これは語学・言語学・言語創作 Advent Calendar 2022の18日目の記事です。
みなさん、こんにちは。
お久しぶりです。最近は言語創作にあまり手を付けられていない状況ですが、代わりに開発しているものがあります。それが今回、ご紹介する開発中の辞書アプリ「Otamajakushi Bookshelf」です。
コンセプト
「手軽に開発、便利な検索」をコンセプトに、高機能で、開発者にとっても閲覧者にとっても使いやすい辞書アプリを目指しています。
願わくばオフラインで動くデスクトップアプリにおいて、「ZpDIC Online」のような立ち位置に来れたらいいなと思っています。
「僕の考えた最強の辞書形式」を支えたい
Otamajakushi Bookshelfの目玉は拡張機能が作りやすい構造になっていることです。Otamanakushi Bookshelfは、OTM-JSONに限らず、任意の形式ファイルに対応することができるポテンシャルがあります。
今までは、特定のものに特化した独自形式だったり、既存の弱点を克服したよりよい辞書形式だったり、いわゆる「僕の考えた最強の辞書形式」を思いついて提案しても、それが実用的になることはほとんどありませんでした。というのも、提案された形式に対応した辞書アプリを誰かが開発しなければ、実用的にはならないからです。
提案者は必ずしもプログラミングができるとは限らず、かといって普及するかも分からない辞書形式に対応した辞書アプリを開発してくれる親切なエンジニアは数少ないです。
そこで、Otamanakushi Bookshelfでは拡張機能として辞書形式の読み込みと書き込み部分を実装さえすれば、最低限動作するように設計しました。
デザインを自分の好きにしたい
Otamajakushi Bookshelfには今のところ二つのカスタマイズ可能なスタイルがあります。
スタイルテーマ
辞書アプリのUIをTailwindで変更できます。インストール時にはデフォルトテーマ、ライトテーマ、ダークテーマの3つがあります。
👇ダークテーマ
暗い部屋でもダークテーマで開発することができます。
レイアウトビルダー
Otamajakushi Bookshelfは、辞書のレイアウトを拡張機能で開発できるように設計しています。別のレイアウトビルダーを作れば、同じOTM-JSON形式でも、別の表示方法にすることができます。
将来の展望
実は今も開発途中で、実際にはまだ拡張機能を組み込むことができないのですが、将来的には組み込めるように現在開発を進めております。
少なくとも次の語語語AdCまでには、Version 1.0が出せるように頑張ります!
それではまた~
(明日の担当は佐藤さんです。辞書形式とコーパス、どちらの話になるか楽しみですね)
Oldest comments (3)
これは楽しみです!
将来的には ZpDIC Online と連携して、ワンクリックでオンラインに公開とかできたら楽しいですね。
すばらしいですね。
素晴らしいとおもいます。