1.「ミク」の意味
「ミク」は「…か…」という意味の前置詞です。(この語の前に置かれた名詞と後に置かれた名詞を繋ぐ、連結前置詞というものです。)より正確にニュアンスを表現するなら、「…か…のどちらか1つ」というふうになります。
ニャ イール フーフジャ アーポ ミク ニュメンゼ/
→私はリンゴかイチゴを食べます。
「ミク」が「アーポ」と「ニュメンゼ」を繋いでいます。
この場合、リンゴとイチゴのどちらか1つだけを食べるという意味になります。
2.「ジフ」の意味
「ジフ」は「…か…」という意味の前置詞です。より正確にニュアンスを表現するなら、「…か…またはその両方」というふうになります。
ニャ イール フーフジャ アーポ ジフ ニュメンゼ/
→私はリンゴかイチゴを食べます。
この場合、リンゴとイチゴのどちらか1つ、もしくは両方を食べるという意味になります。
3.「ミク」と「ジフ」の使い分け
次の例文について考えてみましょう。
私はあなたにイチゴのケーキかチョコレートケーキを買ってあげます。
この文の場合、どちらの連結前置詞を使うのが適切でしょう。
正解は、「ミク」です。
ニャ ミュド イーロール フテーテジョ ニュメンゼ イフ シャダーリ ミク ホーム=シャダーリ/
→ 私はあなたにイチゴのケーキかチョコレートケーキを買ってあげます。
この文の状況だと、イチゴのケーキとチョコレートケーキの両方買ってもらえるとは考えずらいです。なので、「ミク」を使います。
もちろん、両方買ってもらえる可能性があるのなら「ジフ」を使いましょう。
4.補足
「ミク」「ジフ」ともに、どちらでもない、という選択肢はありません。
ニャ イール フーフジャ アーポ ミク ニュメンゼ/
→私はリンゴかイチゴを食べます。
例えば、この文の場合、「どちらも食べない」という状況になったり、「リンゴでもイチゴでもなくお肉を食べる」という状況になったりすることはありません。
挨拶が遅くなりました。コキあです。
「…か…」という意味の連結前置詞として「リブ」というものもあります。これは、文法解説のシリーズでいずれ解説する予定です。
簡単にいうと、「リブ」は選択疑問文に使う連結前置詞です。
それでは、これで終わりたいと思います。
ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。
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