回答を読んでいて楽しそうだな、と思ったので軽い気持ちで答えてみました。
というかmigdalに記事を上げるの自体ものすごく久しぶりな気がする……。
※ちょうど1ヶ月ぶりでした
1 まずペンネーム(ハンドルネーム)を教えてください。
さざんかです。あるいはCada Endefluhnaというペンネームを使うこともあります。これは、小説の執筆に使っているペンネームをデナスティア語風に意訳した名前です。
2 作っている言語の名称は何ですか?
現在、一番中心的に作っている言語はデナスティア語といいます。その他、ピュテア(エリスク)語、シャノート語(仮)、フェクニ語など同じ語族の言語、また他の語族の言語も少しだけ作ったりしています。
3 いつから作っていますか?
はじめて作り始めたのは2017年4月か5月頃です。当時は現在とは名前が違ったりしました(デナティシア語)が、今一番作っているデナスティア語の前身にあたります。
4 言語作成を始めたきっかけは?
もともと、頭の中でキャラを動かして物語を考えていたのですが「異なる世界で日本語や英語を話しているのはおかしいのでは」と思ったのがきっかけで、言語制作に足を突っ込みました。
5 その言語は膠着語・屈折語・孤立語・抱合語・その他のうちどれですか?
かつては、かなり孤立語に近かったと思います。ただし、当初から動詞が現在形の単数主語と過去形で変化したり、属格が存在したりしたので若干膠着語気味ではあったと思います。
このあたり「デナティシア語」の詳細はまたいずれお話しできればと考えております。
なお、現在のデナスティア語も統語的な面では引き続き孤立語的な要素が強いです。ただし、語形成は膠着語的です。また、語形変化の面では子音は膠着語的ですが、一方で母音は屈折語的です。
また以下の質問ですが、基本的にデナスティア語について答えていきたいと思います。
6 使用文字の名前と文字の種類(表音・表意など)を教えてください。
ラテンアルファベットです。ネット上ではそのまま使いますが、紙に書く場合は三種類のリガチャ(合字)を用いることがあります。
7 その文字をその言語で何種類使いますか?(英語ならラテン文字で26文字)
QWXYを除いた22文字です。ただし、合字を使う場合はさらにZも原則使われなくなり、かわりに3種類増えるので24文字となります。なお絶対に使わないとは誰も言っていない。
8 その文字はオリジナルですか?
3種の合字を除けば、すべてラテンアルファベットです。
つまり、実質普通のアルファベットです。
9 オリジナルなら、もとにした文字はありますか?
3つの合字はcj、tcj、tzをもとにしたという設定(なのに普段は外来語を除いてzは使わないという)で、合字を使わない場合はこの転写方式が用いられるのですが。
実際のところはcjがchの合字だったらしく、結果としてそれぞれc+h、t+(c+h)、t+zに由来しているようです(資料を掘り起こして再発見しました)。
10 文字のフォントは作りましたか?
作っておりません。そのため、普段ネット上に書く時は合字を使わずに綴っております。
11 読みが複数ある文字はありますか?
環境次第で発音が変化する文字はあります。たとえば「e」は基本的に「エ」と読まれますが、「u」の前では「イ」になりますし、語末だとシュワー(曖昧母音)で発音されたり、あるいは全く発音されない(原形不定詞マーカーとして綴られる)こともあります。
12 逆に、読まない文字(nightのghのような)はありますか?
上記の原形不定詞マーカーの「e」などがその典型例です。
13 外来語はどのように表記しますか?
特に決めていません。まずは他の言語もある程度詰めないと定まらないので頑張ります。おそらく翻訳借用ではなく、音をそのまま転写するパターンが基本だとは思われますが。
14 母音と子音の数を教えてください。
音素として、であれば母音は6(アイウエオにシュワー)で、子音は17(wを足すなら18)あります。
15 文法はオリジナルですか?
オリジナル……かは微妙です。ヨーロッパのロマンス語派やゲルマン語派に寄せて作っている節はあります。アポステリオリと決めていたので、あまりオリジナルではない傾向が強いはず、です。
16 実際に地球にある言語のなかで一番近いものは何ですか?
SVO、GN、AN、前置詞。関係節は後置。名詞性はなし。一般名詞は単数と複数の主格と属格あり、人称代名詞は加えて対格を持つ。指示代名詞は単数形が主格のみ(複数形は属格と対格も持つ)、閉音節がある……などといった特徴を上げていくと、英語が一番近いかもしれません。
もちろん、完全な英語というわけではないのですが。
17 日本語、英語以外に話せる言語を教えてください。
自然言語ならフランス語が少し話せます。
18 その言語はいつから学習していますか?
大学の第二外国語です。なので今はあまり勉強していません。
19 今まで外国に行ったことはありますか?
ありません。
20 では、行ってみたい外国はありますか?
ヨーロッパ方面や、太平洋のリゾート地には行ってみたいですね。
21 方言や古語に興味はありますか?
あります。特に古語。
22 では、作っている言語に方言や古語はありますか?
語族を丸々作ろうとしているので、今後できてくる予定と言っても過言ではないと思います。
23 単語は一日何個ぐらい作っていますか?
気が向いた時には20個ぐらい作ったりしますが、普段は0です。
24 現在の単語数を教えてください。
人称変化も同じ単語と捉えるのであれば、600程度かと思われます。
25 不規則活用する単語はありますか?
はい。「する」、「持つ」の二つは純粋な不規則変化です。他に、「作る」や「なる」など、一部分詞が不規則になる動詞もいくつかあります。
ただし、名詞の曲用含め、規則変化の種類は比較的多めだと思います。migdalに記事を上げているので詳しくはそちらをご覧ください。
26 発音しにくい、または、意外な読みをする単語はありますか?
母音が直後に来る「r」はそり舌~硬口蓋破裂音(無声有声問わず)で発音されるので、日本人には難しいかと思われます。
「cj」や「tcj」もそれぞれ、そり舌~硬口蓋あたりで発音される無声の摩擦音と破擦音ですが、こちらは日本語のシャ(ヒャ)行やチャ行でも通じるので、大丈夫です。
もっとも「r」も最悪、口蓋化歯茎破裂音(テャ行)でもいけますが。
27 アクセントの位置は統一されていますか?
文として発音されてはじめて定まる部分が大きいと思われます。
たとえば、名詞を修飾する前置修飾の形容詞は必ず「-ia」という語尾を持つのですが、この「-ia」という音節と、その直前の音節がアクセントつきで発音されます。
一方で、単独で発音された場合は-ia語尾の部分にはアクセントがつかなくなります。
ただし、アクセントの位置は弁別には基本的に寄与しないので、そこまで気にする必要はないかと思われます。
28 同音異義語はありますか?
あります。「jaoe:持つ/jao/」はこの原形不定詞が「私を」という一人称単数対格と同じになりますし、活用して二人称単数直接法現在形だと「家」と同じ発音になります。
29 2つ以上の品詞を意味として持つ単語はありますか?
あります。動詞と名詞が同じ形をしていたり、また前置詞としても接続詞としても使われる単語があったりします。
30 collegeとuniversityのように微妙にニュアンスが違う単語はありますか?
あります。例としてはdikeが能動的に「助ける、救助する」などを示す語で、「kihme」は縁の下の力持ち的な意味での「助ける」だったり……というのが挙げられます。例として微妙かもですが。
31 敬語やくだけた言い方はありますか?
あります。といっても、敬語というよりも社会的方言といった方がいいのかもしれませんが。あとこの敬語については発展的内容(使えなくても伝わる)なので、まだ記事を上げていなかったりします。
32 数字は何進法ですか?
十進法です。
33 格変化はいくつありますか?
一般名詞(固有名詞)は主格と属格のふたつ。指示代名詞は単数形が主格のみ。指示代名詞の複数形と人称代名詞は主格属格対格の変化をします。
相変わらず英語感が強めですね。はい。
34 その言語は地球で話されているという設定?それとも架空の世界?
架空の世界です。
35 話されていると設定した国や地域を教えてください。
デナスティア王国の事実上の公用語です。ただし、一部地域では日常的には方言レベルではすまないほど異なる言語を使っていたり、あるいは他の語族の言語を使っていたりする場合もあります。
36 その国や地域の風習があれば教えてください。
migdalに少しずつ上げていく予定なのでお待ちいただければと思います。
37 話者の民族と人数を教えてください。
デナスティア人で、人数はくわしくわかりません。800万人ぐらいだったかな……?
38 その言語を話している人の名前を作りましたか?
いくつか作りました。
39 辞書や文法書はありますか?
辞書はzpdicを使っています。文法書はまだできていません。ただしmigdal上に基本的な事項については上げてあります。
40 自身で何単語ぐらい覚えてますか?
100すら覚えている気がしません。
41 なにも見ずにその言語で日常会話ができますか?
たぶん無理です。そもそも日常会話に必要な語彙すら足りない気がします。
そもそもテレビとかデナスティア王国にあるのか問題が発生するものもあるので……。
42 言語作成で楽しいこととつらいことは?
楽しいというか楽しみなのは、これがある程度終わったら小説に取り掛かれるという気持ちかもしれません。そこが原点なので。
つらいのは、語族内での単語の変化をどうしようかと考えること、ですかね。整合性を取るのが難しいです。
43 理想の「完成形」はどんな形ですか?
日常会話ができることと、日本語に訳した時に魔法詠唱のようなことができる程度の語彙は欲しいです。
ただしテレビ(以下略)
44 誰かにこの言語を学んでほしいですか?
できれば。もし小説に取り掛かることができたら、そこで魔法とか固有名詞とかに使う……といった程度ですが、学べば登場人物がどんな会話をしているのかが妄想できるという感じのノリで作っています。
45 これから別の人工言語を作る予定はありますか?
あります。上で言っているので詳しくは省略します。
46 その言語で詩や歌は作りましたか?
まだです。歌詞翻訳をしたことはありますが。
47 その言語で「こんにちは」はなんと言いますか?
実はまだ決めておりません(こら)。親しい間柄であればFieh!(やあ!)というものがあります。
48 では、「今晩は満月なので月見をしよう」はなんと言いますか?
Cofili, lohvetia Litia ruit, sit eih kvauso sa!
今夜、 まるい 月(意訳) 来る、 つまり 私たち 見ましょう それを!
49 その言語であなた自身を短く語ってください。和訳もお願いします。
Ja das Cada Endefluhna. Ja das nastoi al Denastia lahneh. Jois, ja lufes lenestoj.
私はCada Endefluhnaです。私はデナスティア語を作っています。ちなみに、私は小説が好きです。
さざんかにしなかったのは、名前があるというだけではなく、デナスティア語にzの音がないので、発音がSasanka(Satzanka)になってしまいかねないためです。
50 最後に一言どうぞ。
これからもmigdalにちょくちょく記事を上げていこうと思っておりますので、よろしくお願いします。
……とまあ、私の自己紹介はこんな感じです。
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