私が現在開発中の言語について、今のところ決まっているところをまとめたいと思います。
コンセプト
Filas(仮称)は、私が24年冬ぐらいから構想を始めている人工言語です。私の好きな自然言語の特徴を集めて、完全に自分好みな言語を作ろうというコンセプトのもと構想しています。
文字と音素
独自文字の開発を考えてはいますが、今のところローマ字での表記を用います。
母音は a[a],i[i],u[u],e[e],o[o]の5種です。
子音はp[p],b[b],t[t],d[d],k[k],g[ɡ],s[s],z[z],c[t͡s],ç[tʃ],š[ʃ],y[ʎ],ž[ʒ],r[ʁ],l[l]w[w],f[f],v[v],n[n],m[m],q[kw],h[h]の22種ですが、基本的にローマ字読みをすれば許容されます。c,ç,š,ž,rの発音に気をつければ大丈夫です。
基本的な構造
・語順
語順は基本的にSVOですが、助詞による格標識が厳格なので自由です。強調したいことがらを前に出すようにします。
・品詞
名詞、動詞、修飾詞、詠嘆詞、役割詞の5種です。様々なな接頭辞や接尾辞をつけることによって意味を付与できます。ただし、接尾辞の直前が母音だった場合は接尾辞の直前にlをつけます(緩衝のl)。
名詞は主語・目的語・補語になることができ、直前の役割詞がその標識を示します。複数形-ez,全数形-yul、双数形-elamの3種を作ることができます。
例:
çrank(猫)
çrankez(猫たち)
çrankyul(猫の群れ)
çrankelam(一対の猫、つがいの猫)
動詞は述語になることができます。テンス・アスペクト、人称を示す接頭辞や接尾辞を付与することができます。(Na-,Ve-,-as,-ilなど)
例:
mon(食べる)
glaid(移動する)
wilag(飲む)
vemon(食べた)
glaidassi(向かっている)
Nawilaglalas(私は飲み終わってしまうだろう)
修飾詞は副詞・形容詞のような役割を請け負い、述語になることができます。語幹に-alがつくなら形容詞、-ukがつくなら副詞です。
例:
teval(赤い)
hauk(綺麗に)
また、修飾詞のスコープは基本的に直後に来た語にかかる。
例:
Cek firuk hauk mon.(彼はとても綺麗に食べる。)
Cek hauk firuk mon.(彼は綺麗にたくさん食べる。)
ちなみに、-al,-ukを名詞につければ「〜のよう」と言えます。
例:
mašianal(花のよう)
liapuk(水のように)
補足:名詞化された修飾詞・動詞は無標の時は基本的に主格扱いなので、主題と同格になる。
役割詞は機能語の役割を持ちます。格標識や接続詞、極性を示す語の役割など多彩です。
例→ka(対格,〜を),yi(与格,〜に)
詠嘆詞は、文法的文脈から外れた呼びかけや感動を示す語群です。
格について
無標の名詞は主格となり、文の主題・動作主・形容される対象を指します。
例:
Lut çrank.(これは猫だ。)
→この場合、Lut(これ)とçrank(猫)がともに主格、つまり同格の関係になるので、これ=猫という文章になります。
その他、対格・与格・使役格・被格・起格・具格・時格・属格・処格があります。これらについての説明は、長い上にまだ決まっていないことも多いので割愛します。
補足:今後の構想で、起格以降は統廃合を受ける可能性がかなり高い。
文のしくみ
平叙文は、主語と述語で構成されます。
例:
Çrank mon ka šupul.(猫がりんごを食べる。) Šupul teves.(りんごは赤い。)
否定したいときは、否定の役割語plaを否定したい品詞の直前につけます。ただし、否定のポインタは直後の要素のみです。
例:
Pla naglaidas.(行くつもりはないです。)
Lut pla šupul(これはりんごではない。)
Efilaek ka mašian, pla yi fil.(彼女は花を作っている、あなたのためではないが。)
疑問文は3種あります。
まず、はい(Yank)/いいえ(Zik)で答えられる疑問には疑問の役割詞žleを用います。
例:
Žle mon çrank ka šupul?(猫ってりんご食べるっけ?)
Fil vemonsi ka pikaf žle?(君はみかんを食べていた、そうだね?
→ Yank, vemonsilas ka pikaf.(はい、みかんを食べていました。)
→Zik, cek vemonsi ka pikaf.(いいえ、みかんを食べていたのは彼です。)
程度を問う疑問形は、疑問の役割詞を形容詞形žlelas・副詞形žlelukに変形させて、修飾詞のように用いて使います。
例:
Žleluk vemonek ka pikaf?(彼はみかんをどのように食べた?)
→ Hauk vemonek.(綺麗に食べていましたよ。)
「何か」を聞く場合(場所、もの、時など)は疑問の役割詞žusuteを用いる。
例:
Fil vemon ka žusute?(あなたは何を食べていたの?)
補足:正確には、疑問の役割詞は名詞の役割を持つ。格の標識を受けることによって、その格の役割を果たしていたのは何か、を問う。
Žusute naglaid ka cakar?(誰が学校に行くの?)
まとめ・今後の課題
以上の内容が、今のところ決まっている基本的な内容です。
法(mood)・態(voice)・格についてはまだ決定しない事項も多いため、今後はその辺りを詰めていくことになりそうです。
また、語彙の数もかなり少ないので、もうちょっと頑張って造語していこうと思います。
それでは、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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