行為や変化を行うのは誰かを接辞を用いて表したい。
行為や変化は必ず誰か実施する存在がある。
その存在と主語との関わりを表すものを用意しよう。
一番、有名なものは主語は「影響を与える」存在か「影響を受ける」存在かの違いだろう。これ等は其々能動態と受動態と言う。
ようは、能動態は主語が影響を他に与える事を表し、受動態は主語が影響を他から受ける事を表す。
他には、影響を与える事と受ける事両方を一度に介する場合もある。これは交互態と呼ばれる。
また、影響の譲受を第三者に譲る場合もある。例えば、親が子供にお使いを頼む場合の親が主語の場合だ。これに依頼態という名を与えよう。
依頼態によって影響の譲受を受け止める事になったその存在から見ると、それは受動態や能動態となる。
今回出た「態」の種類は以下の様になる。
①《能動態》
主語は他に影響を与える立場にある事を表す。
②《受動態》
主語は他から影響を受ける立場にある事を表す。
③《交互態》
主語は交互に影響を譲受する立場にある事を表す。
④《依頼態》
主語は第三のものに影響を譲受する立場にある事を表す。
Top comments (3)
依頼態は、日本語で使役形に該当するものですか?
使役(~させる)よりかは依頼(~ほしい)が近いかもしれません。
依頼態は自分自身は何ら影響を与える事も受ける事もなくその影響を第三者へと受け流すだけの態ですので責任逃れの文でも登場します。
例えば、問い詰められて反論する際に「俺は何もしてない!」という文章で登場します。
他にも、病気の農家さんが近所の人に「作物の収穫をお願いします。」と言う時にも使われます。