今まで、出てきたレーシリスの都市名はアルフェデス中央市やオリエスボラーグ、アリスタなどが出てきましたが、今回はレーシリスの都市名について考察していこうと思います。
レーシリスの地名に関してはロシアの地名の特徴をとっていまして、派生語や変化であったりは、ロシアの地名から来ていることが多くあります。
まず、よく目にするのは「-ボラーグ」でしょう。
このボラーグというのは一般名詞で「街」という意味です。
比較的新しく作られた町にこれがつくことが多々あり、ロシアの「-グラード」と近い感じです。
基本的には「固有名詞(人名)+ボラーグ」でつけられることが多く、オリエスボラーグやコルデンボラーグなどたくさんの街が存在します。
レーシリスの都市名では、都市名につく接尾辞(地名語尾)というのがあり、「単語+接尾辞」で街の名前にすることができます。
その接尾辞は「-(i)sta」で、街の規模によって語尾が変化することがあります。
大きい都市(市、区)につくのは、この「-(i)sta」ですが、「町」では「-(i)stëm」、村では「-(i)stamiya」となります。
例えば、レーシリス王国時代に極東の海岸沿いに「レスティリスタミヤ村(Restilistamiya)」という村があったのですが、この町は連邦になった時代に港湾都市として有名となり、町という扱いになりました。
そのため、規模が大きくなった「レスティリスタミヤ村」は改名し、「レスティリステーム(Restilistëm)」となった歴史があります。
また、地形が由来となった接頭辞などが存在し、中でも海洋名や河川名などがつけられることがあります。
また、たまに見られる「-(e)fotesta」は「川沿い(vötes[iles])の街」、「-(a)monista」は「山(mont)の街」などの地形を表す派生語尾もあります。
また、語頭に形容詞が変化した接頭語がつくことがあります。
例えば、「Feresolistamiya」の「feres(北)」が接頭語になった形「fereso」や、「Olbaliserkanista」の「ölbe(古い)」が接頭語になった「olba」などがあります。
ここで、少し町の名前と由来を見ていきましょう。
・ボージェト、(ボージョ)(ボジョ) 「大きい(böjet)」から。
→ボジョファイズ、ボジョセロ二スタ
・オールべ(オルバ) 「古い(ölbe)」から。
→オルバリセルカ二スタ、オルベートジェン
・オリエ(オレ) 「オリエ(初代国王)」から。
→オリエスボラーグ、オラルディステーム
・コルデン(コルデノ) 地域名から。
→コルデンボラーグ
・ネウン(ネーウォ) 「新しい(neun)」から。
→ネーワルド、ネウ二スタ
・セーリト(セリト) 「砂(sërit)」から
→セリティレシステーム
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