どうもこんにちは、最近鬱っぽい夕向奏です。その為普段の記事に比べると落ち着いているかもしれませんが、お気になさらず。
その方が読みやすいって? ぴえん。
さて、やる気でね〜やる気でね〜って言いながらなんとか創作を続けているわたくしですが、世界観設定を補強しようと上代猫遼語(じょうだいびょうりょうご)という言語を作っています。
名前から分かる通り、魔法の世界で主に小型〜中型の猫獣人(になる前の動物)が話しているという設定の言語です。
地図にLambattってありましたよね? あそこらへんで話されていた言語です。
取り込まれて死語になったか、変化しつつも残そうかについてはまだ考え中です。
取り敢えず音韻見てくださいやい。
前舌 | 中舌 | 後舌 | |||
---|---|---|---|---|---|
狭 | i | u | |||
半狭 | |||||
e | ə | ɤ o | |||
半広 | |||||
広 | a͍ | ɒ |
まあ母音は[a͍]があるぐらいで他におかしいところはないですね。
どうして[a͍]にしたかと言われると猫って結構口を開いて「ニャー」っつってんな〜って思ったからです。
ところでこれ補助記号あってますよね?
んじゃ子音見てください。
両唇音 | 舌唇音 | 歯音 | 歯茎音 | 後部歯茎音 | 硬口蓋音 | 軟口蓋音 | 口蓋垂音 | 咽頭音 | 声門音 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鼻音 | mʲ mˠ | nʲ nˠ | ŋʲ ŋ | ɴʲ ɴˠ | ʡ | ʔ | ||||
摩擦音 | ʃʰʰ | ʁ | ħʰʰ ʕ | |||||||
接近音 | j | |||||||||
はじき音 | ɾ̼ |
二重調音 | |
---|---|
接近音 | w |
震え音 | ʙ̥͡ʀ̥ |
吸着音 | k͡ǁ |
その他 | |
---|---|
どこ? 調音器官 | ϼ (ʀ̥’) |
……おかしいところがありますね?
そうです、破裂音がありません。
これは猫って何が発声できそうかな〜ってうちの猫を見ながら考えました。
[ħʰʰ]と[ʃʰʰ]は猫の「フー!」と「シャー!」をイメージしました。
帯気を表す記号を二つ付けて呼気が強いことを表しています。
[ɾ̼]は犬とか猫はよく鼻を舐めるので、舌唇音は近いかな〜と思って採用しました。
[ʙ̥͡ʀ̥]の二重調音については猫って「プルルル」って言うんですよ。
猫飼ってる人なら分かると思うんですけど、それをイメージした子音です。
[k͡ǁ]は猫が出すクラック音です。発音聞いててこれが一番近いかなってなりました。
「カカカカカ」ってやつです。
うちの猫は出さないんですけどね。歴代の猫でも聞いたことないです。
……で、問題児。[ϼ]←これ
はっきり言います、これは人間には出せません。
猫が出す「ゴロゴロゴロ……」って音なんですが、
そもそも子音かどうかも判らないし、この記号はIPAにはないです。
人間用に作られた物だからね、しょうがないね。
なんで人間が発音する時は括弧内の音で発音してくだせえ。
これらの表記があってるかどうかは……わからん! 全く!
で、この言語の特徴。
子音に意味があって、貫通接辞を使って繋ぎます。
これは名詞で起きる現象です。
例えば【ņjurnγynnγaoao [ɴʲuʁnˠənːˠa͍oa͍o]】という単語があります。
カタカナに起こすなら「ニュル゛ニェンニャオアオ」です。
これはnγ+nnγ-Ø-Ø-Øという子音に、
-y-と-a-o-a-oという貫通接辞を差し込んで、
ņjurという接頭辞を付けた物です。
意味は「粉々に砕かれたもの」という意味です。
なんだか猫っぽい発音になって一本満足。
あ、ZpDICあります。古ウルド語と同じく造語依頼受付中ですので宜しくお願いします。
さて、今こんな言語考えてるよ〜って紹介でした。
もっと文法が成熟したら解説もしたいですね。
……なんだか全体的にアラビア語っぽいな?
ままええか……
ここまでのご拝読ありがとうございました。
古い順のコメント(2)
あ、表ミスってる、ままええか……(めんどいだけ)
「猫の音声学」味がすきです✨。