最初に
自分が現在作成している言語の1つであるapata語は,造語時の間違えや作者の気分などで綴りを無視した発音を採用することがあります.
そのため,綴りから想定される発音と異なっていたりすることがあるので,その単語達を3つほど紹介していきたいと思います.
xebam
最初の単語は"xebam"です.
綴り通りであれば/ʃɘban/と発音されるべき単語ですが,この単語は/ʃɘkan/と発音されます.
理由は「造語時に修正のし過ぎで間違えた」になります.
なお,この語を使用した合成語については発音通りの綴りにしており,そうなっている理由をこじつけていたりします.
ちなみに意味は「親」.
kiraun
次の単語は"kiraun"です.
綴り通りであれば/kirɔːn/となり実際にその発音もあるのですが,この単語にはもう1つの発音があります.それは/rɛːkun/.
この綴りから想像しづらい発音ですが,これの由来はapata語で使用する文字の筆記体で汚く書くと大体同じっぽく見えるというものです.
なお,この単語は発音によって意味が異なり,/kirɔːn/だと「猫」,/rɛːkun/だと「3,3つ」になります. "kiraun kiraun" /rɛːkun kirɔːn/で「3匹の猫」.
rúrjrúrj
次の単語は"rúrjrúrj"です.
ここで1つお伝えしておくことがあります.
apata語は開音節性(?)が強い言語で,末子音は以下の4つしか存在しません.
(そのため,正書法にはその特性を生かした母音字の省略というものがあったりします)
- n
- m
- rn
- rm
そのためこの綴りはapata語としてはありえないものとなっています.無理矢理読むとしたら/ruːruʒuruːrʒ/でしょうか.
さて,こちらの単語,/ruːkaruːka/と読みます.
この理由は,この単語が俗語由来の単語である(ということにした)ためであり,俗語であるため"ka"と筆記体が似ている"rj"と記述される状態になっています.
ちなみ意味は「やりたいことがありやることができる状態にもかかわらず,やらずにいる様子」,元になった(ということになっている)単語は"rúka"「…したい,…する気がある」です.
終わりに
apata語は,2023/10/23時点で200単語ほどしかありませんが,造語時のミスやその時の気分で作成したことで,綴りから想定される発音と異なっている単語がちらほらあります.でもそういうのも面白くていいんじゃないかと思ったりします.
以上,お付き合いいただきありがとうございます.
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