txẍẋrkʬkxʒẋkxʒẋkẍ語の全貌

#人工言語 #人工言語コンペ

前文

この記事は中間テスト期間中に書かれたため非常にクオリティが低いです。ご了承ください。

2024年某日…（5/2）

epikijetesantakalu「お、人工言語コンペのお題出来てる！！！
epikijetesantakalu「ほうほう…　二度と学びたくないような言語…
epikijetesantakalu「………カトゥカトゥイカリャク語？！？！？！」

というわけで

カトゥカトゥイカリャク語を作った私は「絶対に学びたくない言語」を作る天才です！！自分は長い文章を書くのが苦手なので（絶対いつかこれで困る）、早速始めます！！

音韻論

まずは子音から行きます。調音場所が多いと発音しにくくて嫌ですよね～。というわけで、当言語は調音場所が三か所しかありません。また、シンプルさを増やすために、破裂音、放出音と衝突音しかありません☺️

この通り、唇回りのみで発音される破裂音が68個、放出音が12個と、衝突音が3個のシンプルな構造です。
子音が多い音程、母音は少ない傾向にありますよね。というわけで母音はさらにシンプルで、三つしかありません：

/ə/, /ɚ/, /ə̃/

これらの86の音素で、この言語は構築されます。

正書法

正書法なんて後回しでいいと思うかもしれません。しかしtxẍẋrkʬkxʒẋkxʒẋkẍ語に関しては、国際音声記号があまりにも醜く、/b̪ʲʰʬ̼ə̃d̼ʲʰ/なんてとてもじゃなくても読めません！そしてこの言語は正書法がロジカルなので、今ここで簡単に紹介することができます。まず子音は、調音場所を両唇音はp、唇歯音はt、舌唇音はkで表します。そして子音表の一番上の三つ以外は、記号をくっつけて子音の性質を説明します。具体的には、有声化がx、有気化がẋ、咽頭化がẍ、放出音がq、唇音化がʒ、硬口蓋化がǯです。また、衝突音はʬを付けてあらわします。文字でうまく説明できていないと思うので、表で表します。

母音は、/ə/はↀ、/ɚ/はr、/ə̃/は前の文字の上に~をくっつけます。なので、先ほど出した/b̪ʲʰʬ̼ə̃d̼ʲʰ/の正書法は、tǯẋkʬ̃kǯẋdです。

文法

白状します。私が言語制作において圧倒的に苦手としているのが文法です。カトゥカトゥワタタミティカトゥプキキミ語でも文法だけインパクトが弱かったはずです。なのでその苦手意識を打破したい！！！究極に不可解な文法作るぞぉ！！！
この言語は有格言語にします。格は全部で12個あります。以下にその全貌を書きます：

主格 - 主語であることを示す
例　私(主格)食べる = 私は食べる

対格 - 目的語であることを示す
例　私(主格)猫(対格)食べる = 私は猫を食べる

所有格 - 所有していることを示す
例　私(主格)私(所有格)猫(対格)食べる = 私は私の猫を食べる

被所有格 - 所有されていることを示す
例　私(主格)猫(被所有格)猫(対格)食べる = 私は私の猫を食べる（ニュアンスは違う）

非所有格 - 所有していないことを示す
例　私(主格)私(非所有格)猫(対格)食べる = 私は私のではない猫を食べる

非被所有格 - 所有されていないことを示す
例　私(主格)猫(非被所有格)猫(対格)食べる = 私は私のではない猫を食べる

処格 - 場所を示す
例　私(主格)猫(処格)食べる = 私は猫の近くで食べる

国格 - 同じ国の場所を示す
例　私(主格)猫(国格)食べる = 私は猫がいるのと同じ国内で食べる

冷蔵庫格 - 所有している冷蔵庫の中の場所を示す
例　私(主格)猫(冷蔵庫格)食べる = 私は猫の所有する冷蔵庫の中で食べる

噴火格 - 噴火している時間を示す
例　私(主格)阿蘇山(噴火格)食べる = 私は阿蘇山が噴火しているときに食べる

原子格 - ダジャレを言っている時間を示す
例　私(主格)猫(原子格)食べる = 私は猫がダジャレを言っているときに食べる

究極格 - その他なんにでも使える
例　私(主格)猫(究極格)食べる = 私は猫がフラフープ29個を使ってガーデニングしているときに猫の耳の中で食べる(一例)

以上の12の格を駆使して文を作ります。話すとき、格は声調で表します。主格は[˩˦˨]、対格は[˩˥˩]、所有格は[˥˨˦]、被所有格は[˨˧˨]、非所有格は[˥˨˩]、非被所有格は[˦˧˦]、処格は[˥˩˥]、国格は[˩˥]、冷蔵庫格は[˨˦˧]、噴火格は[˥˦˩]、原子格は[˩˨˩]と発音します。また、究極格は[˦˨˥˨˩˥˧˨˩˦˩˦˥˧˥…]のように、円周率の各桁を5で割ったときの余りに1を足したものが延々と続きます。そのため、究極格は口では使えません。また、txẍẋrkʬkxʒẋkxʒẋkẍ語には二音節以上の単語もありますが、その時は全ての音節に同じ声調を使ってください。そして、格は文字では書きません。文脈で判断してください。

次に、先にちょっと数字の話をします。当言語は、∞進法を採用しています。
1がkxʒẋ̃kẍ、2がtʒↀ、3がkxʒẋ̃kẍkxʒẋ̃kẍ、4がkxʒẋ̃kẍtʒↀ、5がkxʒẋ̃kẍkxʒẋ̃kẍkxʒẋ̃kẍ、…と延々と増えていきます。これを∞進法と呼べるかは微妙ですが、頭の中に入れておいてください。

さて、名詞についてみていきましょう。txẍẋrkʬkxʒẋkxʒẋkẍ語には、名詞クラスがあります：
1.男性　フェルト、赤道、動脈硬化症、ケルト語族などが含まれる。
　接尾詞 -pẍで表す。
2.女性　ハンバーグ、水酸化バリウム、針恐怖症、過労死などが含まれる。
　接尾詞 -kxʒẋで表す。
3.冷蔵庫　実世界において性別のあるものは全てこのクラスです。
　接尾詞 -pẍtǯkxẍẋで表す。
また、英語のように名詞の数を表す必要もあります。しかし、英語みたいに単数・複数なんて生ぬるいものではなく、1・2・3…とずっと一の位まで明記する必要があります。そこで出てくるのがさっきの数詞です。さっきの数詞から母音を抜いたものが数の接尾詞となります。

最後に動詞の文法です。
アインシュタインの新しい物理学によれば、時間は空間の第四の次元に過ぎません。そのため、時制というのも時空制であるべきであって、我が言語はそれを採用しています。動作の起こっている時空の話者からの距離を
√(距離(㎝))² +(時間(秒))² 、と三平方の定理に代入して、出てきた数の平方根をこの言語の数字に直し、母音を抜いたものを接尾詞とし動詞の後ろにつけます。
あとこの言語ではスペースを使いません。
以上で文法の解説を終了します。

え、修飾詞とかはないのか、ですって？
この言語にはそんなものは不要です。なぜなら、この言語には他の言語では修飾詞を使うようなことは全部別の単語を使うからです。例えば、「猫」という単語、「黒猫」という単語、「紅紫色の鼻が長い脚が五本でマタタビ中毒の猫」という単語は全部全くもって別物であり、共通している音素もなく、あったとしても偶然です。名詞動詞ともにこうなっているので、覚える単語の量が大変ですね！

さて、最後に

例文

を紹介しますか。

kẋtẍẋrtxǯẋkqẍpẍtǯkxẍẋkxʒẋkẍtǯẋkʬ̃kǯẋdkxʒẋkẍ
/t̼ʰp̪ˤʰɚb̪ʲʰt̼ˤʼpˤp̪ʲd̼ˤʰd̼ʷʰt̼ˤ b̪ʲʰʬ̼ə̃d̼ʲʰd̼ʷʰt̼ˤ/
猫(単数)食べる(1)
考えられる訳:
猫を(ここから1㎝の場所で)食べる
猫が噴火しているときに(今より五秒後にここから-2i√6㎝の場所で)食べる
等…

txẍẋpxẍẋkxẍẋ̃tʬpǯẋkxtǯẋrpxʒpʒkxʒẋtǯẋkʬ̃kǯẋdtʒtʒtʒtʒtʒtʒtʒtʒtʒtʒ
/b̪ˤʰbˤʰd̼ˤʰə̃ʬ̪pʲʰd̼p̪ʲʰɚbʷpʷd̼ʷʰ b̪ʲʰʬ̼ə̃d̼ʲʰp̪ʷp̪ʷp̪ʷp̪ʷp̪ʷp̪ʷp̪ʷp̪ʷp̪ʷp̪ʷ/
水酸化バリウム　食べる(20)
考えられる訳:
水酸化バリウムの所有している冷蔵庫の中で(今より√2√5-1秒前にここから1㎝の場所で)食べる
等…

p̃pẍtǯkxẍẋkxʒẋkẍp̃pẍtǯkxẍẋtʒtǯẋkʬ̃kǯẋdtʒkqʒrpʒtʒpqpẍkxʒẋkẍ
/pə̃pˤp̪ʲd̼ˤʰd̼ʷʰt̼ˤ pə̃pˤp̪ʲd̼ˤʰp̪ʷ b̪ʲʰʬ̼ə̃d̼ʲʰp̪ʷ t̼ʷʼɚpʷp̪ʷpʼpˤd̼ʷʰt̼ˤ/
動脈硬化症(1) 紅紫色の鼻が長い脚が五本でマタタビ中毒の猫(2) 食べる(2)赤道(1)
考えられる訳:
紅紫色の鼻が長い脚が五本でマタタビ中毒の猫二匹が動脈硬化症が起こっているのと同じ国内で今より二秒後で赤道を食べる
等…