どうも、こんにちは、こんばんは、夕向奏です。
みなさん、古代の言語を考えたことはありますでしょうか。僕は考えています。
そうなると普通の例文だと単語が文化的になかったり、そもそもその表現がなかったりして結構訳すのが大変なんです。
語彙を増やしたり、人工言語のテストをする為にもこういうのは大事です。[要出典]
みなさんならどうしますか?
そうですね。
作っちゃおう!
はい、ということで古代の民族の為の例文を作ってきました。
狩猟民族のために合わせてあるので、農耕民族には合わないかもしれません。
てことでレッツゴー! デッデ
\そんな装備で大丈夫か?/
1:私はお肉を食べる。
2:あなたはお肉を食べた。
(過去という意味で)
3:彼はお肉を食べている。
(継続しているという意味で)
4:彼女はお肉を食べ終わった。
(完了したという意味で)
5:私たちはお肉を食べ終わるだろう。
(きっとそのときには食べ終わっているだろうという推測、もしくは未来予知)
(お肉は複数形、ただ明示しない言語であれば単数でもいい)
6:あなたたちはお肉を食べ終わらないだろう。
(きっと食べ終わらないという予測、もしくは未来予知)
(お肉は複数形、ただ明示しない言語であれば単数でもいい)
7:彼らはお肉を食べられますか?
(可能であるかという確認)
8:彼女たちはお肉を食べるでしょうか?
(彼女たちがお肉というものを食べるか食べないか予測、未来予知を尋ねる)
9:私の兄はお肉を食べたことがある。
10:あなたの妹はお肉を食べることがある。
11:彼の母親はお肉を食べることはない。
12:彼女の父親はお肉を食べることはなかったはずだ。
(過去を振り返って、きっとないだろうという予測)
13:私たちの兄弟はお肉を食べられる。
(可能という意味で)
14:あなたたちの姉妹はお肉を食べられない。
(尊敬と否定形で)
15:彼たちの両親はお肉を食べるはずだ。
16:彼女たちの誰かがお肉を食べたはずだ。
17:これはお肉だ。
(これは話者に近いという意味)
18:それはお肉ではない。
(それは聴者に近いという意味)
19:あれはお肉だろうか。
(あれは話者にも聴者にも近くないという意味)
20:お肉は毎日食べられる。
(受動態がない場合は「私」を使って能動態で)
21:鹿の肉は美味しい。
22:猫の肉は不味い。
23:犬の肉は美味しくも不味くもない。
24:動物は生肉を食べられるのに、人間はお肉に火を通さないと食べられない。
25:私は神に肉を献上した。
26:神はお肉が好きだそうだ。
(伝聞)
27:その肉を地面に落としたから、それは食べられなくなった。
28:私はお肉を食べたいが、今は野菜を食べなければならない。
29:ああ、世界が全て肉だったらいいのになあ。
30:このお肉は新鮮だ。
31:そのお肉は腐っているかもしれない。
32:あのお肉は食べられない。
(好きか嫌いかで表す)
33:ここで鹿を解体する。
34:そこからお肉が落ちた。
35:お肉があそこに着いたようだ。
36:どこかにお肉を忘れた。
37:もしかしたら「お肉を食べたい」と言ったかもしれない。
(主語は明記されていないが、私。明示しない言語では明記しなくてもいい)
38:どこにもお肉がない。
39:獣の神に呪われてしまえ!
40:お肉を食べているのに果実を食べなさいと言われた。
(主語は明記されていないが、私。明記しない言語では明記しなくてもいい)
41:お肉は食べますか?
(日常的に食べるという意味)
42:はい、食べます。
43:いいえ、食べません。
44:お肉が汚くなった。
45:神に肉を献上しろ。
(命令)
46:あの子にお肉を分けてあげなさい。
(柔らかな命令形)
47:どの肉も食べるな。
(禁止)
48:肉を食べさせられそうになったが、なんとか食べずに済んだ。
49:私は宗教的に肉を食べることが禁じられている。
50:お肉を食べたいなあ。
(主語は明記されていないが、私。明記しない言語では明記しなくてもいい)
51:野菜は食べたくないなあ。
(主語は明記されていないが、私。明記しない言語では明記しなくてもいい)
52:どれも私の口に合う肉ではなかった。
53:食べたくないのに、お肉を食べさせられた。
54:自分自身で肉を解体する。
(中動態か再帰代名詞がある言語はそれを使って)
55:肉が自分自身を解体する。
(再帰代名詞がある言語はそれを使って)
56:肉を食べさせあう。
(交互に使役することを表す)
57:自ら望んで肉を食べた。
(あくまで自発的な意味を表す)
58:その時肉を食べたかもしれないし、食べなかったかもしれないが、今となっては分からない。
59:肉を食べましょう?
(勧誘する意味で)
60:はい、いいですね。
61:いいえ、お断りします。
62:動物を狩ることは食料を手に入れる行為であるし、同時に山の神に祈りを捧げるのと同じだ。だから私は無闇に狩ることを許さない。
どうでしたか? 特色を出すために、復文を入れたり、目的語が二つある文を意識してみました。
皆様の人工言語作りに貢献できれば幸いです。
ご拝読ありがとうございました。
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