」
     liksen「季節」

  30. 時間が経つにつれて、雨がどんどん強くなっている。
     Wint nymalhi xolzo taliki bo kisaja, xelas xifeiz.
     nymalhi「少しずつ、次第に、だんだん」
     xifeiz(無)「(時間が)経つ、経過する」

  31. 命題「雨が地面から空に向けて降るならば、徳川家康の祖母は毛沢東である」は真である。
     Ja bo ix'elagnel, "da tilakyqu bo kisaja jon suilea pos kisen, vi ja raimilfi fis Iejasu Tokugawa cu Tsadong Mao" cu emol.
     ix'elagnel「命題」
     suilea「地面」
     kisen「空」
     raimilfi「祖母、おばあちゃん」
     emol「正解、正しい」

  32. アタカマ砂漠にはほとんど雨が降らない。(アタカマ砂漠:チリの砂漠。西:Desierto de Atacama)
     Mou tilakyqu hof bo kisaja zivi Atakama ingamy.
     mou「ほとんど」
     ingamy「砂漠」

  33. 降る雨は美しいが、私に当たる雨はうっとうしい。(対比)
     Ja bo kisaja ima tilakyqu cu faliamin, sylin ja bo kisaja ima datn pos ky cu x'ehidoh.
     faliamin「美しい」
     sylin(順)「一方で」
     datn(不)「当たる、ぶつかる」
     x'ehidoh「煩わしい、うっとおしい」

  34. 熱帯地方では一年中雨が降る。
     Pizi ytlom tilakyqu bo kisaja zivi difomous'.
     ytlom「一年中~する」
     difomous'「熱帯」

  35. 砂漠では一年に何回かだけ雨が降る。
     Tilakyqu bo kisaja n'ake ifenir lisai fis ytels zivi ingamy.
     ifenir「いくつかの」
     ytels「年、年代」

  36. 子どもたちが豪雨の中で楽しそうに遊んでいる。
     Wint pantalen sibihalif tef nemis oa alf kisaja.
     pantalen「楽しい、楽しく」
     sibiha(l)「遊ぶ」
     nemis「子ども」

  37. 昨日の倉敷の降水量は、一時間あたり50mmでした。(倉敷(くらしき):岡山の都市)
     Zi ja bo alfins fis kisaja zivi Kuraxiki n'ake tolvin cu ineqa Milimytar klaks kan sifiko.
     alfins「量」
     ineqa「50」
     klaks(前)「~の中で」

  38. 今日の東京の降水量は、一時間あたり30mm以上50mm以下です。(未来の事柄についての断定)
     Ela ja bo alfins fis kisaja zivi Tokijo n'ake tasai cu nezo sieva Milimytar, alzo ineqa Milimytar klaks kan sifiko.
     tasai「今日」
     nezo「~以上」
     sieva「30」
     alzo「~以下」

  39. 明日の東京の降水量は、一時間あたり40mm未満でしょう。(未来の事柄についての予測)
     Ela halui ja bo alfins fis kisaja zivi Tokijo n'ake holai cu pitalzo riven Milimytar klaks kan sifiko.
     pitalzo「~未満、~より小さい」
     riven「40」

  40. 明後日の東京の降水量は、一時間あたり100mmを超えるでしょう。(未来の事柄についての確信を持った予測)
     Ela halui ja bo alfins fis kisaja zivi Tokijo n'ake naifholai cu pinezo jadok Milimytar klaks kan sifiko.
     naifholai「明後日」
     pinezo「~より大きい」
     jadok「100」

  41. ここ四日での大阪の降水量は、例年の北海道の、五月における降水量一ヶ月分に相当するといわれる。
     Sla teliftid bo alfins fis kisaja zivi Osaka n'ake hoksn kolfe lisai cu kan efina alfins zivi Hokaido n'and manak nuily efin.
     telift(id)「~に相当する、~に値する、~にあたる」
     hoksn「最近の」
     kolfe「4つの」
     efina「~ヵ月の」
     manak「普通の」
     nuily「5番目の」
     efin「(暦としての)月」

  42. 我々は突然の豪雨を予測することはできない。
     Bapo namifis'iva lo kija ne alie alf kisaja.
     namifis'(i)「予見する、予知する、予測する」
     alie「突然の、急な」

  43. 雨垂れ石を穿つ。
     Guonok bo kisajelxy ne eglik.
     guonok(無)「削る、穿つ」
     kisajelxy「雨滴、雨だれ」
     eglik「石」

  44. 雨雲は雨や雪をもたらす。(「雨雲」は乱層雲のこと)
     Xuif bo danvulwi lo kija ne kisaja tan tilaxat.
     xuif(無)「渡す、あげる、与える」
     danvulwi「雨雲、乱層雲」

  45. 傘を持って行ったと思っていたら、間違えて日傘を持ってきていた。
     Zi isxilfi a ky ima zi nouf ne kisajabont, mink zi bogxikt weik ne holxbont.
     isxilfi(l)「思い込む、勘違いしている」
     bogxikt「間違えて」
     weik(ol)「持ってくる」
     holxbont「日傘、日よけ」

  46. 横殴りの雨が降っている。
     Wint tilakyqu bo kisaja jon milsem.
     ※直訳:横から雨が降っている。
     milsem「横、横の、横へ」

  47. 雨の降る方向と垂直に傘を向ければ、かなり濡れにくい。
     Kantis mes' a ky ne kisajabont irf natur ima tilakyqu bo kisaja, nim'and binofyl a ky ima ajexik.
     kantis「垂直に」
     mes'(i)「向ける」
     irf(前)「~に対して」
     natur「向き、方向」
     binofyl(id)「~しにくい」
     ajexik「濡れる」
     

  48. もし今日雨が降らなかったら、あの公園にピクニックに行っていたのに。
     Qab zi tilakyqu hof bo kisaja n'ake tasai, vi zi tat a ky pos zai kanzamy pos lanmis.
     tat(不)「行く」
     kanzamy「公園」
     lanmis「ピクニック、遠足」

  49. もし昨日雨が降らなかったなら、我が家は水没しなかっただろうに。
     Qab zi tilakyqu hof bo kisaja n'ake tolvin, vi zi nevrars'id hof bo x'in fis ky xala aja.
     nevrars'(id)「埋まる、埋没する」
     x'in「家」
     aja「水」

  50. 店を出たら雨が降っていたので、走って家に帰った。
     Zi h'elan a ky jon minar, nim'and zi tilakyqu bo kisaja, femia zi floza tan noh a ky pos x'in.
     h'elan(i)「出る、出てくる」
     minar「店」
     floza(l)「走る」
     noh(不)「帰る」

  51. たとえ五秒後に雨がザッと降り始めても、俺は断じてサッカーをやる。
     Logas'y kal a ky ne Sakar, zumela ela vis alie tilakyqu bo kisaja n'ake eldar nuidi sifil.
     logas'y「絶対に~する」
     kal(無)「する、行う」
     zumela(逆)「~かどうかに関わらず」
     eldar「~後に」
     nuidi「5つの」
     sifil「秒」

  52. 昨日は雨だったが、今日は快晴だ。
     Zi ja bo kina n'ake tolvin cu kisaja, sylin ja n'ake tasai cu faliamin kix'af.

  53. 激しい雨の後には、美しい虹が空に架かるだろう。
     Halui fidok bo faliamin xunneim zivi kisen n'ake eldar xolzo kisaja.
     fidon(不)「現れる、出現」
     xunneim「虹」

  54. 土砂降りのせいで息が苦しい。(「せい」は不満を表す)
     Gibeholet bo fydi fis ky xala alf kisaja.
     gibeh(ol)「苦しめる」
     fydi「息」

  55. 家を出た途端に雨が降り始めた。
     Zi h'elan a ky jon x'in, nim'and zi vis solopy tilakyqu bo kisaja.
     solopy「すぐに、まもなく」

  56. 窓際で雨を眺めるのが好きだ。雨の音を聞いていると、まるで心が洗われるような気分になる。
     Miz a ky ne ima myfo ne kisaja zivi firaimi fis ifeikm. Lahato a ky ne los' fis kisaja, nim'and ifyxim hity ajanitet bo zikin.
     miz(無)「好きである」
     myfo(不)「見る」
     firaimi「そば、近く」
     ifeikm「窓」
     ifyxim(id)「感じる」
     ajanit(無)「洗う」
     zikin「精神、心」

  57. 洪水により、雨水マンホールから水が溢れ出している。
     Wint prutunyqu ada aja jon ajapitom xala ajuvanoud.
     prutun(i)「あふれる、あふれ出す」
     ajapitom「マンホール」
     ajuvanoud「洪水」

  58. 雨がうるさくて声が聞こえません! もっと大きな声で話してください!
     Ja bo kisaja cu doluivo, femia bapo lahato a ky ne los'fi! Teles gem ez'i xala num dolf los'fi!
     doluivo「うるさい」
     los'fi「声」
     ez'i(不)「話す」
     num「より~、もっと~、さらに~」
     dolf「大きい」

  59. 那覇の年間降水量はロンドンの約三倍だ。
     Ja bo alfins fis kisaja n'and kan ytels zivi Naha cu fin olt irf alfins zivi London.
     olt「~倍、~倍の」

  60. チェラプンジは世界で最も多くの雨が降る場所だ。(最上級)
     Ja bo Txerapunx'i cu amy ima alfxos tilakyqu bo kisaja.
     amy「場所」
     xos(接尾辞)「最も~」

  61. 世界において、チェラプンジほど多くの雨が降る場所はない。(No other place in the world receives as much rainfall as Cherrapunji.)
     Klaks seqanyvi, z'ala hof bo amy ima num alf tilakyqu bo kisaja, nek Txerapunx'i.
     klaks「~の中で」
     seqanyvi「世界」
     z'ala「存在する」
     nek(逆)「~よりも」

  62. 酸性雨が彫刻を溶かした。
     Zi ax'ennolan bo cank kisaja ne guondih.
     ax'enno「融かす」
     cank「酸、酸性の」
     guondih「彫刻」

  63. 雨が傘に当たって音を立てている。
     Wint los'anaid bo kisaja, ywol datn ne kisajabont.
     los'ana(id)「音を出す、音を立てる」
     ywol(逆)「~によって」

  64. 雨水を飲むな。汚いぞ。
    Bigem dius ne kisaja. Ja cu uduigo.
     dius(ol)「飲む」
     uduigo「汚い」

  65. 雨水は飲むことができない。(物理的に飲めない)
     Bityx'i dius a ky ne kisaja.

  66. 雨水を飲むことはできない。(精神的制約により飲めない)
     Bapo dius a ky ne kisaja.

  67. 道の凹んだところに、雨水が溜まっている。
     Bankfel bo kisaja zivi houmiz fis tawis.
     bankfel(無)「溜まる」
     houmiz「へこみ」
     tawis「道」

  68. 雨の日はいつも家にいる。
     Pizi s'in a ky zivi x'in n'ake kisaja.
    s'in(不)「居る」

  69. 遠足は雨天決行とする。
     Kal lo kija ne lanmis, zumela kisaja.
     ※直訳:雨の日かどうかに関わらず、私たちは遠足を行う。

  70. 重金属をふんだんに含んでいる酸性雨が、ネオンサインに照らされて光っていたらしい、と彼は私に笑いながら語った。(「らしい」は伝聞)
     Zi ez'imi tox loa xelas javikid pos ky ne ima zi sla xifason bo cank kisaja ima wodera ne alf galaglikm ywol xifoulet xala ratank fis Neon.
     ez'i(不)「話す、語る」
     javik(id)「笑う」
     xifaso(不)「光る、照る」
     wodera(無)「含む」
     galaglikm「重金属」
     xifoh(不)「光らせる、発光させる」
     ratank「看板、サイン」

  71. 都会の雨水を飲みすぎて腹を壊した。今でも腹からギュルギュルという嫌な音が鳴っている。
     Zi meblof bo xidife ywol lonuk dius ne kisaja fis tafalos'. Wint louz'enid bo bovem los' s'om Gurul jon xifide n'ake tasos.
     meblof(i)「体調を崩す」
     xifide「腹」
     tafalos'「都市、都会、大規模な街」
     bovem「嫌な」
     tasos「今」

  72. 一定の速さで走る電車の車窓から雨を見た時、雨は鉛直方向と64度の角度をなして降っていた。このとき、電車の速さを求めよ(単位はキロメートル毎時)。ただし、雨は鉛直方向に降っており、雨粒の落下速度は12メートル毎秒で一定であるものとする。
     Wintoz tilakyqu bo kisaja oa vidokolf mekty irf tazkodit, kleum zi myfo ne kisaja jon ifeikm zivi flentu ima weislan oa trym venasen. Gem kaveiz ne venasen fis flentu(Ja bo donk cu Kilomytar Klaks Kan Sifiko). Binud wintoz tazkodit tilakyqu bo kisaja. Ja bo venasen ima tilakyqu maf cu trym hannai Mytar Klaks Kan Sifil.
     vidokolf「64」
     mekty「~度の」
     tazkodit「鉛直方向、鉛直な、鉛直に」
     flentu「電車、鉄道」
     weis(l)「動く」
     trym「一定の」
     venasen「速さ」
     kaveiz(id)「計算する」
     donk「単位」
     binud(順)「ただし、ここで」
     hannai「12」

  73. ここに今降っている雨の強さは、昨日にあちらで降った雨の2倍くらい強く、一昨日にここで降った雨の3倍くらい弱く感じられる。
     Wint ifyxim ne xolzo fis kisaja ima wint tilakyqu zivi la amy n'ake tasos maf cu wan nai olt xolzo irf kisaja ima zi tilakyqu zivi zai amy n'ake tolvin maf, cu wan fin olt bixolzo irf kisaja ima zi tilakyqu zivi la amy n'ake naiftolvin.
     bixolzo「弱い、弱く」
     naiftolvin「一昨日」


おつかれさまでした。この例文集は1ランク上の文法事項の整備に役立ちました。ありがとうございました。

Fijus' Qaz'ofywei Invarom

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