数
0 を表す語彙は nil です。「ニヒリズム」の「ニヒル」と同語源です。この語は数詞のほかにも限定詞としての機能があり1、「どの…もない」の意味を表します。
- Mi le yam nil pingo.「私は一つも林檎を食べなかった。」
1 から 10 までの語彙は次の通りです:
un, dua, tiga, care, lima, ses, sabe, oco, nue, des.
11 以降は複合語で表現します。語順は日本語と同じです。分かち書きの有無に注意してください。
des un, des dua, des tiga, des care, des lima, des ses, des sabe, des oco, des nue
duades… tigades… caredes… limades… sesdes… sabedes… ocodes… nuedes… nuedes nue
100 は cen です。
これ以降、さまざまな数詞が登場しますが、10のN乗にあたる数詞は基本的にSI単位系に由来します23。
103 (1000) は kilo です。
106 は mega です。
109 は giga です。
1012 は tera です。
tera よりも大きい数字は kilo, mega, giga, tera を複合して表現します。
- 1015 は kilo tera です。
- 1018 は mega tera です。
- 1021 は giga tera です。
- 1024 は tera tera です。
序数詞
接尾辞 -yum は数詞について「N番目の、N番目に」という意味の性質詞3を作ります。
- limayum「5番目の、5番目に」
集合名詞
有生物を作る接尾辞 -yen は数詞に対しても使用することができ、「N人組」の意味を表します。
- tigayen「3人組、トリオ」
無生物を作る接尾辞 -xey は数詞に対しても使用することができ、「Nつ組」の意味を表します。
- ocoxey「8つ組」
分数
接頭辞 of- は数詞につくと「N分の1」を表します。
- ofcare「1/4、クォーター」
- care ofnue「4/9」
of- がつくとき、分かち書きが消滅することに注意してください。
- ofdesun「1/11」
10-N にあたる数には特別な数詞があてがわれています。これらも 10N の場合と同様に SI 単位系に由来します。
- deci「1/10」
- centi「1/100」
- mili「1/1000」
- mikro「10-6」
- nano「10-9」
- piko「10-12」
単位
「センチメートル」「キログラム」などはひとつの複合語扱いです(分かち書きしません)。
- centimetro, kilogramo
N 倍
「N倍の、N倍に」にあたる性質詞は接尾辞 -ple で作ります。「ダブル、トリプル」などの「ブ゚ル」です。
- sisaple「6倍の、6倍に」
後置数詞
「後置数詞」などという用語は公式には存在しないのですが、実際にそういう現象が存在するので取り上げます。
月の名前や時刻の表現など、いくつかの事例では、慣用的に「名詞 + 数詞」という語形が見られます。
- mesi oco「8 月」
- sati lima「5 時」
- fase sabe「フェイズ7、第七段階」
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