〜レキア語を学ぼう ponulaf lekirêlot〜
cqxです。
この連載ではレキア語について解説するだけです。
今回は文字です。
1.レキア文字
レキア語の表記にはアルファベット「レキア文字(lekirêhius)」を使用します。
レキア文字が使用できない環境ではラテン文字も使用します。
四角字と三角字
レキア文字には「四角字(cokuahius、画像左)」と「三角字(lekuahius、画像右)」の2種類の字体が存在します。
一般的に用いられるのは四角字で、三角字は外来語などの表記に使用します。
要は平仮名・片仮名と同じです。
対応表 | 系統1 | 系統2 | 系統3 | 系統4 |
---|---|---|---|---|
強 | p/b | c | t/d | k/g |
中 | f/v | q/x | s/z | h/r |
弱 | m | l | n |
子音文字は調音部位によって4つの「系統」、調音方法によって3段階の「強弱」に分類できます。
上の画像では、横軸が系統、縦軸が強弱を表します。
系統は図形が開いている方向、強弱は線の増減によって表されます。
(このシステムはテングワール(エルフ語文字)を参考にしました。)
系統1:上に開いた図形。唇音を表す。
/p/,/b/,/f/,/v/,/m/
系統2:右に開いた図形。歯音または歯茎音を表す。
/c/,/q/,/x/,/l/
系統3:左に開いた図形。歯茎音を表す。
/t/,/d/,/s/,/z/,/n/
系統4:下に開いた図形。軟口蓋音を表す。
/k/,/g/,/h/,/r/
強:中央に横線を入れる。破裂音または破擦音を表す。
/p/,/b/,/c/,/t/,/d/,/k/,/g/
中:基礎の字形。摩擦音を表す。
/f/,/v/,/q/,/x/,/s/,/z/,/h/,/r/
弱:縦に短くする。接近音または鼻音を表す。
/m/,/l/,/n/
対応表 | 系統5 | 系統6 | 系統7 |
---|---|---|---|
強 | w | j | |
中 | a | u/ê | i/y |
弱 | o | e |
母音文字も子音と同じように、3つの「系統」と3段階の「強弱」によって分類できます。(ただ母音の場合は説明が難しい。)
系統1:縦棒。中舌母音を表す。
/a/
系統2:縦棒と、下に折れ線。唇音または後舌母音を表す。
/w/,/u/,/ê/,/o/
系統3:縦棒と、上に折れ線。硬口蓋音または前舌母音を表す。
/j/,/i/,/y/,/e/
強:折れ線の部分を閉じる。半母音を表す。
/w/,/j/
中:基礎の字形。広母音または狭母音( ê は例外)を表す。
/a/,/u/,/ê/,/i/,/y/
弱:縦棒を消す。中央母音( ê は例外)を表す。
/o/,/e/
ダイアクリティカルマーク・約物
左:子音につけると有声化する。
u につけると ê に、 i につけると y になる。
中:句読点。1つでは読点、2つでは句点。
右:括弧。
例
(上から)
lisiêl(こんにちは)
lynef(満月)
gogual(思考)
ponulaf lekirêlot(レキア語を学ぼう)
NIHONêsih(日本人)
2.#1-1 発音 補足
前回の記事に書いていない細かい発音のルールがいくつかあるので、補足としてここに書いておきます。
・ ji は/je/、jy は/ju/、wu は/wo/と発音する
・ n の後の摩擦音は破裂音または破擦音になる
例: nf → /mv/、 ns → /nc/
今回はここまで。次回から文法に入ります。
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