2022年の12月末頃、ふぃるきしゃ氏が作った今日を生き抜く実用例文集という記事があるわけだが、一方で生き残れない例文集というのもあっても良いはずと思い立ち、思い立ったが吉日と思ってこの記事を書いてみた。
原作とは異なり、この例文集は完全に悠里世界の文化依存例文集であり、各自の人工言語でこの文章を訳したとてあんまり意味がない気がするが、それはともかく悠里世界でこんなことを言ったら、逮捕されたり、◯されたり、✕✕✕されたり、そりゃもう何されても文句言われへんがなって感じの例文を集めてみた次第である。こんなの誰も訳さなくない?
なお、悠里世界について何も知らない地球人のために例文に付された注釈に説明が書かれているほか、例文に登場する用語には説明が書いてある記事へのリンクを付してある。
それでは、今日も明日も生き残れない実用度ゼロ例文をどうぞ。
今日も生き残れない非実用例文集
- バネアートを食卓に運びましたか?1
- ユエスレオネ革命は間違いでした。2
- 私は皇草の原生地を土足で踏み荒らします。3
- 彼はトイター=ハグナンスケの仮装をしています。4
- 彼女らはラネーメ風に崩れたリパライン語を話しています。5
- 武力革命論は正しい。6
- 明日は暗い森にハイキングに行きます。7
- アレス・ラネーメ・リハンカ首相の家系図を遡ると、なんとトイター=ハグナンスケにたどり着くので、つまりイェスカは初代男性スカルムレイとしてハタ王国を統治するのです。8
- 彼らはこの真夏の試合中にお茶を煎じて飲んでいます。9
- ハフリスンターリブの抵抗には理由があった。10
- 古典リパライン語は神の言語ではない。11
- ショアン人は何処に行ったのですか?12
- 4月21日は大したことない。13
- 6月19日も大したことない。14
- あなた達をハットイ人のようにします。15
- ケートニアー以外はここに入らないで下さい。16
- 人権は尊い権利である。17
- フェンテショレーは総じて死すべきである。18
- 今回の部隊には旧式のPCF-99 シェルトアンギルが補給されています。19
- ルアンシー人は純粋なリパラオネ人である。20
- まな板。21
- さっき負けたナマーナを肉にしました。22
- 今回のレースはダチョウ野郎が一着だ。23
- 崩れたリパライン語を話すな。24
- 酒を飲み、煙草を吸おう。25
- 私はキエラヴィでお茶会をパスしました。26
- ヴェフィス共和国のマイヌシュ・ヴワ州で話されている方言はブルメン・ショート方言である。27
- ウィトイターは応募不可です。28
- クラナは神罰を受けた大陸である。29
- 別に飢えていないが、ヴェルバーレを受けよう。30
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バネアートはどんぐり餡のことで、古典古代時代には死者を弔うときに残された家族が食べる晩餐であった。バネアート自体は現代リパラオネ人が大好きな甘味ではあるものの、そのような背景があるため少し凝った言い方をしないと「バネアートを食卓に運びましたか?」は「家族が死にましたか?」という意味になってしまう。 ↩
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皇草(タムコッ、サームカールト)はパイグ人を中心としたラネーメ人の信仰(皇論、タムツイ)と深く結びつく植物であり、これを利用して儀式を行う重要な植物である。パイルターファからは嫌な顔されるだけだろうが、ラネーメ民族党を支持するような連邦に住むラネーメ系リパラオネ人とかの前で言った暁には…… ↩
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トイター=ハグナンスケはユーゲ人の多くが信仰するトイター教の教祖である。トイター教は偶像崇拝を禁じており、それに教祖が含まれることから、その相貌を描いたりすることが禁じられている。シャスティ(聖職者)に八つ裂きにされたくなければ、こんなことは言わない方が良いだろう。 ↩
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ピリフィアー歴2012年にユエスレオネ連邦の極右政治家であるフィシャ・グスタフ・ヴェルガナーデャが議会で発言した。「ラネーメ風に崩れたリパライン語」というのは東島通商語のことを指しているが、地位の向上の末に東諸島共和国連合の公用語となった背景から非常に不適切な発言として取り沙汰された。 ↩
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「暗い森」(Oloku muna)とは、ILGAF諸国の更に東方に位置する鬱蒼とした森林地帯である。連邦も開拓を何度か試したが、謎の磁気異常に毒ガスなど常軌を逸する悪環境で、一旦は断念された。そんなところに数人程度で行っても自殺行為以外のなんでもない。 ↩
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ハタ・カラムディア社会主義王国の国家元首であるスカルムレイは通例女性であり、男性が即位することは出来ない。またリハンカは別にスカルムレイではないし、イェスカは女性である。 ↩
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「有語文法解説 ver4.0」(2016/3/15)の前文に書かれた例文をイジったもの。何故か、悠里では有名。試合中、真夏に飲んだら死ぬだろ。 ↩
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ハフリスンターリブはハタ王国の北方を不法に占領していたとされる組織であり、ハタ王国で言えば結構な反発を受けること請け合いである。 ↩
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Xelkenの大半は、リパラオネ教の教義に基づき古典リパライン語を神が定めし言語として尊重している。荒くれ者の前でダンスを踊る覚悟があるなら、こういう物言いをしても良いのだろう。 ↩
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ファルトクノア共和国の成立に際して、政府は強力な同化政策を行い、占領地のショアン人を民族浄化したとされる。 ↩
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クラナ紛争において、ピリフィアー歴2037年4月21日にクラナ東方高原居留区が襲撃され、文民職員の半数以上が死傷した。連邦政府は調査段階であり、それに対して独立勢力へ対抗する王侯貴族にXelken.valtoal革新派やタリェナフ派などのテロ組織が関与したことから、複雑化した。 ↩
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2004年6月16日、革命を成功させたイェスカは誕生日に行われた記念パレードで、民衆の中から飛び出した青年に射殺された。ターフ・ヴィール・イェスカ首相暗殺事件を象徴する6月16日はユエスレオネ人にとって非常に印象的なものとなっている。 ↩
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ハットイ人というのはカラムディアの民族で、ユーゲ人が進入する以前にアラナス島に住んでいた先住民族である。ユーゲ人が遷都とともに居住するようになると宗教社会的な圧力を受け、混交し、同化して民族的には消滅した。 ↩
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人権を意味する "memylo" は、「人間の権利」を示すため、人間以外の種族が居る悠里世界では差別的と捉えられる場合がある。詳しくは、最高尊厳を参照のこと。 ↩
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フェンテショレー(fentexoler)は、イェスカ思想における概念であるが、ユエスレオネ革命においては単なる敵対者を指す言葉となっていた場合がある。アルティ・ヴェルガーン・レシルなどは革命中に行われた犯罪行為を批判しており、連邦レアル政権においては革命時犯罪追求及び真実解明委員会が真相究明に乗り出している。 ↩
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旧式のPCF-99自動小銃は、複雑な削りだし加工を必要とした。当初大量生産体制にあった連邦軍においては故障が多発したために即座に設計見直しがなされた。そのときの余り物をレンドリースされた軍隊は…… ↩
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連邦の一部であるクラナ大陸の民族問題は複雑である。大陸への侵入時期によって、先住民・クラナ系リパラオネ人・ユミサ系リパラオネ人に分類されており、それぞれの民族主義はお互いに摩擦を起こしている。連邦の極右であるリパラオネ民族自決党のアレス・レゾヴィヤはルアンシー人をクラナの中でも純粋なリパラオネ人であると主張したことから、事は面倒なことになっており、さらなる衝突を起こしているようである。 ↩
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スュフォイーナマーナ(略してナマーナ)と呼ばれる生物に乗って、レースを競う競技をアウィナと呼ぶ。ナマーナの肉を食す文化は駢食文化と呼ばれており、ヴェフィス系・リーナスタン系リパラオネ人では一般的なものではあるのだが、競走に用いられるナマーナが食肉として用いられることに関しては議論が存在する。国・地域によって法制は異なるが、少なくともユエスレオネ連邦においては連邦参事会による引退駢管理及び保護にまつわる査察団によって競走駢福祉の観点から監視が行われている。連邦に加盟する国々の中でもルアンシーやキエラヴィのようなアウィナの発祥となる地域は、駢食に強い嫌悪感を抱くことが多い。ガン・イーウ・ウォーウによる「そんなことを言うバカは死んだほうが良い」発言に関しても参照のこと。 ↩
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ザラカル立憲王国出身のアウィナ騎手のことを「ダチョウ野郎」(lilivili)と呼ぶことがある。ユエスレオネ本土では差別語と見なされてるので公で言うと大変よろしくないのだが、本人たちにとっては身近で戦の相棒ともなる動物で呼ばれたところで大して不愉快になるということもないのかもしれない。(twitter(現X)における解説)。 ↩
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東島通商語は、崩れたリパライン語とも呼ばれるが、これは差別的で不適切な表現であるとされる場合が普通である。ピリフィアー暦2012年にリパラオネ民族自決党の議員であるフィシャ・グスタフ・ヴェルガナーデャが連邦議会にて「ラネーメ風に崩れたリパライン語」と発言したところ、大きく非難されたことが例として挙げられる。 ↩
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ユエスレオネ連邦においては禁酒・禁煙法が存在し、不許可でのアルコールとタバコの所持は禁じられている。許可される場合は、工業的・医療的な使用免許や文化保護のための指定免許の取得が義務付けられている。さらに言えば、全連邦酒類絶滅連合のような面倒な組織も存在するため、このようなことは当然言わないほうがいい。 ↩
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キエラヴィの文化では、ペーンメットと呼ばれる茶道文化が存在しており、客がこれを遠慮することは敵対関係を意味するため、非常によろしく無いとされている。 ↩
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ブルミエント・チャウデ語のことである。ヴェフィス共和国では一つの言語としての地位を認められていないため、独立的な地位を取ろうと活動を行っているグループ(ブルミエント協会など)もある。 ↩
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ヴェルバーレとは、リパラオネ教において礼拝堂で食事を受けることだが、飢えていないのに受けることに関しては教派ごとに議論がある。 ↩
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