させたいですよね!?
……というわけで、今回は、以下の特徴を持つものをピックアップしました:
- 日本語用の音節文字。
- 仮名と字源が同じ。
- 横書きの筆運びを意識して字形が崩されている。
- 速記記号以外。
他にこれらの特徴に当てはまる架空文字・創作文字・新国字・神代文字などがあればぜひご教授ください!
注意事項:著作権違反になったらいけないので、画像は掲載しません。リンクから見てください。
横書き仮名
横書き仮名は、「新世界タイポ研究会」が2012年に発表した3つの架空文字体系の総称です。もし日本語が横書き文化圏だったら、仮名文字はどのような形になっていただろうか……、という、この記事にぴったりのテーマで作られました。制作は、岡澤慶秀さん、塚田哲也さん、秀親さんの3人によります。公式ブログによれば、8回の研究会を通して制作されたようです。
ここで取り上げる他の文字とは異なり、字母(仮名の字源となった漢字)から直接横書きに崩していることが特徴です。また、例文の画像によれば、清音と濁音の区別はなく、小書きの仮名(小さい「ゃゅょ」と「っ」)は普通の字と変わらない大きさになっています。
以下では、それぞれの文字に分けて紹介します。
横書き草仮名
横書き草仮名は、横書きかなの前段階にあたる文字で、ひらがなから見た草仮名にあたるものです。字母が左横書きで少し崩されています。
まだそれほど崩されていないので、雰囲気がひらがなに似ていて、親しみを感じます。
この字は、見た目が気に入って、しばらくわたしの日記で実用していたことがありました。おおむね、ひらがなよりも横書きに適していて、書きやすいと思います。頻出文字の「て」が4画であることなど、書きづらい点もありますが、まだ崩しきった形でないのですから仕方ありません。
横書きかな
横書きかなは、横書き草仮名のさらに崩された形態です。つまり、横書き仮名の世界線におけるひらがなです。
基本的に離筆(筆記具が紙から離れること)のない字形となっています。ひらがなの連綿体のようですが、ひらがなのそれとは違って、本当に徹底的に離筆しません。離筆のある字は「し」だけのようです。例文を見るに、字と字を繋げ書きせず離すことで語間を表すようですね。その点は、アラビア文字やデヴァーナーガリーに似ています。
一筆でツーっと書けるのは、速記文字みたいで魅力的です。
(名無し)
最後の一つは、公式の名称がたぶんないと思います。
これは、右横書き(アラビア文字のような、左から右への横書き)で発展した仮名のようです。
横書きかなよりも崩しの度合いがやや低く、離筆の必要な字母がたくさんあります。
新国字
新国字というのは、漢字廃止論の新国字派が作った、既存の文字とは異なる新しい文字です。
仮名を欧文筆記体風にした新国字というのは、いっぱいあります。
これについてはQvarieさんがまとめてくださっているので、ここで改めて紹介するまでもなさそうです。
https://note.com/qvarie/n/n785b31dec290
個人的には、小森徳之の「横書片仮名」(自由仮名)がイチ押しです。踊り字(「人々」の「々」のような、繰り返しを表す字)までありますし、濁音や拗音も繋げて書けれて、書きやすそうです。
そのほか
このインターネット時代、新国字以外でも、筆記体になった仮名は見ることができます。
これとかこれとか。
かっこいい!
まとめ
この記事はアドカレ用に書きました。
下調べが少ないので、なんか雑にまとめただけになっちゃいましたが、このテーマで雑にまとめたブログ記事なんて世界でここにしかないと思います。このジャンルではきっと1位の情報量です!()
Top comments (1)
これから書く日本語全部横書き仮名にします。