はじめまして
突然ですが中国語の声調ってかわいいですよね
四声、初めて聞いた時から「これ“良い”な…」と思っていました
そんな感じの入りで声調言語の作成に挑戦してみたので、経過観察をば
まず単語を作ろうと思ったわけなんですが、これに関しては一定の規則を求めたいと思ったわけです
そこで、代表的な概念をいくつか抽出して、アルファベットと声調に対応させればいいんじゃないかと思案
中国語も漢字という表意文字を使ってるし、スワデシュリストに載ってる語彙ぐらいだったら、それの組み合わせで表せるんじゃないかと思いました
子音21個×声調6種類で126個の要素をこじつけられるんでね…
例えば「妻」という語彙は「愛+女性」という要素、「夫」なら「愛+(否定+女性)」とかですね。なるべく省エネするために、対比になってるものは否定をつけちゃえばいいという構想
問題は、単語の作り方が上記のように要素の組み合わせであるにも関わらず要素が少ないということ
中国語なら漢字がめちゃくちゃあるから何とかなるけど…
あと間投詞とかどうすんの?
造語ルールが終わってること以外はまあ基本構造を作ったというわけ
辞書もありますのでよければごらんください
名前はシヒリカ語です
〇発音
母音5つ、子音21つで、英語で使われているアルファベットを全部使うことにした
母音の発音はちょっと流してもらうとして、子音は以下の発音になる
B b /b/
C c /t͡ɕ/
D d /d/
F f /f/
G g /g/
H h /ç/
J j /d͡ʑ/
K k /k/
L l /ɾ/
M m /m/
N n /n/
P p /p/
Q q /q/
R r /r, ʀ/
S s /s/
T t /t/
V v /v/
W w /ʋ/
X x /ɕ/
Y y /j/
Z z /z/
Rの発音については、ただ口蓋垂震え音が使いたくなったので出しただけです(どっちでもいい)
声調は55, 214, 51, 31, 11, 15の6種類が基本となり、例外として33を用いることがある(後述)
ZpDICの発音記号の項に書いてあるのはほとんど五度法による表記です
声調の変化(連続変調?)的なものはほぼないので、文章になっても発音は統一されます
〇基本
1.語順
・Ta te.
→人がいる。
ta/55/・・・名詞:人、人間
te/55/・・・自動詞:居る、在る
語順はSOVです。主語の省略などはありません
・Au ae zixita.
→私は猫だ。
補語が名詞の場合は繋辞を用います
au(一人称)、 eu(二人称)などについては二重母音で1音節になります
au/55/・・・代名詞:一人称
ae/214/・・・繋辞
zixita/51-55-51/・・・名詞:ねこ、ネコ、猫
・Hicita ni.
→犬は大きい。
形容詞の場合は繋辞を用いずにそのまま並べます
hicita/55-51-51/・・・名詞:いぬ、イヌ、犬
ni/214/・・・修飾詞:大きい、大きな
なお孤立語としておきますが、文中で否定や時制表現を伴う時、動詞や名詞に接辞がくっつくところは膠着語的ですね
2.否定と疑問
文章中の動詞を否定したい場合、否定表現 xi を動詞の後ろにつけるだけです
・Ta ae fita xi.
→人は鳥ではない。
この場合の否定 xi は文全体にかかっていると考えるのが自然でしょう
fita/51-51/・・・名詞:鳥
・Au simisa sime xi.
→私は水を飲まない。
simisa/15-55-55/・・・名詞:飲料水
sime/15-55/・・・他動詞:~を口にする、~を飲食する
xi/15/・・・修飾詞:ない、ではない
中国語を勉強し始めたのでそちらから流用してます。簡単なので
また、疑問文にしたいときは文末に疑問表現 vi をつけるだけです
・Eu simisa sime vi?
→あなたは水を飲む?
eu/55/・・・代名詞:二人称
これだと否定疑問文にしたとき xi と vi がぶつかるやんけ!ってなったので、そういう場合は動詞の形を変化させることにしました
・Eu simsa simaxe vi?
→水を飲まないんですか。
sime は sim- という語幹があると考えて語末を変化させ、否定表現の変化形 -xe を付加した形になります(なんか膠着語っぽい部分)
3.時制
時制表現は主語について表されます
・Fita sita hice.
→鳥が魚を襲う。
sita/55-51/・・・名詞:魚
hice/55-51/・・・他動詞:~を襲う
上の文を例として挙げると、未来形は接辞 -du をつけて
・Fitadu sita hice.
→鳥が魚を襲うだろう。(予想のニュアンス)
過去形は接辞 -xidu をつけて
・Fitaxidu sita hice.
→鳥が魚を襲った。
となります。
否定・疑問表現とかとも合わせると、
・Fitaxidu sita hicaxe vi?
→鳥が魚を襲いませんでしたか。
とか言えますね
4.指示詞
その、とかこれとかを言いたいときは、普通は代名詞 xu や 接辞 -xu を使いましょう
・Xu ae hicita.
→これは犬です。
xu/11/
指示詞:それ
指示詞:これ(近称)
指示詞:あれ(遠称)
近称と遠称を区別できる語も一応作りましたが、まああんまり重要でない場面以外は気分で決めてください
・Sitaxu xihe.
→この魚は危険だ。
xihe/15-214/・・・自動詞:危険である
5.数字表現
数字は、うん…なんか悩んだんですけど、結局6進法ということにして無理矢理表すことにしました
a 「1」、 e 「2」、 i 「3」、 o 「4」、 u 「5」とそれぞれ表し、順番が左→右の順なので、[一の位][六の位][三十六の位]・・・と並べてください
助数詞(?)はないので、名詞+数字で表します
・Auxidu sita a-a mine.
→私は魚を7匹食べた。
mine/55-15/・・・他動詞:~を食べる。~にかぶりつく。
a-a は6進法で「1, 1」になるので、「1×1+1×6」で「7」になります
また、発音は /aʔa/ とするのが丸いかな、と
で、声調に関してはこれが例外になります。数字は声調33で言うということになりました
さて、こうすると0がないじゃんということになったので、以下の語彙を使ってください
ya/51/・・・名詞:0、ゼロ、零
ここで面倒なのが ya には声調が存在するということ。まあゆーて問題でもないんですけど、やっぱり[33-51-33]みたいな発音ってちょっと疲れるんですよね
ということで、 ya の直後から続くものに関しては、声調11を用いることとしました。それ以外は声調33に限定する、と
※ ya-e-a 「48」なら、[51-11-11]になる
また、 ya-ya-a 「36」の声調は[51-51-11]になります
・Auxidu sita ya-ya-a mine.
→私は魚を36匹食べた。(食べ過ぎ)
ちなみに数字表現と複数表現は共存しません
具体的な数字無しに複数を表したければ形容詞 ni を使います
・Hicita ni te.
→犬がたくさんいる。
ni/55/・・・修飾詞:多くの
〇その他
例によってこれからまとめる事項が分かんないので、あとは雑多な内容になります
- 繋辞
aeについて
先ほど繋辞として挙げたこの単語ですが、他動詞としての用法もあります。
ae/214/・・・他動詞:~と似ている。~に近しい。
・Ximiou zixita ae.
→彼は猫に似ている。
繋辞としてなら[名詞]-[ae]-[名詞]、他動詞としてなら[名詞]-[名詞]-[ae]と語順が変わるので、区別はできる…はず
ちなみに他動詞 ae 「~に似ている」は性質の近さを言うことが多いので、上の例文は「彼は猫みたいな性格だ。」と解釈されることが多いでしょう
miou/15-55/
代名詞:三人称女性
原形: ou
男性形: ximiou
2.数字表現の補足
通常、名詞は「それある一かたまり」という前提で話しているので、以下のような文章はちょっと解釈が違ってきます
・Hicita a te.
→犬が1匹しかいない(直訳:1匹の犬がいる)
わざわざ「1」を強調してる感じですね
また、「0つある」系の表現も可能です
・Zixita ya te.
→猫がいない。(直訳:0匹の猫がいる)
Zixita te xi. と意味は同じになりますが、否定を使わない表現が好まれる場面もある(かもしれない)
繰り返しを避ける目的で使うのかも
3.受動態
受動態はちょっと迷っているというか、要検討の表現です
mi/55/
助動詞:~された(受動態)
助動詞(暫定)ということで、基本は動詞に後置する予定
・Miou zixita hice mi.
→彼女は猫に襲われた。
この言語ではあんまり受動態使いたくないので、「文末焦点に近い文章になる」ということであまり使わないでください(諦め)
4.「AのB(所属)」の表現
こういうやつは絶対必要になるから、最初は形容詞的に後置しようかなとも思ってたんですが、「名詞+名詞」の並びにすると文の解釈が難しくなりそうだったのでやめました
代わりに接辞 -ng を使います
-ng/-ŋ/
接辞:付く名詞が、直後に来る名詞に所属していることを表す
・Tinang hicita ni.
→犬の尻尾が長い。
tina/51-31/・・・名詞:尻尾、尾
・Hicitang miou sita mine.
→彼女の犬は魚を食べる。
つまり A-ng B の並びなら、「BのA」という意味になるっつうわけです
また、「主語に付く表現、時制とか指示詞とかもあるからわかりづらくね?」ってなりますけど、そういうもんです
・Tinaxidung hicita ni ni.
→大きな犬の尻尾が長かった。
・Hicitaxuxidu sita mine xi.
→この犬は魚を食べなかった。
順番は [名詞][指示詞][時制][-ng] という決まりがあるので、その辺りは大丈夫なはず
・時制表現は、原義的には「過去の〇〇」という感じの修飾に近い役割を持つので、接辞 -ng よりも名詞との結びつきが強い。
・指示詞は時制よりも、名詞との結びつきが強い
という思想です
〇雑記
この記事を作成するうえで、書いたけど本編で使わなかった例文をまとめます
・Au fite.
→私は教育者/教師だ(直訳:私は教育する)
fite/31-55/・・・自動詞:教育する
・Ximiouxidu sita ni sime.
→彼は多くの魚を丸のみにした。
動詞 sime は「飲み込む」ニュアンスが強いので、普通に「食べる」なら動詞 mine を使いましょう
・Auxidu nang sita mine.
→私は魚を全部(丸ごと1匹)食べた。
Auxidu sita ni mine. だと「存在する全ての魚を食べた」みたいな感じになるのでやめときましょう
名詞 na「全体」と接辞 -ng によって、「魚の全体(魚を丸ごと一匹)」という名詞句になっています
na/11/・・・名詞:全体、すべて
・Sita au ni dide.
→私は魚をお腹いっぱい食べた。(直訳:魚は私を満腹にした。)
他動詞 dide の用法については検討中なので変わる可能性あり
sita が主語、 au が目的語、 ni が補語、 dide が述語(動詞)という構造になってます
SOCVという語順ですね
ni/15/・・・形容詞:満腹の
dide/31-11/・・・他動詞:(直接目的語Aと補語Bをとって)AをBにする
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