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yuzet語解説

本記事では、yuzet語について解説します。

人「この記事は誰向けなんですか?」
→自分用としての側面が強いです。私はこれまで文法書を作っていなかったので、こういう形式で整備してみました。

音韻と文字

yuzet語ではlとvを除く24個のラテン文字を用います。それぞれの発音は次の通りです。

文字 発音 文字 発音
a /a/ n /n/
b /b/ o /o/
c /t͡s/ p /p/
d /d/ q /t͡ʃ/
e /e/ r /r/
f /ɸ/ s /s/
g /g/ t /t/
h /h/ u /u/
i /i/ w /w/
j /ʒ/ x /ʃ/
k /k/ y /j/
m /m/ z /z/

/n/は日本語の"ん"のように振る舞います。つまり、語末の/n/は[ɴ]になり、m,p,bの前の/n/は[m]になります。
表記は基本的に全て小文字で行いますが、外来語や固有名詞の先頭は大文字にします。

文法概要

yuzet語は膠着語です。単語に助詞が付くことによって役割を表します。
文は0個以上の節と、0個以上の述部から構成されます。具体例を見てみましょう。

kato-a sakbon-o tarak-su.
(彼はボールを投げた)

"kato-a", "sakbon-o"が節で、"tarak-su"が述部です。述部は基本的に最後に置かれます。
"kato"や"sakbon"といった名詞に"a"や"o"などの助詞が付くことによって節が形成され、「彼は」「ボールを」という情報を説明します。また、"tarak"という動詞に"su"という助動詞が付き、「投げた」という動作が表されます。

もう1つ、コピュラ文を見てみましょう。

ko tesboks-a karo-ya.
(この鞄は赤い)

"ko tesboks-a"が節で、"karo-ya"が述部です。名詞や形容詞に"ya"が付くと述部になり、「AはBである」という形の文になります。

品詞

品詞 説明
名詞 物や概念の名前を表す。節の中心となるか、-yaが付いて述部になる。
形容詞 状態を表す。名詞を修飾するか、-yaが付いて述部になる。
動詞 動作を表す。述部を形成する。
副詞 単独で節を形成する。文のどの位置にも入れることができる。
助詞 名詞に付加することによって節を形成する。
助動詞 動詞に付いて意味を付加する。
接続詞 単語/節/述部/文の間に置き、それらを接続する。
関係名詞/関係形容詞/関係副詞 前に単語あるいは文を取る名詞/形容詞/副詞。
間投詞 単独で用いられ、挨拶や感情などを表現する。
接頭辞 単語の前に付いて意味を付加する。
接尾辞 単語の後ろに付いて意味を付加する。

助詞、助動詞、接頭辞、接尾辞は間にハイフンが必要です。

名詞・形容詞

名詞はそのまま並べて名詞句を作ることができます。名詞で名詞を修飾することも可能です。基本的に前置修飾です。

ge katen-a neso kunot katen-ya.
(下の記号は国際音声記号です。)

形容詞は、名詞と異なり助詞を付けて節にすることができません。節にしたい時は名詞化接尾辞である"za"を介すか、後述する"te"を使う必要があります。

zen-za-a i-ya.
zen-ya te-a i-ya.
(早いことは良いことだ。)

逆に、名詞を形容詞にするには"an"を付けます。名詞をそのまま形容詞の様に扱うこともできますが、"an"を使って形容詞に変えるとニュアンスが少し変わることがあります。

ra-a pari-an-ya.
(空は晴れている。)

動詞・助動詞

動詞は助動詞が付くことによって相・態・法などが表されます。
時制は助動詞ではなく、過去を表す接尾辞"ta"によって表されます。未来時制は存在しません。

時制・相 日本語訳
wo 不定 歩く
wo-to 進行 歩いている
wo-su 完了 歩いた
wo-to-ta 過去進行 歩いていた
wo-su-ta 過去完了 歩いたのだった

受動態は"san"を使います。

kodo-a weptan-san-su.
(ドアは開かれた。)

使役は態としては存在しませんが、表現したい時は"se"を用います。自動詞の場合は"se"を接尾辞として付けることで他動詞にします。

kato-o ran-se.
(彼を走らせる。)

他動詞の場合は後述する関係詞を使い、"se"を動詞として述部に取ります。

kato-a tapan-o kos te-o se.
(彼にパンを買わせる。)

副詞

副詞は単独で節として働いて文全体を修飾するか、形容詞の前に置いて形容詞を修飾します。

ko qu-a faz go.
(この虫は速く動く。)

wa Karee-o ban ek.
(私はカレーがとても好きだ。)

関係詞

関係詞を使うことによって文を名詞や形容詞、副詞として扱うことが出来るようになります。最もメジャーな関係詞は"te"です。

wa na-a utan-to te rap-o wan.
(私はあなたの持っている能力が欲しい。)

助詞

助詞は格などを表し、接頭辞や接尾辞は単語に意味を付加します。接頭辞は数が少ないですが、接尾辞はよく用いられます。主な助詞と接尾辞は以下の通りです。

助詞 意味
a ~が
o ~を
e ~に、~へ
nep ~に、~で
baz ~の時に、~の場合に
ka ~から
azas ~を用いて
接尾辞 意味
no ~の
ifa ~も
at ~する人、~する物
ra ~たち
min ~の中

"wa"は特別な名詞で、縮約が発生します。
wa-a → wa
wa-no, wa-o → wo

接続詞

接続詞は単語、節、文同士を繋ぐ働きをします。主な接続詞は以下の通りです。

接続詞 意味
ni
oa または
zeni そして
gaza しかし
ifi もし~ならば
zas だから

niやoaを用いて単語を並べる時は、助詞を繰り返す必要があります。

wa bokspet-o ni mikej-o edas-su.
(私は皿とコップを出した。)

否定

否定は"ne"を接尾辞として用います。"ne"は否定したい部分に付けます。

wa yokan-ne goi-o sin-ne.
私は面白くない動画を見ない。

疑問

Yes/Noで答える疑問文は文末に"nan"を付けることによって表現します。
疑問詞を使う疑問文は、"nan"に加えて聞きたい部分を疑問詞に置き換えます。

主な疑問詞 意味
wat 何、何の
wato
waki いつ
wabo どこ
wakoz なぜ
hau どうやって

応用

ここからはあまり使われない用法や、口語的な表現を紹介します。

後置修飾

"so"を用いることによって後置修飾ができます。修飾先の後に、名詞や文を"so"と"te"で囲みます。本来修飾先の単語に付くはずだった助詞等は、代わりに"te"に付けます。

irek-no xigat-a irekc so cis racu-no migo te-ya.
(電気の正体は電子という微小な粒子の流れである。)

sa文

口語において、「それは~~だ」という形の単純な文は、sa文という特殊な形にすることができます。sa文は述部に-yaを要求しません。

sa kopat.
(それは面倒だ。)

sa文の主語になる単語は次の4つのみです。sa文の主語になると形が変わるものもあります。
so(それ)→ sa
ko(これ), ka(あれ)→ ka
wa(私)→ wa

助詞の反復の省略

先程「niやoaを用いて単語を並べる時は、助詞を繰り返す必要があります。」と述べましたが、口語では助詞の反復を回避することができます。最後に"ni"や"oa"を追加し、それに助詞を付けます。

wa bokspet ni mikej ni-o edas-su.
(私は皿とコップを出した。)

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