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Jonoto'(ヨノトー語)解説

こんちくは。OH!藝斗です。今回はAdC18日目を担当させていただくことになりました!個人的にはやっぱりAdCに参加して自分がコンランガーであることを改めて実感します。
そんな日に相応しいであろう言語の紹介をしていきます。


みなさんはこの記事を覚えていますでしょうか。https://migdal.jp/ohkate/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%AA%9E-ii-%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%AA%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B-5676
私が以前に書いたケーベル語2を作りたいという記事です。ここで見ていただきたいのがその時のケーベル語の単語です。

ケーベル語に本格的に取り組み始めてから早くも100日が経とうとしています。この記事を書いている今この時点で単語数は900単語を超えており、…

このときから単語が倍以上に増えたにもかかわらずまだ作られていなかったという話です。ようやく作るに至れました。

設定

設定は今回は少なめで行きます。今回は言語創作オンリーでいくことで質の向上を目指すためです。今回も天界関連の言語であるという設定は変えずに進めていこうと思います。


音韻

母音

前舌 中舌 後舌
狭母音 i u
半狭母音 o
中央母音 e(ə)
半広母音 è(ε)
広母音 a

r音化

VrC…と表記された場合、はそのVがR音化します。例えば、verli'dの場合は/vɚliːd/となります。

子音

両唇音 唇歯音 歯茎音 後部歯茎音 硬口蓋音 軟口蓋音 声門音
鼻音 m n ɲ ng(ŋ)
破裂音 p/b t/d c k/g
摩擦音 f/v s/z si(ʃ)/zi(ʒ) x h
接近音 w(ʋ) j
ふるえ音 r
側面接近音 l

尚、ラテン文字で表記し、転換できる発音をIPAに従い読むと発音できます。つまり、文字は発音通りです。

アクセント

長短アクセントを採用しています。Vに'(シングルクォーテーション)を置くとVに長音を伴わせることが出来ます。ヨノトー語において長と短は対立していますが、語彙的にそれは存在し得ません。あくまで参考程度です。
またr音性と長音は同じではないので注意して下さい。


文法

品詞

ヨノトー語の品詞は主に5個あります。

名詞
  • 普通名詞
  • 固有名詞
動詞
普通詞
  • 形容詞
  • 附属詞
特殊詞
呼詞
名詞

普通の名詞です。活用はありません。固有名詞とそれ以外の普通名詞に分類されます。そのため、代名詞であろうと数詞であろうとそれは普通名詞です。

動詞

普通の動詞です。活用はありません。

普通詞

日本語の形容詞・形容動詞・副詞・連体詞を司る品詞です。活用はありません。目的語として単独で成立するかによって形容詞と附属詞に分類できます。単独で成立できれば形容詞です。附属詞単独目的語成立の方法は後述の通りです。

特殊詞

日本語にはない、文型を司る品詞です。活用はありません。過去形をはじめとしたさまざまな文型にすることができます。

呼詞

日本語の感動詞にあたる品詞です。活用はありません。

代名詞

代名詞は以下のような構成です。

人称代名詞
人称単数 人称複数
1 zon zè'n
2 jon jè'n
3 ton tè'n
指示代名詞
単数 複数
zos zè's
jos jè's
tos tè's
近遠 zios ziè's

※尚、近遠はどこか分からない場所のものに使える。

文法(本質)

(単語数不足により今回は一部機能語を除きケーベル語の語彙を用います)
VSOの孤立語です。

コピュラ文

  • 私はりんごを食べる。 Woor zon cham. コピュラ文はケーベル語の文法と何も変わりません。というかそこまでこの言語自体文法は大量の変化ではありません。

ケーベル語との変更箇所を全て示した文

  • 私は昨日りんごを千川でフォークであなたの父に食べさせた。
ヨノトー語の皮を被っただけの文章

Ang èze woor zon cham jon balle Sen-ngawa vogle dunshy.

ケーベル語文章

Ang woorish zon cham yoll balle hal Sengawa hath vogle noshy.
実は先程の文章で今回のヨノトー語の文法とケーベル語の文法の相違点を説明できます。

1:過去詞の特殊詞化
ケーベル語では過去詞という過去形の変形を別品詞にする胸糞品詞が存在し、他の文型は特殊詞化に対応していたのに対しここだけされていないというケーベル語の謎要素の一つでした。ヨノトー語ではそれをアップデートし、過去詞も特殊詞に統合しました。

2.補助詞の廃止
とんでもなく昔のケーベル語は補助詞が結構ある半助詞言語でした。そこからいくつかは廃止されましたが、まだ多く残っていました。そこで今回は完全に廃止し語順頼りにしました。なお、ヨノトー語では目的語に以下の語順を採用しています。

対格部-与格部-属格部-具格部-時間部

これをもとに組み合わせ続けて下さい。


皆様方に謝罪したいのはケーベル語の文法書がまともに出来ていないことです。ケーベル語との相違点を説明しているのにケーベル語が分からなければ本末転倒です。というわけで今年中の文法書の公開にご期待ください。
それではサヨウナラ
ケーベル語辞書(造語依頼募集中!!!)
https://zpdic.ziphil.com/dictionary/3534
ヨノトー語辞書(造語依頼募集中!!!)
https://zpdic.ziphil.com/dictionary/6058

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