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Fafs F. Sashimi
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リパライン語が話される各国の偏見を紹介

Kevin's English RoomというYoutubeチャンネルがあって、私は結構以前から見続けているのだが、少し前にアメリカ育ちがアメリカの州ごとの偏見を紹介!フロリダはヤバい犯罪が多発!?という動画が投稿された。
アメリカの様々な州の偏見が紹介されていて、とても面白いので是非見て欲しい。

さて、この記事では同様にリパライン語が話されている地域や国の偏見について紹介させていただきたい。
異世界語が話される土地ごとの偏見を知ることができれば、リパライン語で話されている文脈も分かりやすくなるかもしれない。

フェーユ・シェユ

フェーユ・シェユは、ユエスレオネ連邦に加盟するユエスレオネ国民国の第一級地方自治体である。ここには連邦首都であるリーネ・ヴェ・キーネという大都市があり、人口密集地として有名である。鉄道など公共交通機関も高度に整備されている先進都市というイメージが強く、世界の中でも有数の大都市として見られている。
様々な国際機関や国家機関の本部が設置され、金融街も発達していることから、住んでいる人は都会の人であるという偏見があるようだ。

アル・シェユ

アル・シェユはフェーユ・シェユの西側にある第一級地方自治体である。この地域はユエスレオネ革命前の旧政府時代の影響が残っている地域の一つであり、主にラネーメ系民族(アイル、パイグ、タカン、バートなど)が多く住んでいる地域でもある。
アルはラネーメ民族主義の雰囲気が色濃い地域であり、ラネーメ人であることに誇りを持っている人が多く住んでいる。革命の旋風の中でも自らの位置を保ち続けたラネーメ公営地下鉄社であったり、民族主義的な主張をするラネーメ民族党のアレス・ラネーメ・リハンカなどのカリスマなどが居るなど、民族主義的な雰囲気が革命後も残っている。

クワク・シェユ

クワク・シェユはフェーユ・シェユの東側にある第一級地方自治体である。革命前にクワクには、共産主義勢力がいた事から、そういった風向がある土地柄ではある。また、リナエスト系やその他の民族が混ざり合って住んでいるところではある。
クワクには特有の方言を持ったリパライン語話者が多いことから、田舎っぽいという偏見を持たれることも多いが、ここからの移民が多いデュイン総合府イェテザル自治区との間で妙な連帯感を持っているのも特徴的だったりする。

デュイン

デュイン総合府は、大まかに北西部の諸島地帯であるサラリス地方と大陸側の山がちなサデイイェ地方に分けられる。
デュイン全体では、デュイン方言という一つの大きなリパライン語の方言で繋がっており、強い連帯感があるのが特徴的である。人口で言うと実は本土と呼ばれているフェーユ・アル・クワクよりも多くの人口を有しており、割と出会いやすいのだが、彼らには酷い訛りがあって何を言ってるか時としてわからなくなることがあるという偏見があったりもする。隣人のことをメイナ(友人を表すデュイン方言)と呼んで、親しく接するなど人柄の良さがあるとも見られている。
サラリス地方はそんなデュイン人の中でもより訛りが酷い傾向にあり、もはやリパライン語を喋っているのか分からないとも言われるほどに通用しない変種が用いられていることで有名である。
逆に大陸側のサデイイェ地方はサニス条約機構本部などの国際機関があったり、デュイン戦争の際に最初に居留地が作られたことから目覚ましい発展を遂げており、リゾート地としての名声を獲得している。

ファルトクノア

ファルトクノア共和国は、スラーンと呼ばれる別の惑星に位置するユエスレオネ連邦の構成国の一つである。主にヴェフィス系リパラオネ人が住民の半数を占める国家であり、長らく厳しい全体主義的統治に晒されていたことから、旧態依然の雰囲気が国全体を特徴づけている。長い内戦を経て、国は大きく民主的な国家に変わり、多様性を保護するような国風に変わっていった経緯がある。
ファルトクノアの国民はヴェフィス人の特徴であるプライドの高さを特徴とする人柄が強調されやすく、誇りを傷つけられることを激しく嫌う。自らの家柄などの歴史に強いこだわりを持っているのもよく言われる国民性であり、他国の住民は話すと疲れるという偏見を持たれがちでもある。
ヴェフィス人は誇り高き民族であるため、本来は自分たちの話すヴェフィス語に強い執着を持っているのだが、長年の言語政策の影響で公的な場所ではリパライン語を、家庭などプライベートな場所ではヴェフィス語をと使い分けるダイグロシアが定着している。

クラナ

クラナ大陸国家連合は、惑星ファイクレオネの地上にあるクラナ大陸に存在する7カ国による国家連合であり、ユエスレオネ連邦に加盟している。国ごとに大きく異なる文化を持っているのだが、今回は偏見を紹介する回なのでクラナで大まかに扱う。
クラナで有名なのはアウィナというスポーツである。ナマーナというラプトルに似た二足歩行の肉食動物に乗り、速さを競う競争競技であり、ユエスレオネにおいては2040年代頃からアイドルナマーナと呼ばれる騎手とナマーナのコンビが有名になった。これの影響により、クラナの住民は皆アウィナに慣れ親しんでいるという偏見が存在するが、公営競技(一種のギャンブル)として行われている側面から批判がないわけではなく、両面的な姿を見せているのが現実であると言われている。

まとめ

今回は、リパライン語が話される国の中でもユエスレオネ連邦に加盟している国・地域を中心に偏見を紹介した。地域それぞれの言語態が展開されていることが伝えられれば幸いである。
リパライン語が話される国は実はこれら以外にも幾つかあるのだが、今回は記事の長さの都合上取り上げられなかった。東諸島共和国連合の諸国、ILGAF(アレークウィ国境策定政策諸国)の国々に関しては、またの機会に偏見を語っていきたいと思う。

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たたむ
 
_73fedf5ade54f8bd7ab7 profile image
ウググスチリヌルオ

頑張ってください

たたむ
 
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Fafs F. Sashimi

ありがとうございます!