Red_Camellia52です。
出題者も言語を作らねば無礼というものと思ったので作りました。
講評してね
序章
テーマは「無」ということで、「まぁ数学だろ」という思考の下作りました。
名前は「Ðésexister語」です。発音は[de.zɛ.ɡzi.ste]です。
VSO語順、後置修飾です。
事前知識
この言語を理解するうえで必須の情報を記します。
解集合
解集合とは、「ある条件を満たす値を集めた集合」といえます。
例を出すと、 という条件を満たす解 は の2つのため、解集合は となります。
空集合
集合に属する値を「要素」といいますが、この要素がない集合を「空集合」と呼びます。
空集合は と表します。
解説
この言語では、文章を方程式としてとらえます。
例えば、「私は無を構築する」という例文で考えてみましょう。
これは「私が構築するものは無である」というコピュラ文に言い換えられます。擬似分裂文というやつですね。
ここで、 、 、としたとき、 という方程式にできます。
そこで、 、 としてみましょう。ただしここでは、私は無を構築しないものとします。
この時、方程式 を考えたとき、仮定より となり、方程式は解なしとなります。したがって解集合 となります。解が存在しない=解集合の要素がない。からです。
さて、ここで、「林檎は梨である」という文で、 としてみましょう。無論、林檎は梨ではないから、 となります。
この時、前述と同じように解集合 となります。
つまり、 です。聡明な読者ならお気づきかと思いますが、同じものとなります。
言い換えると、 となります。
つまり解集合が同じなんだから、元の方程式も同値になります。
従って、「私が構築するものは無である」という文と「林檎は梨である」という文は、同じことを言っている。となるのが、この言語です。
日本語で言うと、「窓を開けてください」と「窓を開けれますか?」という文章が、大体同じ意味を示す。というようなものです。
どこに「無」があるの?
文の同値関係を示すために、「空集合」という名の無を使用しました。
例文
bonrci maicole:猫は空を飛ぶ
painture maicole grantit:猫は本を読む
solevre grantit maicole:本は猫と結婚する
bonrci[bɔ̃ʁsi]:空を飛ぶ
maicole[mɛkɔl]:猫
painture[pɛ̃tyʁ]:読む
grantit[ɡʁɑ̃ti]:本
solevre[sɔlɛvʁ]:~と結婚する
この3つの文章は、すべて同じことを言っています。
猫は本を読むし空を飛ぶ?知りませんそんな現実
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終章
我ながらいいお題で、超絶難しいお題だな。と思いました。
なかなかいい作品ができたと思います。
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