まえがき
Cunotdock! Wanim fuwo Otumu-Po-Ja.
(こんにちは! わたしは乙夢ぽやです。)
ビティア語は「複雑さと規則性の両立」をテーマにつくられた言語です。一見すると発音の仕方がわからなかったり、イメージと異なる発音だったり。そういった面白さを目指して作りました。
そんなめんどくさ面白い言語「ビティア語」を知ってもらうべく、解説をしていきます。
第一回は母音について扱います。
母音と母音調和
ビティア語の母音は6つあります。しかし、母音字は5つしかありません! 大変です。文字のない母音/ə/は、綴りの上では表記されません。しかし確かにそこに存在するのです。
そして、これは子音にも同じことが言えますが、ビティア語の音素は「強・中・弱」のいずれかの強さを持っています。この強さは語形が変化するとき、強くなったり弱くなったりします。
さらに、6つの母音は3つずつ、半分に分けられます。それぞれのグループの中で最も「強い」音を代表して、「A音」「O音」と呼びます。
・A音
強母音 A /a/
中母音 E /e/
弱母音 I /i/
・O音
強母音 O /o/
中母音 U /u/
弱母音 (ə) /ə/ *無表記
この2つのグループは、仲が悪いです。仲が悪いので、1つの単語の中で異なるグループの母音を使うことはできません。これを母音の調和と呼んでいます。
まえがきの、最初の挨拶の文を見てみましょう。
Cunotdock! Wanim fuwo Otumu-Po-Ja.
cunotdock「こんにちは」は母音UとOが使われています。O音語です。AやE、Iは混ざっていませんね。
wanim「わたしは~です」は母音AとIが使われているのでA音語です。
ところで、わたしの名前は「おつむぽや」です。OtumuはO音だけで構成されていますね。でもPoyaはOとAが混在しています。ケンカ勃発、必至です!
そこで登場、ハイフンの出番。Po-Jaとすることで、みごとにケンカを仲裁することができましたね。
母音とその変化
母音、子音にかかわらず、単語の頭や後ろにある要素は文法のルールに従って変化してしまうことが多いです。母音が変化すると、どのようになるか見てみましょう。
・A音
a:
強化→aa /a/
弱化→ea /e/
e:
強化→ae /a/
弱化→ie /i/
i:
強化→ei /e/
弱化→i /∅/*
・O音
o:
強化→oo /o/
弱化→uo /u/
u:
強化→ou /o/
弱化→u /ə/
(ə):
強化→u /u/
弱化→(無表記)/∅/*
*∅は無音。
このように、変化前の母音字が保たれているのがわかります。次回解説する予定の子音も同様です。これがビティア語の音変化の特徴です。
Ahahit guokowfsu hoh!(とても頑張りました!)
この調子で、次回もがんばりましょう! Nipaseklriri!(また会う時まで!)
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