こんにちは、ンソピ場語制作委員会委員長(?)のンソピハです。
ンソピ場の2代目鯖主あつし氏からンソピ場語の制作を任されましたので、この場を借りて、ンソピ場語の原案を鯖民のみなさんに提案したいと思います。
ンソピ場とは
わたしの個人鯖であることが多いサーバーです。(なぜでしょう、今は鯖主が変わっています……!)
誰でも歓迎ですよ~
https://discord.gg/ZJPw2N7b
制作指針
無目的なサーバーをうたう「ンソピ場」の名を冠していますから、ンソピ場語も無目的な言語にしていくのが良いと思います。
鯖民が気ままに制作に携われるような、柔軟性を持たせたいです。
コミュニティで使われる言語を想定しているので、下記の原案は、現実世界にあったそういう人工言語(Damin, Eskayan, Medefaidrinなど)や個人言語を参考にしました。秘密言語をイメージしています。……無目的とはいえ、なにか参考にするものがないと、何したらいいのか分からないので……。
発音
コミュニティで使われるタイプの人工言語は、ダミン語のようにものすごく独特な発音になっているものもありますが、Eskayanのように、音素目録はその地域で使われている言語と大差ないこともあります。後者のケースでも、音節構造はだいぶ違ったりするようです。
ダミン語みたいにインパクトのすごい音韻にしてもいいんですけど、鯖民のみんなが発音できたほうが使いやすくていいかなと思うので、メデファイドリンみたいに、おおむね日本語のそれと同じにします。
破裂音:/b, t, d, k, ɡ/
摩擦音:/f, v, s, ʃ, ʒ/
破擦音:/ts, dz, tʃ/
鼻音:/m, n/
接近音:/w, l, j/
母音:/a, e, i, o, u/
異音はテキトーに
/p/や/h/がないのは、あつしさんの投稿において「ンソピ場語」が「ンソピハ語」となっていたからです。本来「バ」であるべきところが「ハ」になっています。これは、ダイアクリティカルマーク(濁点や半濁点)なしで「ハ」が/ba/と発音されていることを意味しているんだと思います。つまり、日本語の「ハ」や「パ」に相当する音がないので、/ba/を「ハ」と表記しても混乱が生じないのでしょう。
造語班がここにない音を使用する単語を作った場合は、方言形と見なします。方言でしか使われない単語かもしれないので、あえて非方言形を造語する必要はありません。
音節構造は、(C)(C)(C)V(C)(C)(C)にします。1形態素内で同じ子音が3つ並ぶことはありません。(kkkakkkみたいな語はありません。)
日本語の拗音(開拗音・合拗音)にあたるものもありますが、/Cʲ, Cʷ/ではなく、子音クラスター/Cj, Cw/と見なします。
アクセントは、メデファイドリンを見習って、ストレスアクセントにします。アクセントの位置は、分かりやすく語頭に固定とします。
文字
とりあえずはアルファベット表記でいいでしょう。(文字制作好きな参加者けっこう多いからそのうち架空文字できそう。)
/ʃ/はsh, /tʃ/はch, /ʒ/はzhとします。あとはIPA通り。
文法
今回参考にした言語では、わりと文法は母語や宗主国の言語まんまだったことが多かったです。それを見習って、ンソピ場語はトキポニード(トキポナ風)な文法にしたいと思います。……日本語や英語ベースでもいいんですが、参考にした言語に合わせて機能語をほぼ全部アポステリオリにするので、語彙数の少ないトキポナのほうが学習者に負担がかからなくていいかなと思いました。
語順はSVO-NA、つまり「わたし、実、赤い、食べた」(わたしは赤い実を食べた)の順です。前置詞を使うタイプの言語で、助詞は名詞の前、助動詞は本動詞の前に来ます。
対格言語です。主語や目的語は、日本語の影響もあって、省略できるものとします。
機能語は、ダミン語などを参考に、全部トキポナからの借用で対応しましょう。こんな感じで:
・助詞
anu: ~または~
e: ~を
en: ~と~。
la: ~なら
li: 述語マーカー(主語が代名詞のときは省略してもよい)
o: 述語マーカー(命令文のとき)
(注意:「~の」にあたる助詞はありません。「りんご、わたし」と言えば、「わたしのりんご」という意味になります。)
・前置詞
kepeken: ~を使って
lon: (場所・時間)で
nanpa: ~番目の
sama: ~のような
tan: ~から、~によって、~ゆえに
tawa: ~へ、~のために、~にとって
・助動詞
alasa: ~しようとする
awen: ~し続ける
kama: ~になる
ken: ~することができる、~かもしれない
lukin: ~してみる
open: ~し始める
pini: ~し終える
wile: ~したい、~する必要がある、~しなければならない
・そのほか
taso: だが、しかし;(名詞のあとについて)~だけ
kin: (名詞のあとについて)~も
(本来ンソピ場語にない/p/が出てきているのは、ダミン語リスペクトです。)
品詞は、名詞・代名詞・数詞・動詞・形容詞・副詞・助詞・接続詞・前置詞・感動詞あたりで(文法的に別の扱いになるかは分からないけど、とりあえず造語用の区分け)
造語方針
手分けして造語する感じにしようと思います。
どういうふうに手分けするかは、またあとで発表します。
機能語はアポステリオリ、内容語はアプリオリが基調がいいかなあと思います。(参考にした言語がだいたいそんな感じなので。)
内容語をアポステリオリにする場合は、借用元を日本語以外にしたり、音位転換したりしたほうがそれっぽいかもしれないです。
明らかにネタな単語は、ネタ枠に移動させます。
とりあえず造語に便利な形態素を作っておきました:
-la: 副詞化
-s(u):動詞化
-shii:形容詞化
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