こんにちは、ふるくしゃです。「今日を生き抜く実用例文集」のニョンペルミュ訳がようやく終わりました。自分で作った例文集なのに、自言語に訳したことがないというのもお恥ずかしいですからね。では早速、本編をどうぞ。
1. やあ・こんにちは・おはよう・こんばんは
hjulimis!
誰かに会った時、時間帯に関わらず使うことができる。
hju「相互の/相互に」
li「[目的語(以下、O)]を見る」
hjuli「[O]に会う」
mis「〜すること/〜であること」
hjulimis「会うこと/こんにちは」
2. お元気ですか・調子はどうですか
fi nokalnas folti?
直訳すると「あなたはどのように感じますか」。ニョンペルミュでは主語が動詞に先行する。修飾語は多くの場合、被修飾語の前に置かれる。
fi「あなた」
no「何/どれ/どの」
kal「形/姿/様子」
nas「〜的な/〜的に」
nokalnas「どのような/どのように」
fol「心」
ti「[O]する」
folti「[O]を感じる」
3. はじめまして・お会いできて嬉しいです
la ljas hjuli fi.
ljasは助動詞として使われている。助動詞は動詞の前に置かれ、いくつ並べてもよい。
la「私」
ljas「[O]を喜ぶ」
4. さようなら・またね・じゃあね・バイバイ
hjufanmis!
fan「[O]を発つ/離れる/[O]から」
hjufan「[O]と別れる」
hjufanmis「別れること/さようなら」
5. ありがとう
pjalmis.
pjal「[O]に感謝する」
pjalmis「感謝/ありがとう」
6. ごめんなさい・申し訳ありません・すみません・失礼します
hinmis.
lo ho.
謝罪の時はhinmisを使う。「すみません」のように相手の気を引きたい時は、lo ho「聞いてください」と言う。loは命令の二人称であり、これを含んだ文は命令文となる。
hin「[O]に謝罪する」
hinmis「謝罪/ごめんなさい」
lo「あなたは〜しなさい(命令文の二人称)」
ho「[O]を聞く」
7. はい/いいえ
V. / me V.
諾否疑問文に含まれる動詞を反復することで肯定を表す。否定の場合は動詞の前に助動詞meを置く。
me「[動詞(以下、V)]しない」
8. いいですよ/だめです
so. / me so.
依頼の際は、fi so me so~「あなたは〜できますか」のように表現する。そのため、それに対する承諾はsoの反復となる。
so「[V]できる」
9. 分かりました
la tju fusfis.
tju「既に[V]した」
fus「中/内側」
fis「[O]を知る/[pa]に[O]を知らせる」
fusfis「[O]を理解する」
10. 私はニョンペルミュを(話せます/話せません)
la (me) so pel njonpelmju.
目的語は、動詞の後に置く。否定は、助動詞のmeで表す。
言語名の「ニョンペルミュ(njonpelmju)」とは、「少ない言葉」という意味である。
pel「[O]を言う/話す」
njon「少ない/少し」
mju「~されるもの」
pelmju「言葉/言語」
njonpelmju「ニョンペルミュ」
11. あなたはニョンペルミュを話せますか
fi so me so pel njonpelmju?
諾否疑問文は、助動詞meを挟んで動詞または助動詞を反復させることで表す。
12. 聞き取れませんでした
la me so hofis.
hofis「[O]を聞き取る/聞いて理解する」
13. もっとゆっくり喋ってもらえませんか
fi so me so ful nal pel?
ful「さらなる/さらに/もっと」
nal「遅い/遅く/ゆっくり」
14. もう一度言ってもらえませんか
fi so me so hi pel ni?
hi「再び/もう一度」
15. これは何ですか
ke na no?
keは、話者が指差せる範囲にあるものを指示する。近称や遠称の区別はない。
コピュラは動詞naである。目的語に名詞や形容詞をとる。
ke「これ/あれ/この/あの」
na「[O]である」
16. これは私のです
ke na la mi.
後置詞miは所有を表す。上の例文のように、被修飾語を省略して「〜のもの」を表す場合がある。
mi「〜の」
17. これは(任意の言語)で何と言いますか
fi pel njonpelmju pa ke sosti no?
この例文は主語共有文である。pel njonpelmju「ニョンペルミュを話す」とpa ke sosti no「これを何と呼ぶ」という二つの動詞句が同一の主語fi「あなた」を共有している。全体で「あなたはニョンペルミュを話しながら、これを何と呼ぶ」という意味になる。このように、主語共有文は「XしながらYする」という動作の関係を表せる。
paはここでは前置詞として用いられている。前置詞句は修飾する動詞の前に置かれる。
pa「[O]に着く/[O]に/[O]に対して」
sos「名前」
sosti「[pa]に[O]と名付ける/[pa]を[O]と呼ぶ」
18. これは何という意味ですか
ke nen no?
nen「[O]を意味する/表す/示す」
19. これは何と書いてありますか
ke keskal nen no?
kes「[O]を書く」
keskal「文字」
20. 私はふるくしゃです
la na FILUKISJA.
固有名詞は全て大文字で表記する。借用語は、ニョンペルミュの音韻に合わせて適宜子音を換えたり母音を挿入したりする。
21. 私の名前はふるくしゃです
la mi sos na FILUKISJA.
22. あなたの名前は何ですか
fi mi sos na no?
23. (彼/彼女)はどなたですか
(se/selon/senel) na notjun?
三人称有生代名詞のseには性別の区別がないが、性別を明示したい場合はselon「彼」senel「彼女」を使うこともできる。
se「彼/彼女/その」
lon「男性」
selon「彼」
nel「女性」
senel「彼女」
tjun「人」
notjun「誰」
24. 私はこれが好きです
la sja ke.
sja「[O]を好む/好き」
25. 私は日本から来ました・日本の出身です
la fe NIHON tju ma.
la tju fan NIHON hu.
fe「[O]にある/いる/[O]で」
ma「生まれる/[O]を生む」
hu「[O]に来る」
26. ここはどこですか
kelan na nolan?
lan「場所」
kelan「ここ」
nolan「どこ」
27. トイレはどこにありますか
ljunkumalkos fe nolan?
ljun「綺麗な/清潔な」
ku「[O]に変わる」
ljunku「[O]を掃除する/洗う/綺麗にする」
mal「家」
kos「箱」
malkos「部屋」
ljunkumalkos「トイレ」
28. その街への行き方を教えてもらえませんか
fi so me so pa la fis te la so nokalnas sa ni has?
teは後続する節を名詞化する働きを持つ。ここではla so nokalnas sa ni has「私はどのようにその街に行ける」という文を名詞化し、「私がどのようにその街に行けるかということ(=その街への行き方)」という名詞を形成している。
te「〜こと(節を名詞化する代名詞)」
sa「[O]に行く」
has「街」
29. 私は店を探しています
la sus milli mulan.
sus「〜している」
mil「[O]に向かう/[O]に向かって」
milli「[O]を探す」
mu「[O]を売る」
mulan「場所」
30. 今何時ですか
sel na notel?
sel「今」
tel「時間/〜時」
notel「いつ」
31. 今は10時です
sel na fope tel.
「10時」の「10」は序数である。序数は、数詞の末尾にpeを付けることで表す。
fo「10」
pe「〜番目の/〜番目に」
fope tel「10時」
32. 明日の天気は何ですか
no halkal lintis hu?
直訳すると「どの天気が明日来ますか」。ニョンペルミュでは、天気を主語にして動詞にhu「来る」を使うことで、「雨が降る」「曇る」などの天候に関わる動作を表現する。
hal「空」
halkal「天気」
lin「次の」
tis「日」
lintis「明日」
33. 明日は雨です
hallu lintis hu.
hallu hu「雨が来る」で「雨が降る」を表す。
lu「水」
hallu「雨」
34. これはいくらですか
ke kolkon no?
kol「お金」
kon「[O]と同じである」
kolkon「Oである/値する」
35. これは100円です
ke kolkon fofo YEN.
fofo「100」
36. これを私にください
lo pa la le ke.
le「[pa]に[O]をあげる/与える」
37. 私はお金を持っていません
la me sja kol.
la sja hje kol.
sja「[O]を持っている」
hje「ゼロ/〜ない」
38. 私は体調が悪いです
la folti hjon.
la sja hjon foltimju.
hjon「悪い」
foltimju「感覚/気分/感情」
39. 私はお腹が痛いです
la sis mes.
sis「[O]が痛い」
40. 私はこれが欲しいです
la fa ke.
fa「[O]が欲しい/[V]したい」
41. これを使ってもいいですか
la so me so ki ke?
ki「[O]を使う/[O]を使って」
42. 一晩泊めてもらえませんか
la so me so sjus pas nontel hus fa mi mal?
sjus「[O]を通る/[O]を経て/[O]の間」
pas「1」
non「影/闇/暗い」
nontel「夜」
hus「[O]に住む/生きる/暮らす/過ごす」
43. その街まで(連れて行って/乗せていって)くれませんか
fi so pa la to sa ni has?
to「[O]を作る/[pa]に[V]させる」
44. ちょっと待ってください
lo sjus fintel lun.
fin「小さい」
fintel「少しの間/短時間」
lun「[O]に残る/留まる/待つ」
45. 助けて!
lo ne la!
ne「[O]を助ける」
46. やめて!
lo kin!
kin「[O]を止める」
47. どうしたんですか・何があったんですか
no tju tja?
tja「起こる/発生する/[O]を引き起こす」
48. あなたは何をしているんですか
fi sus ti no?
49. 私は何をすればいいですか
la tjo ti no?
tjo「[V]する必要がある/[V]するべきだ」
50. お元気で!
lo na ljasmel!
直訳すると「幸せであれ」。
mel「大きい」
ljasmel「幸せな/幸福な」
以上になります。形態素の大部分を先に造語しておいたので、派生語が作りやすく、翻訳も比較的スムーズに進んだ気がします。それに、lukca語と違って規則性や多義性排除に重点を置いていないので、気軽に造語できるという点も大きいですね。このくらい「いい加減」に作った方が進捗が上げやすく、モチベも保ちやすいのかもしれません。今後もさまざまなお題の翻訳を行い、実用レベルまで語彙を拡充していきたいと思います。
それと、皆さんもぜひ「今日を生き抜く実用例文集」を活用してみてくださいね! 例文集へのご意見や改善点なども引き続き募集していますので、気軽にコメントしてください。
それでは次回の記事でお会いしましょう。hjufanmis!(またね!)
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