こんにちは,渡久地です.
この記事はapata語の文法などを解説するものとなります.
今回は語順についてです.
apata語は能格言語で,基本的な語順は「(絶対格) (能格) (動詞)」となります.
ただし,動詞に動作主人称接頭辞が付くため,動作主の人称が一人称・二人称の場合には動作主が省略されることが一般的となっています.
また,基本的な語順において,絶対格と能格以外は動詞の後ろに置かれることが一般的となっております.
平叙文
平叙文は基本語順と同じ「(絶対格) (能格) (動詞)」となります.
- ulita (cke) cp'la. 「私は本を読む.」
- (c) csuba timukta ván. 「私はあそこへ行く」
否定文
否定文は否定する語を"bei"で修飾することで表します.
この時,動作主を否定する場合には動作主を省略することはできません.
単なる否定の場合には動詞を"bei"で修飾します.
- bei ulita (cke) cp'la. 「私は本ではないものを読む.」
- ulita bei cke cp'la. 「私ではない人が本を読む.」
- ulita (cke) bei cp'la. 「私は本を読まない.」
疑問文
疑問文は動詞に疑問接尾辞をつけることで表します.
なお,疑問符については必須ではありません.
- ulita (hku) hp'lka? 「あなたは本を読むか?」
- (h) hxigke. 「あなたは来るか?」
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