こんにちは,渡久地です.
この記事はapata語の文法などを解説するものとなります.
今回は後置詞/前置詞についてです.
格接尾辞以外で格などを表す場合は基本的に後置詞を使用しますが,一部前置詞のものが存在します.
後置詞
後置詞は単語や意味合いなどによって格支配がありますが,大抵の場合は属格支配となります.
- v'xéka reixa 「その生物とともに」 (属格支配)
- drmta ván 「家へ」 (与格支配)
前置詞
前置詞は数が少なく,ほとんどが格接尾辞にある格を表すものとなります.
また,前置詞の格支配で取る格は大抵の場合絶対格となります.
- ki/rai dpin 「魚(能格)」 (絶対格支配)
- run dpin 「魚として,魚のように(様格)」 (絶対格支配)
- pne drmbran 「家について」 (様格支配)
なお,格接尾辞にある格を前置詞は強調の意味で使用するのが一般的です.
格支配の傾向
格支配で取る格には傾向があり,以下のようになっています.
ただし,これらは傾向のため例外もあります.
- 属格:以下を除く大多数
- 与格:場所や移動に関するもの
- 様格:状態に関するもの
- 絶対格:ほとんどの前置詞
今回は以上です.閲覧ありがとうございました.
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