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かいねっしゅ
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雨の文(例文集)の紹介

 みなさんこんにちは。かいねっしゅです。今回は、人工言語の例文集として、雨を題材にした「雨の文」という自作例文集を紹介します。文作りの参照になれば幸いです。
 なお、この例文集はレーゲン語公式サイトにも多少改変のうえ掲載しています。こちらのリンクを踏んでください。

  1. 雨が降っている。/ 雨が落ちてきている。 (雨が降ることそのものに焦点を当てている)
  2. 雨が降る。
  3. 雨が降っている。
  4. 雨が降りそうである。
  5. 雨が降り続けている。(継続)
  6. 雨が降り終わる。
  7. 雨が降り終わった。(単なる終了)
  8. 雨が降り終わった。(完了)
  9. 雨に打たれた。
  10. 明日は雨になるでしょう。
  11. 空が晴れているのに雨が降ってきた。
  12. 雨が降っているのを見ると、私はなぜだか漠然とした不安を覚える。
  13. 雨の音を聞きながら読書をするのは心地よい。
  14. 雨に仕事を邪魔された。(雨の音などが気になって仕事に集中できなかった。あるいは、雨に打たれたせいで仕事に必要な用具が濡れてしまった。など)
  15. 滝のように雨が降った。(副詞を用いた表現)
  16. 滝のような雨が降った。(形容詞を用いた表現)
  17. 小雨の中、二匹のカエルが跳んでいる。(「跳ぶ」は英語の jump。fly ではない)
  18. 大雨の中を三匹のカエルが跳びまくっている。
  19. 雨に濡れた。
  20. 東京では、雨が九日間も降り続けている。(「も」は強調)
  21. 平壌では、昨日雨が一時間しか降らなかった。(「しか」は強調。平壌:평양, Pyongyang)
  22. 雷が鳴ると、雨が急に強くなった。
  23. 夏の日照りで乾いた畑を、雨が潤してくれた。(雨に対する感謝の気持ち)
  24. まもなく、チェラプンジに大雨が降ります。不要な外出はお控えください。(チェラプンジ:インド北東の地名。ヒンディー語:चेरापूंजी, 英:Cherrapunji)
  25. 神は我々に雨を降らせてくださる。
  26. 天気予報では晴れだったから傘を持っていかなかった。なのに雨が降ってきたから、びしょ濡れになってしまった。
  27. 雨がやみますように。(祈願)
  28. 雨の止まんことを。(古風な祈願)
  29. もう夏だというのに、雨ではなく雪が降り始めた。
  30. 時間が経つにつれて、雨がどんどん強くなっている。
  31. 命題「雨が地面から空に向けて降るならば、徳川家康の祖母は毛沢東である」は真である。
  32. アタカマ砂漠にはほとんど雨が降らない。(アタカマ砂漠:チリの砂漠。西:Desierto de Atacama)
  33. 降る雨は美しいが、私に当たる雨はうっとうしい。(対比)
  34. 熱帯地方では一年中雨が降る。
  35. 砂漠では一年に何回かだけ雨が降る。
  36. 子どもたちが豪雨の中で楽しそうに遊んでいる。
  37. 昨日の倉敷の降水量は、一時間あたり50mmでした。(倉敷(くらしき):岡山の都市)
  38. 今日の東京の降水量は、一時間あたり30mm以上50mm以下です。(未来の事柄についての断定)
  39. 明日の東京の降水量は、一時間あたり40mm未満でしょう。(未来の事柄についての予測)
  40. 明後日の東京の降水量は、一時間あたり100mmを超えるでしょう。(未来の事柄についての確信を持った予測)
  41. ここ四日での大阪の降水量は、例年の北海道の、五月における降水量一ヶ月分に相当するといわれる。
  42. 我々は突然の豪雨を予測することはできない。
  43. 雨垂れ石を穿つ。
  44. 雨雲は雨や雪をもたらす。(「雨雲」は乱層雲のこと)
  45. 傘を持って行ったと思っていたら、間違えて日傘を持ってきていた。
  46. 横殴りの雨が降っている。
  47. 雨の降る方向と垂直に傘を向ければ、かなり濡れにくい。
  48. もし今日雨が降らなかったら、あの公園にピクニックに行っていたのに。
  49. もし昨日雨が降らなかったなら、我が家は水没しなかっただろうに。
  50. 店を出たら雨が降っていたので、走って家に帰った。
  51. たとえ五秒後に雨がザッと降り始めても、俺は断じてサッカーをやる。
  52. 昨日は雨だったが、今日は快晴だ。
  53. 激しい雨の後には、美しい虹が空に架かるだろう。
  54. 土砂降りのせいで息が苦しい。(「せい」は不満を表す)
  55. 家を出た途端に雨が降り始めた。
  56. 窓際で雨を眺めるのが好きだ。雨の音を聞いていると、まるで心が洗われるような気分になる。
  57. 洪水により、雨水マンホールから水が溢れ出している。
  58. 雨がうるさくて声が聞こえません! もっと大きな声で話してください!
  59. 那覇の年間降水量はロンドンの約三倍だ。
  60. チェラプンジは世界で最も多くの雨が降る場所だ。(最上級)
  61. 世界において、チェラプンジほど多くの雨が降る場所はない。(No other place in the world receives as much rainfall as Cherrapunji.)
  62. 酸性雨が彫刻を溶かした。
  63. 雨が傘に当たって音を立てている。
  64. 雨水を飲むな。汚いぞ。
  65. 雨水は飲むことができない。(物理的に飲めない)
  66. 雨水を飲むことはできない。(精神的制約により飲めない)
  67. 道の凹んだところに、雨水が溜まっている。
  68. 雨の日はいつも家にいる。
  69. 遠足は雨天決行とする。
  70. 重金属をふんだんに含んでいる酸性雨が、ネオンサインに照らされて光っていたらしい、と彼は私に笑いながら語った。(「らしい」は伝聞)
  71. 都会の雨水を飲みすぎて腹を壊した。今でも腹からギュルギュルという嫌な音が鳴っている。
  72. 一定の速さで走る電車の車窓から雨を見た時、雨は鉛直方向と64度の角度をなして降っていた。このとき、電車の速さを求めよ(単位はキロメートル毎時)。ただし、雨は鉛直方向に降っており、雨粒の落下速度は12メートル毎秒で一定であるものとする。
  73. ここに今降っている雨の強さは、昨日にあちらで降った雨の2倍くらい強く、一昨日にここで降った雨の3倍くらい弱く感じられる。

人気順のコメント(2)

たたむ
 
nsopikha profile image
ンソピハ

雨という題材の選択が風流で好き

たたむ
 
pyapi378 profile image
時耕ひとみ(twitterログインが使えなくなりました)

天候動詞の扱い、たしかに忘れがちな分野で重要な指摘だと思う