概要
-je は daraje (程度)に由来する縮約形態素です。主に修飾詞(形容詞/副詞)に接尾することで、その修飾詞に該当している度合いを表す基本詞(名詞/動詞)をつくります。
用例
- kaway「かわいい」→ kawayje「かわいさ」
- pimpan「頻繁な」→ pimpanje「頻度」
基本詞に接尾する場合もあります1。
- soti「音」→ sotije「音量」
動詞としての用法
-je のついた名詞を動詞として使用すると、「程度が〜だ」という意味の他動詞になるようです。
- lao「古い」→ laoje「古さ」「誕生から〜だけ経っている」
- Mi laoje 17 (nyan).「私は 17 (歳)です」2
-ya との使い分け
日本語の「〜さ」は程度を表す場合と性質を表す場合があり、-je はこのうち前者のみを表現します。後者を表すには -ya という接尾辞を別途使用する必要があります3。
- day「大きい」、dayje「大きさ、大きさの程度、サイズ」、dayya「大きさ、大きいということ」
- Yu no jixi tosu dayje.「あなたはそれの大きさがどの程度であるか知らない」
- Yu no jixi tosu dayya.「あなたはそれが大きいのだということを知らない」
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