こんにちは,渡久地です.
この記事はotalns語の文法などを解説するものとなります.
今回は性質文についてです.
「りんごは食べられない」「このナイフやよく切れる」など物事の性質を表す文をotalns語では性質文と言い,otalns語では意図によって構文が異なります.
物事の性質として
「主語 onis (三人称被修飾格) (動詞の修飾語化の与格)」もしくは「主語 onis (動詞の修飾語化)」となります.この際,主語は与格となります.
一般的にこちらを使用することが最も多いです.
- dlesris vjeke onis dűps kmoxalávotako hirxö. 「この本は多く買われている.」
- dlesris vjeke onis yekéviréri dvan. 「この本はとても売れる.」
- kiltes vjeke onis din dűps béviöke drba. 「このりんごは食べられない.」
主観的な性質として
「主語 dűnöp (関係代名詞) (副文)」となります.
- dlesris vje dűnöprö gaman kmoxalotsiq hirxöri. 「この本は多く買われている.」
- kiltes vje dűnöp gaman biösiq drba din. 「このりんごは食べられない.」
なお,後者のような否定を表す文については "kiltes vje dűnöp din gaman biösiq drba. " のように "dűnöp" を "din" で修飾することはできないため注意が必要です.
同様の意味合いを表したい場合には,"kiltes vje dünöpűpt gaman biösiq drba. " で表すことは可能です.
動作主にとっての可能・不可能として
アレルギーや身体的理由,好き嫌いなどによるものなど可能・不可能が動作主側の原因・理由である場合には「主語 動詞の受動化 drba」を使用して表すことも可能です.
一般的にはこちらではなく「主観的な性質として」の構文を使用することが多くなっています.
- kilte kmbiösiq drba din. 「このりんごは食べられない.(このりんごは食べられることができない)」
今回は以上です.閲覧ありがとうございました.
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