まえがき
Cunotdock!
前回「子音」編のおわりに、次回は「名詞」編だとお伝えしました……が! アクセント等について解説していなかったので、急遽変更しました。名詞については次回をおまちくださいませ!
概要
ビティア語のアクセントはピッチアクセントであり、原則として最終音節におかれます。つまり、単語の最初は低く発音し始め、後ろ側を高くするのです。
また「母音」編でふれたとおり、ビティア語の母音はA音とO音にグループ分けされ、1つの単語には1つのグループ内の母音のみが使われます。これは複合語でも同様で、核となる語に母音グループを合わせます。
1つ例を挙げてみましょう。
facra「言語(A音語)」+ botvu「作られたもの、人工物(O音語)」
→facrambatve「人工言語(A音語)」
そして、文中ではA音語はO音語よりやや高めに発音されます。
Wan botu facrambatvieki.「私は二つの人工言語を作っている」
/wan botú façramát(ə)vik/
高 低 高
Naw k ria vfacrambatve boto?「あなたは人工言語を作っていますか?」
/naw kə riá vaçramát(ə)ve botó/
高 低 高 高 低
このように発音します。疑問文でも文末が上昇調になることはありません。
アクセントの移動とルール
ところでお気づきでしょうか?facrambatviekiは先ほど紹介したfacrambatveの双数・対格形ですが、アクセントが後ろから3番目の音節についていますね? 複数・対格形vfacrambatve も同様です。ここで、アクセントの更なるルールについてお教えしましょう。
アクセントは、
1.原則として最終音節にある。
2.頭字が強化している場合は最終音節の1つ前の音節に移動する。
3.最終音節が弱母音の場合は最終音節の1つ前の音節に移動する。
4.上記規則により決定されたアクセントの位置が弱母音である場合は、さらに前の音節に移動する。
facrambatvieki /faç-ra-má-t(ə)-vik/の場合、最終音節の母音が弱母音iですので、規則3によりアクセントが移動します。
vfacrambatve /vaçramát(ə)ve/の場合、頭字vfが強化されているので規則2によりアクセントが移動します。
そして、最終音節の1つ前の母音は弱母音əです。よって規則4が適用され、さらにその前の音節に移動します。よってアクセント位置はfacrambátvieki、vfacrambátveとなります。
また、このəに()がついている通り、これは発音上の便宜のために挿入された音です。A音語facrambatviekiに本来O音であるəが混じっているのもこのためで、əだけはA音語・O音語を問わず、連続する子音に対して任意に挿入できます。
仮にこのəが発音されなかった場合(/façramátvik/)でも、規則2あるいは3が適用されて同じ位置にアクセントが移動します。
というわけで、今回はすこし複雑なアクセントのルールについてでした! 次回こそ「名詞」編をやりたい!
それでは、Nipaseklriri /nipaséklir/!
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