共時的な解釈
「AはBのものだ」と言いたいときは、動詞 "yeːgl" を用いてA B yeːglと表現する。Bが彼、ないし彼女である場合はBは省略する。
また「私のものだ」、「あなたのものだ」は"ne yeːgl", "ku yeːgl"を省略して"n'yeːgl", "k'oːgl"と表現する。
通時的な解釈
動詞、yeːglは代名詞が内包されている動詞であり、i(3人称代名詞)+ot(属格語尾)+l(動詞化語尾)に相当する。(<*qi-əd-li)
3人称以外の代名詞を内包した形も存在し、1人称のneːgl(=ne+ot+l)、2人称のkoːgl(=ko+ot+l)がそれに相当する。
しかし、neːglは後に3人称形のyeːglに影響されてnyeːglという形態を獲得した。
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