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Aiaoaの世界【第11回人工言語コンペ】

 苛烈な気候によって、歴史的に独特の言語や文化が形成されてきた……とある地域。

 過酷な気候を持つその地域は、特殊なエネルギー源によって産業革命を成し遂げ、高い生活水準を手に入れたという。

 さて、産業革命によってこの地域の言語や文化はどのように変質したのでしょうか?──

と、いうことで、考えてきました。

世界観

 そこは、地球と似て非なる惑星。地球とほぼ同じ気候のその地には、地球と異なる点が一つだけあった。雷が多いのである。
 雷が多いせいで、どこにいても爆音が響き渡っている。しかし、雷が多いからと言って、感電死者数が多いというわけではない。なぜかわからないが、生物には当たらないという性質を持っているため、感電死は少ないのだった。

言語

 常に爆音がなっているため、至近距離でないと音は通じない。そのため、自然と口の形で会話が行われていった。また、至近距離でも音を使った会話はあるため、ギャップをなくすために、母音のみでの言語が成立していったのである。
それがAiaoa語である。

Aiaoa語では、固有名詞などにaiueo以外の音が使われることがある。(Tokyo等)そういった場合は、そういった場合は、手文字によって会話がされてきたようだ。ただし、あまり使わないので、覚えている人は少数なのだとか。
 なので、ここでは割愛させてもらう。

 以下に、この言語についての説明を付属している。

使用文字

 この言語では、以下の文字を使用している。左からAIUEOだ。

Image description

の音が使用される。それぞれ、発音するときの口の形を模しているようだ。
※ここから先は分かりやすさを優先するため、発音・文字はすべてアルファベットで表記します。

文法等

単語は、名詞・動詞・助動詞・疑問詞・時場詞・格詞に分けられる。
時場詞とは、時制や場所を表す単語である。時制・場所の順であり、場所を表す際には名詞が後ろにつくこともある。
格詞とは、誰が、誰に、何を、といった感じで、格を表している。
文の構成は、主節・(疑問詞)・述節・目的節・時場節 の順である。
また、
名詞  :a
動詞  :e
助動  :u
疑問・格:i
時場  :o
の音が必ず最初に来る。口を閉じると単語の区切れとなるようだ。また、目と口を同時に閉じると、文の切れ目を表すようだ。

単語は次の辞書にまとめてある。

Aiaoa語

例文

文 :aua iai eaioa ieai aia ieaiu aiau oeo

意味:昨日あなたは私に木の実をくれたか?

補足:あなた / したか / 渡す / ~に / 私 / ~を / 木の実 / 昨日

となる。

Image description

※最後のバツ印は、句点(ピリオド)を表している。

産業革命

ある時、「特定の音をエネルギーに変える」という装置が発明された。
この装置のおかげで、エネルギー資源はかなり潤沢になった。
また、「雷をエネルギーに変える」という技術が確立され、ついに人類は雷鳴から解放されたのだ。おかげで、音を使えるようになった人類は、
k,t,pのような破裂音も使いだしたという。

終わりに

 産業革命後の辞書は作れませんでした。

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