2 品詞
Manganda語の語を名詞/形容詞/動詞に分類する。
2.1 名詞
2.1.1 代名詞
Manganda語は3つの人称のみを区別する小さな代名詞のシステムを持つ。
代名詞は独立して文に現れるときと、動詞句に組み込まれて現れるときで異なる形を持つ。
一人称 | 二人称 | 三人称 | |
---|---|---|---|
独立 | i'man | i'nan | i'nyan |
従属 | ime | ine | i'nya |
例
i'man pama nega me.
[ɨmaŋ pama nɛɣa mɛ]
一人称 快い なる 一人称
嬉しくなった
i'mon jo ne?
[ɨmɔŋ ɟɔ nɛ]
何 持つ 二人称
何をしている?
2.1.2 自由名詞/束縛名詞
Manganda語の名詞は付属する接辞の種類によって自由名詞と拘束名詞に大別できる。
自由名詞は後述する名詞クラス接辞をつけなくてよい名詞のグループで、多くの無生物と一部の動物が当てはまる。
拘束名詞は名詞クラス接辞をつけなければならない名詞のグループで、ほとんどの生物が当てはまる。
例
tanga
[taŋɡa]
鼻
i'manya-da
[ɨmaɲaɾa]
男-人間
i'di'yad-i'nja
[ɨdɨjaɾɨɲɟa]
犬-動物
2.2 形容詞
Manganda語の形容詞は名詞に後続させて名詞を修飾する。
例
i'bi'pi'n 若い
i'manyada bi'pi'n 若い男
2.3 動詞
Manganda語の動詞は代名詞を伴って使われる。
例
tageme-ja nega me.
[taɣɛmɛʝa nɛɣa mɛ]
蛇-動物 〜になる 一人称
私は蛇になる。
2.4 品詞の転換
Manganda語では、名詞類別接辞を付けて形容詞や動詞を名詞化したり、代名詞を伴って名詞を動詞として扱ったりすることがある。
形容詞→名詞
i'bi'pi'n-da
若い-人間
子供
i'bi'pi'-mpan
若い-木
芽
動詞→名詞
tageme-ja nega-nda
[taɣɛmɛʝa nɛɣanda]
蛇-動物 〜になる-人間
蛇になる人
名詞→動詞
ma-daga-da baja me.
[maɾaɣaɾa ɓaʝa mɛ]
一人称-女-人間 家 一人称
妻は家にいる。
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