架空の文化と言語を設定して、そこで使われている挨拶を3つ程度作成して紹介してください。お題
紹介には、以下のような内容が含まれるようにしてください。
設定
昨今の世界情勢はやたらと、物事を不適切として規制・弾圧する傾向にあります思想が強い。この言語の舞台となる国家においても例外ではなく、特にセクハラ・パワハラを始めとしたハラスメントが問題視されています。男性が女性をなれなれしく褒めたりして怒られるのはありがちですが、ついにその規制の手は男女の別なく「挨拶すること」の禁止へと及びました。ということでこの国では会ったり別れたりするときに主観的なことを言うのは違法となります。
しかし挨拶というのは人間関係の潤滑油、何かしらの決まり文句がほしいということで客観的な事実を挨拶とした定型句が発展することとなりました。
ちなみに比喩を使用するのも感情を込めてしまう可能性があるので禁止されています。夏目漱石の情緒ある「月が綺麗ですね」もダメ、ということです。
挨拶
こんにちは — Tev a sini.
直訳は「空が青い」です。昼時の晴れならまあ例外なく空は青いので、挨拶として使うのに便利です。
ただし裏を返せば昼以外や曇りの場合は青くは見えないわけです。夕方は sini (“青い”) の部分を fina (“赤い”)、夜は piya (“暗い”)、曇りの際は否定文にして tev ila 〜. などとするのが一般的です。
- Tev a sini
- 空 COP 青い
- 空が青い
さようなら — Tal yokit oyak.
別れの時に使用する挨拶で、直訳は「ここにはまだ人がいます」です。「人がいなくなるでしょう」と言いたいのですが、「でしょう」は推量の意味を含み主観的なので避けられています。
- Ta-l yoki-t oyak
- これ-LOC 人-PL 存在する
- ここにはまだ人がいます
すみませんでした — Min litekiz!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分のハラスメントを誰かに指摘されてしまったときに(相手に)発する言葉です。このような状況になってしまったらもう逃れることはできません。思いっきり感情を込めて絶叫しましょう。
- Min li-teki-z
- 1SG NEG-する-PAST
- 私はしていない
追記:発音は日本語のローマ字の通りです。yoki は「ヨキ」と読んでください。
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